「Thor:Ragnarok」第一弾予告編分析


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久しぶりの投稿となってしまいましたが、先日公開された映画「ソー:ラグナロク」の予告編がなかなか素晴らしかったので分析してみました。

※分析という性質上、予想などが当たってしまうとネタバレに近いことになり得るので、その辺りはご注意ください。


【映画概要】

・「マイティ・ソー」シリーズの第3弾。時系列としてはおそらく「マイティ・ソー:ダークワールド」→「ドクター・ストレンジ」「シビル・ウォー」→本作、といった流れになっているようです。
・「シビル・ウォー」に登場しなかったソーはその時期いったい何をしていたのか?という問いに対する答えが描かれます。
・監督はタイカ・ワイティティ。「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」などで知られています。ソーは単独キャラのシリーズとしては唯一、3作とも監督が異なるという形になりましたね。
・ベースとなっているコミックエピソードはタイトルまんまの「ラグナロク」、宇宙に追放されたハルクが惑星サカーを舞台に剣闘士となる「プラネットハルク」だと思われます。
・「コメディ路線になっている」という前情報があり、前2作さらには他のMCU作品もほぼ無視して製作が進められたという不安な情報もありましたが、予告編を見る限りではコミックの設定を活かしつつこれまで中途半端だったソーのパワフルな世界観を思い切って描けているようで、個人的には良い舵きりになっていると思います。



【予告編動画】


予告編で全面的に使用されている音楽はレッド・ツェッペリンの「移民の歌(Immigrant Song)」ですね。この曲は北欧神話を信仰していたヴァイキングのことを歌ったものだと言われており、同じく北欧神話をベースにしたソーの世界観にはマッチしていると思います。



【分析】


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鎖を巻かれ、身動きが取れなくなっているソー。地獄のようなロケーションなので、悪役のヘラが統治しているヘル、もしくはニフルヘイムかと思われます。

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ヘラ。片手でムジョルニアを止めるばかりか、握り潰して粉々にしています。これまでのヴィランとは一線を画すパワーを持っているようですね。アスガルドも壊滅状態に陥れるようです。印象的なトゲトゲのヘルメットをちゃんと被っています。もちろんケイト・ブランシェットの顔を写すために被っていないシーンもありますが、このようにコミックのキャラデザインを尊重しつつ俳優の個性もちゃんと出しているのは偉いですね。


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一見スター・ウォーズかと思うようなキャラデザインや飛行船ですね。MCUの中では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に似たビジュアルです。特に今回は宇宙を舞台にしているだけに作品間のリンクもし易そうなので小ネタが面白そうです。


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ヴァルキリー。コミックではアスガルドの戦士。コミックのイメージ同様、ペガサスのアラゴルンに乗って剣(ドラゴンファング)を構えているシーンが確認できます。コミックでは邪悪な女神エンチャントレスとの因縁で知られますが、映画で対峙しているのはヘラのようです。どうやら映画版のヘラはエンチャントレスと設定が混ぜ合わされているようですね。サカーらしき惑星では顔に白いペイントをしていますが、ソーやハルクにもペイントが確認できるのでこれはサカーにおける身分証的な意味合いがあるのかもしれませんね。個人的な推測としては、かつてヘラと戦ったヴァルキリーは敗北し、サカーに追放されたあと闘技場の戦士を集める仕事をしているのではないかと思っています。ソーに接触しているのも何か理由がありそうですね。


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グランドマスター。コミックでは超種族エルダーズ・オブ・ユニバースの一員。同じくエルダーズのメンバー、コレクターとは兄弟的な関係にあります。コレクターには収集癖がありますがグランドマスターはゲーム愛好家であり、今回の映画でソーが闘技場でハルクと戦う羽目になるのもそのゲームの一貫と思われます。


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ヘイムダル。アスガルドが壊滅し、彼もどこかの惑星に追放?されているようです。髪型や服装がこれまでと変わっていますね。


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スカージ・ザ・エクスキューショナー。コミックではアスガルドの戦士ですが、映画版では悪役サイドのキャラとなっているそうです。(コミックでも女神エンチャントレスに翻弄されていることがあったので、前述のとおりヘラとエンチャントレスの設定が混ざっていると考えると合点がいきそうです)


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ロキ。ヘルメットではなく額当てを付けているあたり、コミックで若い姿に転生した時のイメージに似ていますね。今回の映画でも騒動を引き起こすそうで、ソーと共に地球を訪れるシーンもあるそうです。


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短髪になったソー。ムジョルニアを失い、代わりに武器は棍棒、盾、剣を使用しています。コミックでのソーはハンマー以外にもあらゆる武器の扱いに精通した戦闘のプロなので、今回のこの展開はコミック設定に忠実と言えますね。ヘルメットは1作目の戴冠式以来の着用となっており、ファンとしてはコミックでのソーのイメージを思い起こさせるので嬉しいですよね。


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ハルク。なぜかソー同様囚われており、闘技に参加させられています。鎧やハンマー、斧などを装備している姿が新鮮ですが、ソーと激突するシーンではすでに武器がどこかにいってしまっていますね。やはり素手で戦うのが好きなのでしょうか。前情報によると、この闘技場ではハルクが最強の戦士として君臨しているそうで、王様のように振舞っているとか。



…今回の予告編ではオーディン、シフ、ウォリアーズ・スリーの姿は確認できませんでしたね。残念ながらジェーン・フォスターなど地球人はほぼ登場しませんが、ドクター・ストレンジは何らかの役割で登場することが明らかになっています。
全米公開は11月3日です、一説によると日本公開も同時期予定のようです。せめて年内には公開してほしいですね。



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「スパイダーマン:ホームカミング」第1弾予告編分析


「スパイダーマン:ホームカミング」第1弾予告編分析

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 かなり長らく更新ストップしておりましたが、今回久しぶりの投稿という事で「スパイダーマン:ホームカミング」の第一弾予告編分析です。



【予告編】

・アメリカ版。非公式ですが日本語字幕付き。(日本公式版は国際版を基にしていますが個人的にアメリカ版の方が好きなのでアメリカ版を貼ります)
・予告編で流れている曲はMGMTの“Time to Pretend”です。





【分析】

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スパイダースーツのデザインは「シビルウォー」版とほぼ変わりません。胸のクモマークが立体的になっているなど、一部が若干変わっているだけですね。


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ピーター・パーカー:スパイダーマン(トム・ホランド)(右)。
本作での彼は15歳の高校生という設定になっています。

ネッド・リーズ?(ジェイソン・バタロン)(左)
・映画ではピーターの高校の友達という設定になっている模様。
・予告編の時点でスパイダーマン=ピーターという秘密を知ってしまっており、ピーターの活動のアシスタントを務める予感。
・映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する超兵器デススター状の物体をレゴブロックで作っていることから、SWオタクだと思われます。
・コミックではデイリー・ビューグルの記者(白人)で、三代目ホブゴブリンになってしまうキャラ。



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リズ・アレン?(ローラ・ハリアー) 右
・予告編を見る限りでは本作のメインヒロインになる様子。
・コミックでは白人で、ピーターの高校の同級生。ピーターがデイリー・ビューグル秘書のベティ・ブラントと付き合っていたときに三角関係になったことがあります。後にハリー・オズボーンと結婚して息子のノーミーを産みますが、あるエピソードで色んな設定が“無かったこと”になったため現在の設定ではハリーと結婚していません。

ベティ・ブラント?グウェン・ステイシー?(アンゴーリー・ライス)
・金髪に黒のヘアバンド(アメリカではカチューシャとはいわない)の特徴的外見からしてグウェンに見えますが、前情報ではベティということになっています。しかしベティといえば上記の通りデイリー・ビューグルの秘書なので、よく分からない設定変更がなされている模様。グウェンは「アメスパ」シリーズでのメインヒロインの印象が強かっただけに名前だけ変えたのでしょうか?しかし特徴的なルックスを備え付けてしまっているのであまり意味ないと思いますが…。しかもビューグル社が出てきたときにベティを登場させられないという問題もあるので、どうするつもりなのでしょうか。
・ヒロインたちの正確なキャラクター情報がリリースされていないのでまだ何とも。


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ゼンデイヤが演じるミシェル。前情報ではメリージェーン役なのではないかと噂されていましたが、ゼンデイヤ自身は否定しています。確かに予告編での見た目的にもMJっぽくはないですね。


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トニー・スターク登場。このシーンが「シビルウォー」の前なのか後なのか分かりませんが、相変わらずの“トニー節”で安心しました。


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胸のクモマークを押すことでスーツの質感が変わり、ぴっちりしているものが解けて着脱しやすくなっているみたいです。


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ハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)も再登場。


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初期のコミックで描かれていた、両脇に広がるクモの巣状の膜が登場。映画では初の装備ですね。これによってグライダーの原理で短時間の滑空を可能にしているようです。空飛ぶ敵が相手なだけにこれは有効かもしれませんね。


