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「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む

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※この記事は映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の鑑賞後の解説記事です。つまり、ネタバレしまくっています。まだ本作を見ていない人は読まないことをオススメします。逆に鑑賞済みの方は、内容解説を詳しく書いているので色んな謎が解けると思いますし、知らなかった原作ネタを知ることもできると思います。

それでは、本作を見た人はこの後の解説記事をどうぞ…!


○映画概要

・マーベル・シネマティック・ユニバース=MCUに属する映画作品の11作目。「アベンジャーズ」の2作目。時系列的には「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」の後。
・監督は前作と同じジョス・ウェドン。
・世界的には2015年の5月ごろに一斉公開。日本ではかなり遅れて7月4日公開だった。
・世界興収は14億ドル以上。十分な大ヒットだが、前作「アベンジャーズ」には及ばなかった。
・製作費は約2億8000万ドル。
・ブルーレイ等のソフトは11月4日に日本発売。



●原作コミック紹介

「エイジ・オブ・ウルトロンVol.1~2」(ヴィレッジブックス)
2013年に刊行されていたシリーズの日本語翻訳版。今回の映画とタイトルが同じなだけで、内容的には全くの別物。ウルトロンによって支配され、荒廃した世界が舞台かつ過去に遡って展開される大クロスオーバー作品。一応、映画の公開に合わせて発売されたものなので紹介。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード」(小学館集英社プロダクション)
AoUの前日譚…かと思ったらメインの内容的には前作「アベンジャーズ」のコミカライズなので、個人的には大して読む必要はないと感じました。映画にはほぼ無関係と言ってもいい原作コミックのエピソードも収録されています。



●キャラ紹介&解説

【ヒーロー】

○キャプテン・アメリカ
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・本作ではアベンジャーズのリーダーになっている。
・磁気素子が発生するグローブを作動させることで、ある程度の距離なら離れた場所にある盾(シールド)を手元に呼び戻すことができるようになった。→これはコミックでも描かれたことがある。シールドの裏面(窪んでいる面)に付属品を付けるタイプだったのだが、結局は取り外された。
・コスチュームは「~ウィンターソルジャー」の中盤まで着ていたステルス(ストライク)スーツに星条旗のイメージを反映させたようなデザインで、トニー・スタークが製作したものらしい。


○アイアンマン
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・本作には3種類のアイアンアーマーが登場。
・マーク43:「アイアンマン3」のメインアーマーだったマーク42を実戦仕様にしたもの。なので型は同じ。カラーリングの赤色部分が多くなっている。
・ハルクバスター:ナンバリングではマーク44。トニーがブルース・バナー博士と共同で製作した対ハルク仕様のアイアンマン。人工衛星に仕込んだ“ヴェロニカ”からアーマーを発射、マーク43の上から重ね着して装着する。飛行はもちろんのことハルクに匹敵するパワーを持ち、遠距離攻撃であるリパルサーレイも撃てるのでハルク以上のスペック。部分的に壊れてもヴェロニカから替えのパーツを支給してもらう形で修復可能。以上のスペックの高さからか、アーマーには無数のアークリアクター(エネルギー源)が取り付けられている。
・マーク45:マーク43に似るが、より人間的かつアスリート風のフォルムをしている。劇中であまり特異な機能が無かったので残念だが、強力な腕のレーザーと胸から発するユニビームは印象的だった。
・本作でのアイアンマンことトニー・スタークは「アベンジャーズ」のクライマックスで目にした“宇宙からの脅威”に未だ怯えており、地球を守るために無人ロボット「アイアンレギオン」を製作。これに加えて高度な人工知能を備えたウルトロン計画を実行に移したため、本作の悪役ウルトロンを生み出してしまい、その責任を問われることになる。
・スカーレットウィッチに見せられた幻覚も彼の精神に大きなダメージを与えた。


○ソー
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・今回はロキが登場しなかったこともあり、わりと冷静に物事の対処に当たっていた。
・映画中盤、多くの観客が意味不明だと感じたであろう洞窟内の泉のシーン、あれは設定としては北欧神話のノルンの泉といって、運命の女神ノルンの信託を受けられる聖地であり、その泉の位置を知らないソーは北欧神話に詳しいセルヴィグ教授を訪ねて協力を仰いだ…という流れ。泉に入って宇宙知識?のようなものと交信したソーは、マインドストーンなどの存在を知る。