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ドナルド・グローバー(左)とローガン・マーシャル・グリーン(と思われるがヒゲが凄くて判別しづらい)が演じている謎キャラ。二人ともキャスティングは公表されていますが演じるキャラ名は明かされていません。ドナルド・グローバーはかねてからファンによってマイルズ・モラレス版スパイダーマン役に推されていた俳優ですが、残念ながらその役ではなさそうです。ローガン・マーシャル・グリーンは映画「プロメテウス」などで知られていますが、格好からしてそれほど扱いは大きくなさそうです。ただしウルトロンの腕と思わしき武器を使っているのは興味深いですね。


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自作コスチュームで活動する姿も描かれる模様。ということは本作の時系列としては「シビルウォー」での出来事を途中に挟むような展開になりそうです。



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・ヴァルチャー:エイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)
・本作のメインヴィラン。
・映画ではヘリキャリアに似たローター駆動の翼を装備しており、飛行が可能。脚には鋭利な鉤爪が付いた外骨格状アーマーが確認できます。腕にもそれらしきものがありますが映像が暗いのでよく分かりません。ハズブロ社製のアクションフィギュアの写真によると腕に装飾は見受けられませんが、ハズブロは初期の映画資料を基にフィギュアづくりを進めてしまうことがあり、必ずしも完成版の劇中デザインを立体化できているわけではないので何とも言えません。
・頭は戦闘機のパイロットなどが着用するヘルメットに似たものを被っており、高速飛行での呼吸を確保するためか吸気ホースも付いていますね。首には羽毛のようなモフモフがあり、コミックのイメージを彷彿とさせています。
・コミックでは自ら発明した飛行装置を着込んで悪事を働く老人キャラで、肉体面の弱さをカバーするために電気的な刺激によって筋力を強化しています。
・ちなみに、ヴァルチャーVultureとはハゲワシ等の猛禽類のことを指します。



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メイ叔母さん。若い若いと言われていますが、コミックでのベン叔父さんはピーターの父リチャードの兄なので年齢は高いのは確かですが、ピーターが劇中で15歳ということを考えるとリチャードが生きていれば45歳くらい、ベン叔父さんが50歳くらいでもおかしくはないので、その妻のメイ叔母さんが50歳という設定でも別に若くはないです(演じるマリサ・トメイは64年生まれ)。ただし、見た目は確かに若いですよね。


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「スパイダーマン2」(2004)での列車を止めるシーンを彷彿とさせるシーン。


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アイアンマン(マーク46?)と。スパイダーマンがMCU入りしたと実感できるシーンです。


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ショッカー:ヘルマン・シュルツ(ボキーム・ウッドバイン)
・予告編では国際版にのみ登場。
・コミックでは両腕に振動衝撃波を発する装置を備えた悪党。装置の反動を軽減するために防護スーツを着ていますが、これは外部からの物理的攻撃にも有効なアーマーとなっています。白人。名前からして明らかに典型的ドイツ系のイメージですが今回の映画では黒人俳優が演じています。
・映画でもコミック通りの外見(コスチューム)で登場する予定。



以上となります。

 サム・ライミ監督版三部作のような明るい雰囲気とアメスパ版のようなピーターの若者らしさが感じられる映画に仕上がっていそうで非常に楽しみですね。
 悪役のヴァルチャーはコミックのようなユーモラスさはないですが、MCUの現実に根ざしたような機能的デザインで好感が持てました。
 ただしキャスティングについては黒人俳優をやたら多く起用し、コミックキャラであっても名前だけ拝借して設定は映画オリジナルという部分も多く見受けられ、原作コミックファンとして不満があるのも確かです。過去の2シリーズでのキャライメージが強いので新しさを出したいのは分かりますが、やはりアメコミ映画という枠組みである以上設定はできるだけコミック準拠にしてもらいたいです。
 とはいえ、スパイダーマンとアイアンマンをはじめとするアベンジャーズキャラとの掛け合いがあるのはかなり新鮮味がありますし、世界観の広がりもMCUの拡大に合わせられるわけなので、今後のシリーズ展開が楽しみになってきました。一応はやくも続編の企画があがっていますし、人気悪役ヴェノムの単独作も企画されているようです。
まずは「~ホームカミング」の大ヒットを願うばかりですが、将来的には思わぬ広がりを見せてくれるのではないかと期待しています。
日本公開は8月11日(金・祝)です。

「デッドプール」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む


「デッドプール」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む

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この記事は映画「デッドプール」のネタバレ解説です。
解説とはいえ、一人のファンとしてコミックのエピソードやキャラ設定を紹介し、劇中の描写に対する個人的な解釈&予想を書いているだけなので、内容が必ずしも正確とは限らない場合があるのでご了承ください。

記事内容の性質上ネタバレのオンパレードなので、映画を未見の方はご注意ください。



【映画概要】

・本作の企画は少なくとも「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009年)の時から具体的に検討されていたが、様々な事情で凍結状態になっていた。
・本作の直接的な製作決定の決め手になったのは、ティム・ミラーが中心となってライアン・レイノルズと製作したCGのテストフッテージ映像がネットに流出したこと。この映像がネットで話題となり絶大な支持を集めたため、20世紀FOX(X-MENの映画化権利を持っている)が手応えを感じ、ミラー監督とレイノルズ主演のコンビで長編実写映画化のゴーサインを出すに至った。
・アメリカなど主要な国々では2016年2月から公開された。年齢制限がありながら異例のヒットとなり、映画興行の大きなマーケットである中国では過激な内容が災いして上映禁止となっていたにもかかわらず世界興収7億8000万ドルを超えた。
・米国内・世界興収ともに「~フューチャー&パスト」を超えてX-MENシリーズ史上1位(!)、R-15指定の映画としても史上1位の成績である。
・この大ヒットを受け、続編の製作も決まった。





【キャラ紹介】

デッドプール:ウェイド・ウィルソン
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・特殊部隊上がりで、“自分より悪い奴を懲らしめる”といった名目で様々な雇い主の依頼を受け、自由気ままに傭兵として過ごしていた男。
・娼婦のヴァネッサと恋に落ち結婚を決意するが、直後に末期ガンを宣告されて絶望する。
・ハローキティのグッズを愛用している。リップクリームやボストンバッグ、リュックサックなどを所有。(編集のミスなのか故意なのか、大量の武器をボストンバッグに入れて出かけたはずなのにタクシーに乗り込んだ時点でなぜかリュックに変わっている)
・女性であっても悪人ならば容赦なく攻撃する。「ここで女を撃つと差別になるのか、逆に撃たない方が差別になるのか」などと言っていたが、ある意味女性差別に過敏になりすぎている世間の風潮に疑問を投げ掛ける台詞でもある。
・銃で散々撃たれても、頭にナイフを刺されても死ぬことはない。ただし痛みは常人と同じく感じるので、攻撃を食らった際は叫ぶこともある。
・手は切り落としても再生する。しかし瞬時に生えてくるわけではなく切り口から基部ができ、徐々に小さい手が形成されていく。手首から先なら約1日で完全に再生できる模様。
・コミックではメインの人格と複数のサブ人格があり、脳内で人格同士が会話することもあるが今回の映画ではそういった描写はなかった。というか映画でそれをやると観客が混乱する。
・ウェイド=デッドプールはすでに「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場しているが、「X-MEN:フューチャー&パスト」にて1973年以降の歴史を改編した影響で、現代を舞台にした「デッドプール」ではX-MEN ZEROとキャラクター性が異なっている。
・しかし、正確な年代はよく分からないがX-MEN ZEROのウェイドは少なくとも1970年代にはチームXに所属していたので、フューチャー&パストの歴史改変の影響はあまり受けていないようにも思える。
・さらに言えばX-MEN ZEROでのウェイドは人体実験を受ける前から超人的反射神経と身体能力を持つミュータントだったので、あれこれ頭を悩ませて年代を推測しても毎回この事実を思い出す度に全てが引っくり返されるので、年代がどうのこうの悩むのはあまり意味がない。
・個人的には、いっそのことX-MEN ZEROでの全ての出来事をウルヴァリンが曖昧な記憶を基に造り出した“存在したかもしれない過去の1つ”として捉え、メインの時系列や世界から切り離して考えた方がスッキリするような気がする。
・それにしても、「デッドプール」の世界には少なくとも「ロボコップ」や「127時間」などの映画が映画として存在している上にジェームズ・マカヴォイやパトリック・スチュワートといった実在の俳優の名前が出てきたので、ということはつまり「デッドプール」の世界ではこれまでの「X-MEN」映画も単なる“映画”に過ぎないのでは?という気がしなくもない。「デッドプール」がメタ演出を採用した映画であることを考えると、これまでの映画シリーズはただのフィクションで、自分たちの世界には“本物”のX-MENが存在するという設定もあり得る。
・コスチュームは自作である。最初は白いパーカーにベルトを巻き付け顔には布を巻いてサングラスをした姿だったが、服が血だらけになり洗濯に苦労(そんなことよりコインランドリーで堂々と血まみれの服を洗濯していることの方が問題)していたとき、ブラインド・アルから「赤い服を着りゃいいだろ」と助言をもらってからは赤を基調としたコスチュームに変えた。
・マスクはただの布なのに表情に合わせて白目部分が動く。



コロッサス:ピーター・ラスプーチン
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・ミュータントによるヒーローチームX-MENのメンバー。ミュータント能力は自分の身体を生体金属オムニウムに変換し、怪力と耐久力を得るというもの。
・ロシア出身のため、ロシア語訛りの英語を話している。
・巨大な体躯を表現するため、スーツアクターの動きを基にフルCGで描かれている。そのため演じた特定の俳優は存在せず、素顔が分からないよう劇中では常に生体金属化した状態だった。(コミックやこれまでの映画シリーズでは平常時は普通の人間の肌をしている)
・コロッサスはこれまで「X-MEN2」「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「X-MEN:フューチャー&パスト」に登場したが、フューチャー&パストで1973年以降の未来を改変したため、現代が舞台の「デッドプール」の世界ではこれまでのキャラクターとは異なる設定になっている。「X-MEN2」の時点で20~30歳くらいだったので、つまり1973年にはまだ産まれていないので歴史改変によって存在の発生自体が新しく起こったということになる。そのため、演じているのがダニエル・クドモアではなくなっていることにも一応説明がつく。
・金属化していて硬いはずなのに首を絞められて動けなくなるという、よく考えると笑えるギャグを披露した。


ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
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・X-MENの若手訓練生。ゴスっぽいファッションをしているが、インナーとしてX-MENらしい黄色を基調としたコスチュームを着ている。
・爆発エネルギーを放出するというミュータント能力を持っている。
・コミックではテレパス系ミュータントである。


ウィーゼル
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・デッドプールことウェイドの友人。
・劇中の台詞は、演じたTJミラーのアドリブが多くを占めているらしい。
・コミックでは世界有数の知能を持つ人物で、デップーの協力者。しかしその知能を活かしきれていないことも多い。


ドーピンダー
・NYタクシードライバー。インド系。穏和な性格だが、デッドプールの常人離れした発想にも平気で対応し、車内に武器を持ち込まれたり無賃乗車されてもあまり気にせず、デップーに言われた通り本当に恋のライバルを拉致するなど抜けたところがある。
・コミックには登場しない。


ブラインド・アル
・コカインを常用する盲目の黒人老婆。素顔を見られず家賃を折半できる同居人を探していたデッドプールの条件と一致し、一緒に暮らしている。
・口が悪い。
・コミックでは映画と同じくデップーの同居人。


ウルヴァリン
・今回はウルヴァリンというよりは主にヒュー・ジャックマンの写真として登場。People誌の表紙に登場したものをデップーが切り取り、ホッチキスで自分の顔面に貼るというギャグに使われた。
・デップーの台詞にも登場した。


エイジャックス:フランシス・フリーマン
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・人間が潜在的に持つミュータント因子を活性化させ、無理やり能力を覚醒させる血清を使って後天的にミュータントになった人物。強化された身体能力&回復能力と引き換えに感情を失っているらしい。
・演じたエド・スクレインいわく、エイジャックスは自分が悪いことをしているという認識のない“ソシオパス”。
・能力的にはデッドプールと同じ。しかし回復能力はデップーより劣る模様。
・コミックではウェポンXの実験指導者として登場。人体実験でウェイドをいたぶるシーンや本名のフランシスで呼ばれると怒るなど、映画との共通点も多い。後に死亡し、サイボーグとして復活する。


エンジェル・ダスト
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・人体実験によって怪力と耐久力を得ている。
・コミックでは先天的(生まれつき)ミュータントで、能力は体内のアドレナリンをコントロールすることでパワーアップするというもの。モーロックスというはぐれ者ミュータントの集まる地下集団のメンバー。本名クリスティーナ。
・映画ではネガソニックの攻撃を食らって吹き飛ばされたあとどうなったのか不明。
・演じたのは格闘家で女優のジーナ・カラーノ。


ボブ
・エイジャックスの部下である戦闘員の一人。デッドプールの特殊部隊時代の知り合い。旧友のため彼だけはデップーに殺されなかったが、殴られて気絶した。
・コミックでは悪の組織ヒドラの戦闘員。デップーにパシリとして扱われるかわいそうな男。
・映画ではマーベルスタジオとのキャラ権利の関係か、ヒドラのメンバーという設定ではなかった。




【小ネタ】※全部は拾いきれてません

・ウェイドが「緑のコスチュームはやめてくれよ。あとCG合成も」と言うのはライアン・レイノルズが主演しコケたアメコミ映画「グリーンランタン」のことを指した自虐ネタ。
・デッドプールが劇中で主に使用している(ホルスターに入れている)拳銃は、デザートイーグルのマークXIX。
・デッドプールの居所を聞いてきたエイジャックス達にウィーゼルが「『ブレイド2』を見ろよ」と言うのは、「ブレイド3」にライアン・レイノルズが出演しているため。つまり同じ「ブレイド」シリーズでもライアン(デッドプール)は「2」には出ていないので「3」を見たところで見つかりっこないということ。
・デッドプールがタクシーの中で一瞬披露した腕時計は、カートゥーンアニメ「アドベンチャータイム」のキャラグッズ。
・ラストの戦いの舞台となった場所に横たわっていた巨大な船のような物体は、「アベンジャーズ」などに登場する飛行空母ヘリキャリアーに見えなくもない。というかコンセプトとしてはもろにヘリキャリアーである。
・本作の製作決定のキッカケとなったテストフッテージ映像のシーンがほぼそのまま本編に採用されている。(デップーが高架道路に座って落書き~フランシスの部下の車が横転するまでのシークエンス)
・撮影時のデッドプールのマスクには様々な技術が使われている。まず目の部分にはCG合成用のマーキングが付けられており、それを基にCGで目の大きさや動きを加えている。また、目の周りの黒い部分はマグネットで取り外し可能となっており、スタント用に視野を大きくとったもの、暑さ対策のためにメッシュ素材になったものなど複数が用意された。
・映画ではX-MENにスカウトされるのを嫌がっていたが、コミックでのデッドプールは自ら入りたがっている。しかし過激な戦い方が認められず、メンバー入りは許可されていない。
・ヴァネッサはコミックではコピーキャットというコードネームのミュータントで、ミスティークに似た変身能力を持つ。コミックでは能力の発現が遅かったので、もしかすると映画版でも続編で…?
・エイジャックスらとの決戦に向かう際に流れていた曲は、DMXの“X Gon' Give It To Ya”。
・デップーが高架道路で落書きしていたときに流れていた曲は、Salt-N-Pepaの“Shoop”。
・エイジャックスの手下たちが乗っている車内で流れていた曲は、ジュース・ニュートンJuice Newtonの“Angel of the Morning”。





【関連映画作品】

「X-MEN」シリーズ・・・本作のメインシリーズ。突然変異で生まれつき超能力を持ったミュータントたちが人間からの差別に合いながら共存していこうとするX-MENと、力で人間を絶滅させようとテロ活動を行う集団(ブラザーフッド)とに分かれて衝突する話。基本的にシリアスな作風である。
「グリーンランタン」・・・ライアン・レイノルズ主演のアメコミ映画。評判が悪く、今ではネタ扱いにされがち。実験に運ばれるウェイドが「緑のコスチュームはやめてくれ。あとCG合成も!」というのはこの映画のコスチュームのことを指している。
「ロボコップ」シリーズ・・・コロッサスに連れて行かれそうになった時のデップーの台詞の元ネタ
「127時間」・・・劇中の台詞のとおり、腕を切り落とすのは本作のネタバレである。
「96時間」シリーズ・・・ウェイドが「娘を3度もさらわれる映画があるんだぜ。バカな親だよ」という台詞はこの映画シリーズのことを指している。
「マトリックス」シリーズ・・・ウェイドの末期ガンを治せると接触してきた男の格好が本作の悪役エージェント・スミスに似ていることを弄っていた。
「フェリスはある朝突然に」・・・エンドクレジット後の映像・台詞ともにパロディの元ネタになっている。
「アイアンマン」「アイアンマン2」「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」などの「アベンジャーズ」系シリーズ・・・デッドプールの「待ってても黒いアイパッチを着けたサミュエル・L・ジャクソンは出てこない」と言う台詞は主にこの3作での描写を指している。これらの映画ではアイパッチを着けたサミュエル演じるニック・フューリーというキャラがヒーローたちに声をかけ、アベンジャーズというヒーローチームへスカウトするシーンがある。



【良かった点】

・R-15指定(年齢制限付き)作品として制作された。マーベルはこれまで大量の映画を作っておきながら「パニッシャー:ウォーゾーン」(2009年)以外は全てPG指定止まりだったので、妥協しないキャラ表現に踏み切ってくれて良かった。
・デップーの性格や行動理念が意外としっかりしていて、デップーをよく知らない観客でも困惑せずに楽しめるようになっていた。特に本作はオリジン(誕生秘話)なのでしっかりとした土台作りができて大成功だと思う。
・キャラデザインがコミックに忠実。コミック版のデッドプールのコスチュームデザインは時期やアーティストによって微妙に異なるので一定ではないが、ごく一般的なイメージを実写版に落とし込んだ形になっていたので熱心なファンでも満足できるデザインだと思う。また、コロッサスもコミックでは常人をはるかに超える体躯を持つキャラのため、CGキャラにしたのは正解だと思う。


【ちょっと残念な点】

・ウェイドの状態の時からすでにかなりのおしゃべり&ユニークな台詞回しをするので、デッドプールになってからの狂気をあまり感じない(映画的ストーリーテリングとのバランスもあるが…)。
・デッドプールの大好物であるメキシコ料理チミチャンガがほぼ登場しない。
・今回はストーリーの関係上、個人的恨みのために行動しているのでコミックでのイメージである金で雇われる傭兵という側面がほぼない。代わりにウェイド時代に傭兵設定が与えられていたが、やっていることは傭兵というよりは単なる雇われチンピラにしか見えなかった。しかし自らの正義感で(自分勝手に)動くというキャラの根底部分は描かれている。
・低予算なのでどうしてもアクションシーンの迫力が物足りなく感じた。大量の武器を入れたバッグをタクシーの中に忘れるというギャグシーンは実は後付けで、当初の脚本としては派手なドンパチを予定していたらしい。予算を大幅に削られたせいでドンパチシーンの撮影ができなくなったので、あのようなギャグシーンを撮って誤魔化したそう。
・X-MENの主要メンバーが不在なことを「予算(ギャラ)が足りなかったんだろ」というデップーの台詞でいじっていたのは自虐的ギャグで面白いと思ったが、個人的にはそこは単純に「事件が起こったから出動していて不在」という理由付けでもよかったと思う。X-MENがヒーローチームであることのアピールがもっと欲しかった。(そうすることでコロッサスがデップーをX-MENに誘う理由もより分かりやすくなるのでは)




【続編】

・続編の製作が決まっている。ティム・ミラー監督×ライラン・レイノルズ主演のコンビは続投する予定。
・正確な公開日は不明だが、20世紀FOXがリリースしている今後のX-MENシリーズの公開日一覧を見る限りではいくつか候補となる日程が予定されており、そのうちのどれかに決定するのではないかと思う。
・続編にはデッドプールの理解者である“ケーブル”の他、女ミュータントの“ドミノ”の登場が噂されている。
・ケーブルはコミックでは未来から現代にタイムトラベルしてきたサイクロップスの息子で、強力なサイオニック能力を持つがテクノオーガニックウイルス(身体が金属になっていく架空の奇病)に侵されているため主にミュータント能力には頼らず銃火器で武装して戦う戦士。
・ドミノは白い肌をした女ミュータントで、顔に大きな黒い斑模様がある。ミュータント能力は自分には幸運を、敵には不運を与えるというもの。
・デップーが映画のオマケ映像で「ケーブルを演じるのはメル・ギブソンかドルフ・ラングレンかキーラ・ナイトレイか。誰が演じるのか決まってない。」と言っていたが、俳優どころかケーブルが登場すること自体まだ決まっていない。また、この時点では続編の製作も決まっていなかった。
・ちなみにキーラ・ナイトレイは女優なのにケーブル役?と思うかもしれないが、キーラはX-MENとは無関係の映画「ドミノ」に主演したことがあるので、噂に上がっているX-MENのキャラのドミノとの名前の一致をいじったギャグともとれる。ネタとしてはマニアックすぎる気もするが…。




…以上です。
今回も二ヶ月以上遅れての記事投稿となってしまいました…。すみません。
ちなみに「デッドプール」のブルーレイは日本では10月5日発売予定です。

次は「X-MEN:アポカリプス」の記事を書こうと思っています。

「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」鑑賞後の解説:ネタバレ含む


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この記事は映画「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」のネタバレ解説です。
解説とはいえ、一人のファンとしてコミックのエピソードやキャラ設定、劇中の描写に対する個人的な解釈&予想を書いているだけなので、内容が必ずしも正確とは限らない場合があるのでご了承ください。

記事内容の性質上ネタバレのオンパレードなので、映画を未見の方はご注意ください。




【登場キャラ】

アイアンマン:トニー・スターク
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本作では“マーク46”アーマーのみを着用する。複数のタイプが登場しないのはシリーズ初である。
全身の各部に小型のリアクターが付いているが、胸以外のものはマイナスネジの頭のような形をしており、発光しているのはスリットになっている部分のみである。複数のリアクターがアーマーの性能を増幅させているらしい。しかし劇中の描写では特に目新しい機能はない上にパワー的にもこれまでとあまり変わらないように見えた。
現在、トニーはペッパーと距離を置いている。「アイアンマン3」でアーマーをほぼ全て破棄したあとも結局アイアンマンとして活動していたことが原因らしい。
本作で母親との思い出が披露される。トニーが弾きもしないピアノを自宅に置き続けている理由が判明した。



キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース
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・本作冒頭では、AoUのラストで組織したニューアベンジャーズを率いて悪と戦っていた。
・コスチュームは「~ウィンターソルジャー」に登場したストライクスーツに似ているが、細部や配色は異なる。AoUで使っていた磁気で盾を呼び戻す装備は無くなっていた。


ウィンターソルジャー:バッキー・バーンズ
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・「~ウィンターソルジャー」以降、棲みかを転々とする逃亡生活を送っていた。
本作では記憶を取り戻しているが、ある特定の単語の羅列によって暗殺者としての人格が表面に出てくることが判明。
・ウィンターソルジャー時代、トニーの両親の暗殺を実行した。
・実は彼以外にもウィンターソルジャーが5人もいたことが明かされる。



ブラックウィドウ:ナターシャ・ロマノフ
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・本作ではアベンジャーズ存続のため、ソコヴィア協定に賛成する。
・しかしやはりキャップとの友情は厚く、空港でのバトルでは彼やバッキーを逃がすために協力する。
・かつてのミステリアスで無感情なエージェントというイメージから、チームやメンバーのことを考えフォローする包容力を持ったキャラに変化しつつある。



ファルコン:サム・ウィルソン
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・これでMCU作品登場回数4回目となるので結構な出演頻度である。
・本作では機械翼を折り曲げられるようになっており、身体を覆う形にして盾としても使っていた。
・ジェットパック中央部から独立したユニット(ドローン)“レッドウィング”を射出することも可能になっており、情報収集や奇襲などに利用している。
・アイアンマン陣営に敗北後はラフトに収容されていたが、他のヒーロー達と共にキャップの助けを得て脱獄する模様。
・レッドウィングはコミックでは機械ではなく本物の生きた鳥で、テレパシーで鳥とコミュニケーションのとれるファルコンの相棒として活躍する。
・映画版ではリアリティーのためか、機械仕掛けのドローンという設定になっている。



スカーレットウィッチ:ワンダ・マキシモフ
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・ニューアベンジャーズのメンバーとして活動。能力が未知なうえに強力なため、ソコヴィア協定が登場してからは自宅に監禁状態にされる。
・ラゴスでクロスボーンズの起動した爆弾を防ぎきれず被害を出したことに責任を感じていたが、そのわりに空港戦ではやたら車を投げ飛ばしたりしてさらなる被害を出していた。



ホークアイ:クリント・バートン
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・AoUのラストでヒーローを引退していたが、キャップ陣営に加勢するため復帰する。
・自分をかばって死亡したクイックシルバーのこともあり、残されたスカーレットウィッチ=ワンダの保護者的な立ち位置でもある。
・本作ではまた新しいデザインのコスチュームを着ている。今までのものよりさらに射手らしい装備になっている。
・弓は接近戦用に変形できる物を使用。
・コミックでも有名な、“小さくなったアントマンを矢じりに乗せる”というコンビネーション技を披露した。
・後半、アイアンマン陣営に敗北してラフトに収容されてしまうが、後にキャップに助け出してもらった模様。



アントマン(2代目):スコット・ラング
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・自身のソロ映画「アントマン」に引き続き登場。ファルコンと面識があることから、キャップ陣営にスカウトされる。
・本作ではコスチュームデザインが新しくなっている(ハワード・スタークを敵視しているピム博士が対アイアンマン用としてリデザインしたものか…?)。
・縮小能力を逆転させて巨大化する能力を身に付けており、“ジャイアントマン”として大暴れした。
・小さくなったら力が凝縮されるのでパワーアップするという設定だったが、大きくなってもパワーアップしているのはなぜだろうか…。

コミック設定
・コミックでもアントマンはジャイアントマンとして活動していた時期がある。巨大化能力は濫用しすぎると細胞に負荷がかかり一定期間元のサイズに戻れなくなるペナルティがあるので、能力を使いすぎると巨人状態での生活を強いられることになる。
・コミックではアントマンのコスチュームのまま巨大化することはなく、ジャイアントマン用のデザインのコスチュームが別に用意されている。



ウォーマシン:ジェームズ・ローディ・ローズ
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・トニーと考えを同じくし、そもそも軍人として政府寄りの考えを持つローディは協定に賛成する。
・ウォーマシンアーマーの型はマーク3。右胸にAoUのときに倒した量産型ウルトロンの数をマーキングしている。
・空港戦のラストでヴィジョンの放ったビームを誤って食らってしまいリアクターを損傷。そのまま行動不能になり墜落。後遺症として下半身に麻痺が残ってしまった。トニーのサポートを受け、アーマータイプの歩行補助具を付けてリハビリしていた。
・コミックでは一時期サイボーグ化していたこともある。


ヴィジョン
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・アベンジャーズAoUで誕生するも、まだ自分のアイデンティティーを上手く掴めていない様子だった。
・分子密度を変えて物体を透過する能力をさらに使いこなせるようになっており、ホークアイを圧倒したほかジャイアントマンの体勢を崩させるほどの強力な体当たりを披露した。



クロスボーンズ:ブロック・ラムロウ
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・「~ウィンターソルジャー」でSHIELDストライクチームに在籍しつつ実はヒドラの戦闘員だったラムロウだが、「~ウィンターソルジャー」のラストで倒壊するビルに飲み込まれて重傷を負っていた。
・本作では傷を隠すためか戦闘服にフルフェイスマスク姿で登場。仲間を引き連れて生物兵器を盗み出す犯行に及ぶ。
・ブラックウィドウに電撃を食らわされた際、「今の俺にそんなものは効かねぇ」と発言していたことから、なんらかの身体的強化を施されている模様。
・両腕に取り付けたガントレットを使ってキャップと交戦するが敗北、持っていた爆弾を起動させて道連れにしようとするもスカーレットウィッチの念動力で封じ込まれた。しかしスカーレットウィッチが爆風を抑えきれずラムロウごと爆弾を上空に飛ばして被害を減らそうとした結果、近くのビルのフロアが破壊されることになってしまった。ラムロウは死亡したが、周囲を巻き添えにしてしまったヒーローたちはその責任を問われることとなる。

原作設定
・コミックでは主に現代に蘇ったレッドスカルの手下であり、クロスした骨の紋章とドクロマークのマスクを身に着けている大男。
・傭兵であり、ヒドラ党員というわけではない。



ヘルムート・ジモ
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映画設定
・ソコヴィアの軍人。AoUのソコヴィア戦で家族を失い、復讐のためにかつてのウィンターソルジャー計画の情報収集を行ったうえでトニー、キャップ、バッキーを戦わせ、破滅させる陰謀を画策した。
・ラストは逮捕されるが、意味深な発言もしており単なる復讐が目的ではない可能性がある。

コミック設定
バロン・ハインリッヒ・ジーモ=バロン・ジーモとして知られる。映画版とは設定が全く異なる。元は第二次世界大戦中に活動していたナチスのメンバーであり、科学技術を使って超強力な接着剤を開発。しかしその接着剤のせいで被っていた覆面が取れなくなるというアクシデントに見舞われ、紫色の覆面が彼のトレードマークになってしまう。
主にキャップの宿敵であり、大戦中にバッキーを爆殺(知っての通り実は死んでいない)し、キャップを氷漬けにして行動不能にした張本人。戦後はやはり生き残っており、現代では息子(本名:ヘルムート)も登場するなどレッドスカル並みのしつこさでキャップと戦い続けている。



シャロン・カーター
・元SHIELDのエージェント。エージェント13。本作では共同対策本部に所属している。
・スティーブの恋人ペギーの姪だということが判明する。
・キャップたちを陰でサポートする。

エヴェレット・ロス
・対テロ共同対策本部副司令官。ウィーン爆破テロの容疑者としてバッキーを逮捕、捜査の妨害をしたとしてキャップとファルコンの装備を没収する。

サディアス・サンダーボルト・ロス
・映画「インクレディブル・ハルク」以来8年ぶりの再登場。演じているのも「~ハルク」同様ウィリアム・ハート。
・本作ではアメリカ国務長官になっている。
・ソコヴィア協定をアベンジャーズに提示する、ソーやバナー(ハルク)を“歩く核爆弾”と表現するなど、やはり超人に対する屈折した考え方を持ち続けている様子。



ブラックパンサー:ティチャラ
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映画設定
(架空の国)ワカンダの王子/王として登場。
ブラックパンサーのボディスーツはワカンダの戦士を表現したものであるらしい。代々受け継がれていくものという説明があったが、デザインは常に一定なのか受け継いだ人の体格や時代に合わせた素材を使って特注するのかは不明。ティチャラが着ているものはヴィブラニウム製。防弾仕様になっており、大口径の銃弾や爆弾を受けてももろともしない。高所からの着地も可能にするなど、振動を吸収する性質のヴィブラニウムを活かした戦闘服となっている。また、メカニズムは不明だが両手の爪は自動的に収納・展開できるようになっており、刃物としての切れ味は抜群である。戦闘方法としてはもっぱら格闘術のみであり、武器は一切使わない。名前の通りクロヒョウの動きを模した鍛え上げた肉体を駆使したものとなっている。
首から爪先までは柔軟性のあるタイツ風のボディスーツであり、運動性に富む彼のアクションに干渉しないような素材感になっている。首から上のみ硬いヘルメットで防御力を高めているが、着脱は容易。全身に民族模様というかトライバルのようなものが彫られており、よく見ると複雑で立体的な質感となっている。
父で国王のティチャカがテロに遭って死亡してからは王に就任し、一部の者から陛下と呼ばれている。

コミック設定
アフリカの架空の国、ワカンダの王。黒人。ブラックパンサーの名はワカンダ王に与えられる尊称。
漆黒のボディスーツにはワカンダでのみ産出される希少金属ヴィブラニウム製のメッシュスーツが内蔵されており、金属なのに柔軟性があるという設定になっている。機能的には映画版と同じ。コミックではブーツに仕込んだヴィブラニウムの力で足音を完全に消す・壁を登る・水面に浮くことも可能。
肉体的には常人だが、神秘的なハーブの効果によって身体能力を強化している。
武器はほぼ使うことはないが、レーザー発射装置を携帯していることがある。また、コスチュームとしてマントを着けていることもある。
首飾りなどの装飾品はコミックでは金色をしていることが多い。一時期X-MENのストームと結婚していた。
戦闘方法はもっぱら格闘術である。



スパイダーマン:ピーター・パーカー
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映画設定
すでに素人ヒーローとして活動を始めており、世間からある程度の認知を受けている存在(「アントマン」でも言及されていた)。
素人ヒーローとしてのスパイダーコスチュームは赤いパーカーのようなものを着て、黒いゴーグルを付けたもの。
暴走車を止める、ウィンターソルジャーのサイバネティックアームによるパンチを片手で止めるなど、腕力はかなりのものである。
原作コミック同様ウェブ(クモ糸)発射能力はなく、自ら開発したウェブシューターを使ってウェブアクションを行う。
トニーに作ってもらったスパイダースーツにはマスクの目の部分に“絞り”のような機能が付いており、ピーターが発言していた通りあえて視界を悪くすることで感覚を研ぎ澄ませることができるようになっている(と思われる)。もしくはなんらかの視覚的補助が付いているのかもしれない?(アイアンマンのHUD的な)。
本作ではオリジン(誕生秘話)は語られなかった。MCUの方針としてはすでによく知られたスパイダーマンのオリジンはあえて描かず、最初からスパイダーパワーを持ち、その力の責任感も備えた15歳の少年として設定している。
2017年7月には単独主演映画「スパイダーマン:ホームカミング(原題)」が全米・日本公開決定。キャストはトム・ホランドの他、引き続きロバート・ダウニーJr.がトニー役として登場するなどクロスオーバーの強みを活かした内容になりそうな予感。監督はジョン・ワッツ。

コミック設定
特殊なクモに噛まれた高校生が超人的な能力を得たことで“力の責任”を学んでいくヒーローもの。ファンの人気が高く、同時に複数のコミックシリーズを展開されるなど多忙なキャラ。大規模クロスオーバーエピソードではたいていキーマンとなる役割を与えられることが多い。30~40歳代くらいの大人のヒーローが多い中、若者で冗談好き、他のヒーロー達と絡ませやすいというキャラ性質上、登場頻度は高め。
映画「スパイダーマン」(02~07年)3部作の大ヒットによってコミックファン以外にも広く認知される存在となり、続く新シリーズ「アメイジング・スパイダーマン」(12~14年)も2作作られた。




【用語解説】

ヴィブラニウム
(架空の)希少金属で、振動を吸収する特殊な性質があるため防御性に優れる。軽重量。
主にキャプテン・アメリカの使用する盾の材質として有名。

ワカンダ
アフリカにあるという設定の国。存在自体は「アイアンマン2」のラストで地図上にそれらしきものが写っている。他にもAoUで闇の武器商人クロウがワカンダから入手したヴィブラニウムをウルトロンに売るなど、小ネタ的に示されてきた。
コミックでは希少金属ヴィブラニウムを産出するということから経済的には豊かで、テクノロジーも高度に発達している。映画でも冷凍睡眠装置を備えているなど、技術的には最先端のものを備えているらしい。

ラフト刑務所
映画設定
海中に建てられた刑務所。出入りするには建物自体を海面に露出させる必要がある。性質上、超能力やそれに匹敵する装備を持つ人物を収容するためのもの。映画後半でアイアンマンチームに破れたキャップチームメンバー(スカーレットウィッチ、ホークアイ、ファルコン、アントマン)が監禁される。
コミック設定
ロケーションは映画版と同じ。設定としては超人などを収容する刑務所という点は映画版と同じだが、コミックではもっぱらスーパーヴィランを収容している。コミック「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」ではスーパーヴィランのエレクトロが起こした強力な雷によって囚人が多数逃げ出し、ヒーローたちが事態の収拾に駆り出されることとなった。



【小ネタ】

・映画序盤の若いトニー・スタークは、現在のロバート・ダウニーJr.が演技したものをCGで加工して若返らせている。「アントマン」でピム役のマイケル・ダグラスが若返った技術と一緒。

・トニーは本作でも“常に命を狙われている”という意識を持っているためか、腕時計から変形するグローブ状のアーマーを装備している。

・クリス・エヴァンスは、バッキーの乗るヘリを素手で掴んで地上に引き戻そうとするシーンで、服を脱いで上半身裸で演じたいと提案していたが周りから止められた。

・本作には「アントマン」のエンドクレジット後の映像がそのまま使用されている。

・ピーター・パーカー初登場シーン、エンドクレジットで流れていた曲はalt-Jの“Left Hand Free”。

・ロバート・ダウニーJr.とメイ伯母さん役のマリサ・トメイはかつて付き合っていた。本作の共演シーンはその事をいじったネタでもある。

・スパイダーマンがアイアンマンに勧誘されてチーム入りするのは原作コミックと同じ。(コミックではさらに親密で、トニーはピーターにアイアンスパイダーと呼ばれる金属製ハイテクスーツをプレゼントしている。)

・スパイダーマンがジャイアントマンの脚にウェブを巻き付けながら「超古い映画見たことある?『帝国の逆襲』っての」という台詞は「スターウォーズ:帝国の逆襲」のことを指している。

・クライマックス、ウィンターソルジャーにミサイルを撃とうとしたアイアンマンが「照準器が壊れたか。目測でやる」などと言っていたが、これに似た台詞を映画「アイアンマン」の悪役オバディア・ステイン=アイアンモンガーも言っていた。

・クライマックス、キャップにボコボコにされているアイアンマンがサポートAI(フライデー)にキャップの攻撃パターンを分析させて反撃したが、原作コミック「シビルウォー」でも似たような方法でキャップを圧倒している。

・クライマックス、アイアンマンにボコボコにされたキャップが拳を構えながら「まだまだやれるさ」と言い放つシーンは映画「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」にて路地で虐められていた時にいじめっ子に言った台詞と同じ。

・マーベルキャラを多数生み出したコミック原作者のスタン・リーは、本作ではキャップがトニーに送った小包を配達する役でカメオ出演している。

・ブラックパンサー:ティチャラ役のチャドウィック・ボーズマンは、5作品のMCU映画出演契約をしている。





【オマケ映像について】

オマケ映像1
記憶を取り戻したバッキーだが、本編にもあったように一連の単語を聞かされることによって強制的に暗殺者としての人格が表に出てきてしまう後遺症を恐れ、そのマインドコントロールを除去する手段が見つかるまで冷凍睡眠に入ることを決意する。冷凍睡眠中はティチャラの協力を得てワカンダの秘密施設に匿われている。

オマケ映像2
・部屋で手首にスターク製のウェブシューターを付けているピーター。ウェブシューターから赤い光線が出て不思議に思っていたらメイ伯母さんが部屋に入ってきたため、怪我(実際にはシビルウォーで負ったものだが、喧嘩でパンチを食らったということにしている)を冷やすふりをしてシューターと光線を隠す。伯母さんが去ったあと光線を天井に映し出すと、スパイダーマンの顔を模したシグナルであることが判明する。
・これはコミックでスパイダーマンがたまに使う“スパイダーシグナル”である。悪党の目の前に投影することでスパイダーマンの存在を事前にアピールすることができるが、それ以上の機能は特にない。
・しかし映画では円形のシグナルの縁に小さなアイコンがたくさん並んでいたため、なにかしら操作することで実用的な機能があるのかもしれない。



【感想】

・原作コミックで一大クロスオーバーイベントだった「シビル・ウォー」を上手くMCUの設定に落とし込んだ点は見事だと思った。
・~ウィンターソルジャーに引き続き、難しいテーマを主軸に置きながらキャップ側、アイアンマン側双方に正しい点、間違っている点をバランスよく配置し、あえて結論を出さないことで観客達に議論の余地を与えるという作り方になっているのは作品に単なる娯楽性以上の価値を与えたと思う。
・新キャラのスパイダーマン、ブラックパンサーをデビューさせ、かつ魅力的に仕上がっていたのは見事。
・監督のルッソ兄弟は映画公開前のインタビューなどで本作を「アベンジャーズ2.5ではなくあくまでキャプテンアメリカの3作目」と説明していたが、個人的に本編を見た印象ではキャップ3というよりアベンジャーズAoUの後日譚(つまりアベンジャーズ2.5)という印象が否めなかった。今回の事件の発端となる協定名が“ソコヴィア協定”だったのもAoUの続きに感じてしまう原因のひとつだと思った。NY決戦やワシントンDCヒドラ壊滅事件もひっくるめた協定ならコミックのように“超人登録法”という名称にした方が分かりやすいし、街に被害を出すのはアベンジャーズだけでなくヴィランも含まれるので、協定の対象がアベンジャーズのみなのも変だと思った。スーパーヴィランを取り締まれば自ずとアベンジャーズの出番もなくなるわけなので、ヴィランを撲滅する方が先ではないかと思う。
・終盤はトニーVSキャップ&バッキーの個人的な感情によるバトルになってしまっていたので、協定もシビルウォーも関係なくね?と思ってしまった。




【続編】

・本作の直接的な続編は現時点では企画されていない。一応、これでキャプテン・アメリカを主人公としたシリーズは完結となる。
・今後のMCU作品はある程度の独立性を保ちつつも、よりクロスオーバー色を強めていく模様。例えば「スパイダーマン:ホームカミング」にはトニー・スタークが登場することが決まっているし、「ブラックパンサー」はシビルウォー直後から物語がスタートするらしい。
・もはやMCUは一作ずつ作品を理解、評価していくのは困難になっている“一見さんお断り状態”になっているわけなので、古くからのファンはより複雑に絡み合う世界観を楽しむことができる反面、これからMCUに興味を持つ人たちは新作を見るに当たって大量の過去作を遡って見ないといけないという問題が出てきている。今まで作品数が少なかったので特に表面化してこなかったが、最近になって客層の広がりが鈍くなっている感は否めない。



【MCU今後のラインナップ】

[2016年]
「ドクター・ストレンジ」日本公開12月予定

[2017年]
「Guardians of the Galaxy Vol. 2」全米公開5月5日
「Spider-Man: Homecoming」日本公開7月
「Thor: Ragnarok」全米公開11月3日

[2018年]
「Black Panther」全米公開2月16日
「Avengers: Infinity War – Part 1」全米公開5月4日
「Ant-Man and the Wasp」全米公開7月6日

[2019年]
「Captain Marvel」全米公開3月8日
「Avengers: Infinity War – Part 2」全米公開5月3日

[企画休止]
「Inhumans」



【原作コミック】

本作の主な元ネタコミックは、タイトルそのまんま『シビル・ウォー』。日本語翻訳版がヴィレッジブックスにより刊行されている。タイイン(サブエピソードみたいなもの)もたくさん翻訳されているので合わせて読んでみることが可能。




…今回の記事は以上です。
映画の公開からだいぶ経ってしまいましたが、BvSのときよりは早く投稿できたかと思います。
本作はフェーズ3のスタート作なわけですが、良い出だしになったのではないでしょうか。監督のルッソ兄弟はジョス・ウェドンに変わって「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」を撮る予定ですが、この「シビルウォー」で見せた多数のヒーローが入り乱れる戦闘シーンや各キャラの内面描写の上手さなどからして十分に期待できると感じました。


次回の記事は「デッドプール」です。
すでに見ましたが最高でした。





「バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生」鑑賞後の解説:ネタバレ含む


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この記事は映画「バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生」のネタバレ解説です。
解説とはいえ、一人のファンとしてコミックのエピソードやキャラ設定、劇中の描写に対する個人的な解釈&予想を書いているだけなので、内容が必ずしも正確とは限らない場合があるのでご了承ください。

記事内容の性質上ネタバレのオンパレードなので、映画を未見の方はご注意ください。




【映画概要】
・「バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生」 原題:Batman v Superman:Dawn of Justice
・ザック・スナイダー監督
・“DCEU=DCエクステンデット・ユニバース”と名付けられたDC映画世界の第2作目。1作目は「マン・オブ・スティール」であり、本作の前作にあたる。
・実写映画では初のスーパーマンとバットマン、ワンダーウーマンなどが共演する。



【キャラ紹介】

○スーパーマン(カル=エル):クラーク・ケント(演:ヘンリー・カヴィル)
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・前作「マン・オブ・スティール」でオリジンが語られた主人公。クリプトン星出身の宇宙人であり、地球の環境では強力な身体能力を発揮する。アメリカの田舎町スモールヴィルで心優しいケント夫妻に育てられた影響で高貴な精神と正義感を持っている。
・スーパーヒーローとして活動するも、強力すぎるパワーを持つがゆえに一部民衆からは危険視されている。
・素顔のクラークは新聞紙者として働き、同僚で恋人のロイスとの関係も上手くいっている“普通の男”である。


○バットマン:ブルース・ウェイン(演:ベン・アフレック)
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・かつてバットマンとしてゴッサムシティを取り締まっていた闇のヒーロー。本作序盤では引退状態だった。
・素顔は大企業の社長ブルース・ウェイン。
・ゾッドとの交戦による自社ビル崩壊、ルーサーによる印象操作の影響などもあり、スーパーマンを亡き者にするため再びバットスーツを着て復活する。
・トラウマを抱えており、一種の狂人と化しているため悪夢などを度々見る。ヒーローらしからぬ殺人もいとわない非情な自警活動を行う。犯罪者にはコウモリマークの焼きゴテを押し付け、刑務所に放り込んだ際には彼を憎む収監者たちに自分の存在を再度思い出させるようにしている。そのせいでマーク付きの“新入り”は暴徒と化した収監者に命を狙われることとなる。
・本作では機動性に富むある程度の防弾性・防刃性を備えた通常のバットスーツと、対スーパーマン用に防御面に重きを置いたアーマードスーツの二種類が登場。ちなみにアーマードは通常版のスーツの上から着る。
・グラップネルガンは通常版用とアーマード版強力タイプとを使い分けている。
・バットラングはただの金属手裏剣だが、バットマン自身が敵に上手く命中させられるだけの投擲スキルを備えている。
・肉体的には常人なので普段から筋力トレーニングを要する。特にアーマードスーツを着るときは相当な体力と筋力が必要なため、頑張ってトレーニングする姿が描かれていた。


○ワンダーウーマン:ダイアナ・プリンス(演:ガル・ガドット)
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・どういった存在なのかは劇中で語られなかったが、いわゆるメタヒューマン(超人)の一人であり、スーパーマンに匹敵するパワーを持つ。普段は骨董商のようなことをして生活しているらしいが詳しくは不明。ルーサーが集めていた彼女のデータにて、1918年に撮られたという古い写真が登場。その写真での容姿と現在の容姿が全く同じであるため、全く年をとらずに100年以上生存していたということになる。
・武器は剣と金色に光る縄(鞭?)。剣でドゥームズデイの右手を切り落とした。防御用に盾も使用していることから、肉体的には不死身でないことが伺える。
・映画版の設定ではすでに5000歳を超えているらしい。DCEUとして彼女の単独主演映画「ワンダーウーマン」が来年6月に全米公開されるため、詳しいオリジンはその映画で語られるハズ。
・映画「ワンダーウーマン」はガル・ガドットが引き続きタイトルロールを演じ、男性の主人公としてクリス・パインがスティーヴ・トレバー役で出演(BvS登場の写真にも写っていた)している。共演はコニー・ニールセン、ロビン・ライト、サイード・タグマウイ、デヴィッド・シューリス、ユエン・ブレムナーなど。舞台は主に第一次世界大戦時であり、BvSに登場した写真の年代的に1918年頃になると思われる。

コミック設定
・設定の変更があるため時期によって異なるが、初期の設定では粘土人形に神々が祝福をほどこして産まれた存在、現在の設定ではゼウス神とアマゾネス一族のヒッポリタの娘という事になっている。
・武器はティアラや腕輪、縄などである。縄は“真実の投げ縄”と呼ばれ、縛り上げられた悪人は罪を自白してしまうという性質がある。
・時期によるが飛行能力を有することもある。


○レックス・ルーサー(演:ジェシー・アイゼンバーグ)
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・本作では青年実業家といった設定で登場。長めの髪に明るい色のスーツを着ている。かなりの変人であり、挙動不審に見える場面すらある。
・人間社会に紛れ込んで生活しているメタヒューマン(超人)の存在に気付き、彼らのわずかな情報をかき集めている。スーパーマンについてはゾッド戦以降表舞台に出てきたこと、ゾッドらが残したクリプトン製宇宙船などのテクノロジーを分析したことなどからクリプトン星人の特徴をある程度把握しており、スーパーマンの物理的な唯一の弱点クリプトナイトを発見する。
・ゾッドの死体を基に自分の血液とDNAを結合させて怪物“ドゥームズデイ”を生み出す。
・ラストで悪事が暴かれ逮捕される。収監の際に髪の毛を刈られ、原作コミックのスキンヘッドに近い容姿になる。




【原作コミック紹介】

・日本語翻訳版のものを中心に、おそらく映画を作る上で参考にされたんだろうな、という作品を紹介。なので、直接的な原作になっている作品は無いです。

『バットマン:ダークナイト』(小プロ)
この中に収録されている『ダークナイト リターンズ』が本作の大きな元ネタの一つ。

『フラッシュポイント』(ヴィレッジブックス)
世界の異変に気付いたフラッシュ(高速移動が可能なスーパーヒーロー) が事態の収拾に奔走するパラレルワールドもの。
劇中のブルースの妄想?にてパソコンモニターから凄い光と共に現れた謎のヒーローが発した「オレ、速すぎた!?」から察するに、おそらくあのシーンは『フラッシュポイント』への伏線。

『キングダム・カム』
『スーパーマン:レッドサン』
など。
いずれも『ダークナイト リターンズ』以外は内容的にはあんまり関係無いです。



【小ネタ】

・MoS同様、本作でもスーパーマンのマントは直立シーン以外はほぼCGによる後付けである。バットマンも同様。(マントがあるとアクションの邪魔になるため。また、浮遊シーンの自然なマントの揺らぎなどを表現するため。)

・今回のアルフレッドはブルースの執事というよりは相棒のような関係性で描かれていた。また、テクノロジーにも精通しておりバットマンの装備一式を開発したり、未知の物質クリプトナイトをガス状に加工したり、遠隔操作ではあるが実際にバットウィングを操縦するなど、実践タイプのキャラクターだった。

・DCEUでは、メトロポリスとゴッサムシティは湾を挟んだ対岸に位置するという設定になっている。なので、バットシグナルの光はメトロポリスからでも視認できる距離にある。

・バットケイブにはバットマンのサイドキック(相棒)、ロビンのものと思われるコスチュームが保管されている。コスチュームにはジョーカーによるものらしい「HAHAHA、ジョークだよ」という文字が落書きされている。ザック・スナイダー監督のインタビュー発言にもあったが、ロビンはすでにジョーカーの手で殺害されているらしい。

・デイリープラネットの編集長ペリー・ホワイトがクラークに「新聞は1938年なら生きてた」などと言っていたが、1938年とはスーパーマンがコミック初登場した年である。

・本作のスーパーマンのコスチュームは一見前作MoSのものと同じに見えるが、実は細部のデザインが変更されている。特に目立つのはヘソ下のベルトバックルのような部分が円形から四角形になっていたり、リストバンドのような模様の間隔が広めになっていたりする。

・本作のバットマンはマスクにボイスチェンジャーを内蔵しており、普通に話すだけで自動的に声を変えられるようになっているが、このボイスチェンジャーはコミックでも使用している。

・劇中に登場したゾッド将軍の死体は、精巧に作られた人形である。本物の人間の全身型を取り、シリコンなどで複製して作られた。顔だけはゾッド役のマイケル・シャノンの肖像権をクリアしているので本人から型が取られた。体毛などは手作業で植毛されている。一応、大事な部分の造形もなされていたらしい(劇中では絶妙なカメラアングルで映らないようになっていた)。

・劇中では語られないが、素顔を晒しているのに周囲にスーパーマン=クラークだとバレない理由は、特殊な眼鏡をかけているためである。コミックではあの眼鏡のレンズはクリプトン星の物質でできており、催眠・暗示効果があるという設定。

・音楽はハンス・ジマーとジャンキーXLが担当している。当初は映画のテーマに合わせて2人の音楽家が対決するような形で考えていたそうだが、結局はコラボになってしまったらしい。ちなみにジマーは本作でアメコミヒーローものの映画音楽を手掛けるのは最後だと宣言している。

・ブルースがクラークに「かつてゴッサムはピエロに悩まされたことがある」と語るシーンがあるが、このピエロとは宿敵ジョーカーのことを指している模様。

・本作でブルース・ウェインが着ている服はグッチ製。

・バットスーツを気に入ったベン・アフレックはスーツを欲しがったが、スタッフに巨額の金を請求されたので諦めた。

・通常のバットスーツの上からゴーグル、襟巻、ロングジャケット、ズボンなどを身に着けた“ナイトメア・バットマン”が登場。現実のバットマンとは違い拳銃や小銃などを装備・使用していた。
・その悪夢世界では一面が荒れ地のような環境になっており、地面には巨大な“Ω”マークが刻まれていた。⇒このΩマークは、コミックでは悪役ダークサイドの象徴的マークとして知られる。
・謎の取引相手に変装していたスーパーマン親衛隊が急襲、戦闘になるも数に押された挙句、空から飛来した羽の生えたロボット生命体の一撃によって気絶する。⇒このロボット生命体も、コミックではダークサイドの手下であるパラデーモンに姿が似ている。

・バットスーツはある程度の防弾性を持っており、劇中では弾丸が当たっても致命傷にはなっていなかった。また、防刃性も兼ね備えているようだが鋭利なナイフを真っ直ぐ突き立てられるとさすがに防げないようであった(しかし肩を刺された後のドゥームズデイ戦にてグラップネルを使用していたので、これも致命傷ではなかったらしい)。

・前作「マン・オブ・スティール」に引き続き、本作にはスーパーマンをキリストに照らし合わせて描くシーンがいくつか見られた。実際に劇中では民衆たちがスーパーマンを神呼ばわりしているし、他にも神殺しの“ロンギヌスの槍”ことクリプトナイトの槍の登場、ドゥームズデイとの相打ちによる死=キリストの死(直接の死因はクリプトナイトの槍関係ないけど…)、埋葬された後の蘇生・復活=キリストの復活など。

・今回の映画のキリストや神のイメージとは関係なく、スーパーマンの死はコミックでも語られた有名エピソード。宇宙の科学者が実験を重ねて創り上げた怪物ドゥームズデイが地球に飛来、凄まじい戦いを経てスーパーマンが勝利、自身も極度の疲労から死亡してしまうというもの。アメコミなので後に復活するが。

・映画ではルーサーの「悪魔は空からやってくる」という持論が披露されていたが、ラストでスーパーマンが死亡し一度埋葬されたことによって空からではなく地から再び現れた存在として定義されたため、ルーサーのスーパーマン=空からくる悪魔という主張は覆されることとなる。




【ジャスティス・リーグへの布石】

○フラッシュ
コンビニの監視カメラ映像に映っていた。コンビニ強盗に遭遇した青年が、体から電気のようなものを発して瞬間移動、強盗をどこかに連れ去った後 瞬時に元いた場所に戻っている…というもの。
・青年を演じていたのはエズラ・ミラー。ミラーはBvS公開前から「ジャスティス・リーグ」にてフラッシュを演じることが発表されている。
・原作コミックでは4代目までおり設定は様々だが、科学的な事故がきっかけで超高速移動能力を得たヒーローという部分は常に共通している。

○アクアマン
・なんらかの潜水作業にて録られていた記録映像?に登場。
・沈没船に空いた穴から出現。大きな槍を持っており、撮影者を攻撃したあと超スピードで海中を泳ぎ去っていった。
・演じていたのはジェイソン・モモア。
・コミックでは海底王国アトランティス人と人間のハーフと言う設定。水陸両棲のヒーロー。マーベルコミックのネイモア・ザ・サブマリナーと設定がモロ被りしている(初登場はネイモアの方が先)。

○サイボーグ
・後のサイボーグことヴィクター・ストーンが仮死状態?で解剖台に磔になって登場。身体の大部分が消失しており、残っているのは頭から胸、右腕の肘まで。他は全て欠損しているのでチューブのような器具を張り巡らせてなんとか生命維持しているように見えた。
・意識の無いオリバーに代わって撮影記録、状況説明をしているのはおそらくオリバーの父親。度重なる蘇生処置もむなしく諦めかけていた時に謎の物体“マザーボックス”が反応、ヴィクターに取り付いて彼が絶叫しながら蘇生するシーンが映し出されていた。
・演じていたのはレイ・フィッシャー。
・コミックではある事件によって瀕死の重傷を負ったヴィクターの命を救うため、科学者である彼の父親が機械とヴィクターを融合させて誕生したという設定。




【ツッコみたくなったシーン】

・映画序盤のアフリカのシーンで、スーパーマンをハメるためにクナイゼフ達が銃で現地人を撃ち殺してスーパーマンに濡れ衣を着せるが、本当にスーパーマンによる犯行に見せかけたいのなら銃殺はないと思う。スーパーマンは銃を使わない(使う必要がない)ので、どうせやるならヒートビジョンに見せかけた火炎放射器などを使った方が自然ではないかと思った。そのわりに劇中ではなんの疑問もなしにアフリカでの事件はスーパーマンによるもの、と断定されて話が展開していくのでおかしいと感じた。

・ルーサーは助手としてマーシー・グレイブスを気に入っていたようだが、公聴会の爆発に巻き込まれることを知っていてなぜ出席させた?彼女を死なせるメリットは無いのでは。

・クリプトナイトを載せたトラックに発信器を付けたのにバットモービルで追跡するバットマン。発信器を付けたのなら後からバットウィングなどで急襲したほうが成功率は高いはずだが…。もしくはバットモービルで追いかけるなら目視でトラックを確認できるので発信器は要らない。しかもスーパーマンに邪魔されて失敗、どうするのかと思ったら最終的に力技でルーサーの研究所を襲ってクリプトナイトを強奪。とても天才的頭脳を持つ者のやり方には見えなかった。

・ブルースがルーサーの持つ情報を抜き取るための方法が雑に感じた。謎の装置をサーバー室の端子に接続したからといってそう簡単にセキュリティを掻い潜れるものではないのでは。しかもすぐマーシーに見つかってるし。しかもワンダーウーマンに盗られるし。そのワンダーウーマンはロック解除できないからって装置をブルースに返すし。色々と変な流れだった。

・クリプトナイトを手に入れたはずのルーサーは、なぜゾッドの死体と自分の血液を融合させてドゥームズデイを創り出してスーパーマンを始末させるという回りくどいやり方をした?

・スーパーマンを神とする描写の一貫性が無い。「マン・オブ・スティール」でもそうだったが、神のごときパワーを持った存在として描く場合もあればスモールヴィルに住むごく普通の青年として描かれる場合もあった。ラストではゾッドを殺すことで同族・神殺しの烙印(旧約聖書でいうところのカインとアベル)を押されたわけだが、「BvS」では再び神として一部の者から認識されている。そして終盤には神殺しの槍が登場するも、結局はスーパーマンの人間性の存在を理由に取り止めになってしまう。最終的にはキリストの復活の如くスーパーマンが死から復活して幕を閉じるので、最後までスーパーマンをどういう存在として描きたいのかよく分からなかった。



【分かりづらいが説明できる部分】

・バットマンがスーパーマンを刺し殺す寸前に、マーサという名前を聞いて急に心変わりするが、あまりに急すぎるというか、死闘を繰り広げておきながらたったそれだけで戦意喪失するか?と感じたが、これはおそらく母親の名前が同じだったことよりも、スーパーマンが普通の人間と同じく自分の愛する者を救いたいという普通の精神を持った人物であるという事が垣間見えたからだと思う。ブルースがそれまでロクに会話もしていないスーパーマンのことを一人の人間として認識した…ということであろう。

・ラスト、バットマンがルーサーにコウモリの焼き印を押さなかった理由。おそらくクラークの母マーサを救ったことで本来の不殺のヒーローとして帰還したため。本編中でコウモリの焼き印を押された犯罪者はすなわち死刑を意味するとの説明があったため、ラストの監獄のシーンで焼き印を押さなかったのは「厳重に見張るが、もう殺しはしない」という意志の現れだったのではないだろうか。


【続編】

・本作の直接的な続編は企画されていない。マーベルスタジオのMCUとは違って先にヒーロー大集合映画「ジャスティス・リーグ」を製作公開し、それに登場したキャラを後から単独で語っていくスタイルになる予定。
・「バットマン」単独主演映画が製作決定。すでにベン・アフレックによって脚本が書かれたという。主演・監督・製作総指揮も兼任するようだ。



【DCEUラインナップ】

「スーサイド・スクワッド」日本公開2016年9月10日
・ストーリーは、バットマンやスーパーマンなどに捕えられ監獄にいる極悪人たちが減刑と引き換えに政府の依頼を受けて自殺的な任務を課せられる…というもの。
・ジョーカーやハーレイクイン、デッドショット、キャプテン・ブーメランなどDCコミックの人気悪役たちが主人公という異質な作品。

「ワンダーウーマン」全米公開2017年6月2日
「ジャスティス・リーグ1」全米公開2017年11月17日
「ザ・フラッシュ」全米公開2018年3月16日
「アクアマン」全米公開2018年7月27日
「タイトル不明(「バットマン」か?)」全米公開2018年10月5日
「シャザム」全米公開2019年4月5日
「ジャスティス・リーグ2」全米公開2019年6月14日
「タイトル未定」全米公開2019年11月1日
「サイボーグ」全米公開2020年4月3日
「グリーンランタン・コープス」全米公開2020年6月19日



…今回は以上で終わりたいと思います。
DCもようやくクロスオーバー映画が実現して良かったですね。今年は「スーサイドスクワッド」(バットマンも登場!)も公開されますし、マーベル映画と平行して楽しめるようになったのもファンとしてはありがたいです。

そのうち「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」の解説記事も書きますのでよろしくお願いします。





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