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◎予告編にチラリと映って物議を醸したこの女性キャラこそがノルン。映画本編には登場しないので編集段階でカットされたのだろう。映画の内容的にはカットしない方が分かりやすかったと思うが、彼女が出てくるとそれはそれで観客が混乱する可能性もあるので仕方ないだろう。

・クライマックスではウルトロン本人に最も危険視され、一対一で戦いを仕掛けられていた。



○ハルク
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・本作ではハルクことブルース・バナーがナターシャ(ブラックウィドウ)と良い感じになっていたため、ハルク状態の時でもナターシャを認識、手を触れ合うことで心の平穏を取り戻してバナーの姿に戻れるようになっていた。
・スカーレットウィッチの能力で幻覚を見せられまた暴走するが、基本的には理性を保っている状態が多かったと思われる。
・VFXの面では、スカーレットウィッチの幻覚によって暴走している間は普段よりも肌の色が灰色っぽく描かれたということがVFX担当者によって明らかにされている。(コミックでは灰色のハルクはグレイハルクと呼ばれ、性格は悪いが比較的頭脳は冴えているという状態で描かれることが多い。ちなみにコミック登場初期も肌が灰色だった。)
・本作でのバナーは伸縮性のあるパンツを常時着用しており、ハルク化してもズボンは破けない。スターク製。



○ホークアイ
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・本作では大きな役割が与えられていた。まず一番観客を驚かせたのは、彼に妻子がいたことだろう。この設定はアルティメット版のコミックを採用しているようで、妻の名前がローラという点が一致している。
・映画序盤のコスチュームではコートを着ている。
・前作の序盤でいきなりロキに洗脳されたこともあり、今回はスカーレットウィッチの幻覚で頭に入られないよう注意を払っていた。
・戦闘では、矢を素早く用意できるようなスピードローダーを携行していた。(おそらくスターク製)
・自分を守って死んでしまったクイックシルバーの本名:ピエトロを、産まれたばかりの自分の息子に命名した。


○ブラックウィドウ
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・本作では今までに無かった彼女の内面が掘り下げられていた。
・ロシア時代、訓練所“レッドルーム”にて過酷なトレーニングを積んでいたことが判明。また、“卒業の儀式”として子宮を摘出される不妊治療を受けさせられていたことも明らかになった。←(海外では女性差別だとしてかなりの批判があったらしい)
・レッドルームはコミックにも登場する機関で、ブラックウィドウの他に一時期ウィンターソルジャー、X-MENの悪役オメガレッドなどが所属していた。一応KGB(実在するロシアの諜報機関)の一機関という設定だが、人体実験などの非人道的なこともやっている。
・本作では身体に電線のような装備を巡らせており、手首のウィドウバイトから敵に電撃を食らわせられるようになっていた(「~ウィンターソルジャー」の時もやっていたが)。また、バトンと呼ばれる棒状の武器も使っていた。(フィリピン武術由来のエスクリマをイメージしているらしい。)
・本作の撮影時、スカーレット・ヨハンソンが妊娠していたのでアクションシーンはスタントマンが担当していた。バイクに乗っているシーンはヨハンソンの顔がCGで違和感なく貼り付けられている。



○スカーレットウィッチ
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映画設定
・マキシモフ双子の妹。ワンダ・マキシモフ。
・彼女の身体にはロキの杖(マインドストーン)の力を利用したヒドラの科学技術により超能力が身に付いている。
・映画初登場は「~ウィンターソルジャー」のオマケ映像。ヒドラの施設で自身の能力を不思議そうに試していた。
・能力は他人に幻覚を見せたり、赤いエネルギー体を発生させて物理的な攻撃も可能とする。
・かつて内戦に巻き込まれて両親が死亡、ピエトロ(後のクイックシルバー)と瓦礫の中でスターク社製ミサイルの不発弾を前に身動きが取れなくなり、恐怖の2日間を過ごしたという経験からトニー・スタークや戦争を憎んでいる。
・映画序盤はヒドラの組織から抜け、ウルトロンと行動を共にしていたが、中盤にウルトロンの精神(実際には超高度なプログラム)を超能力で覗き見した際にウルトロンの人類絶滅計画を知って離反。終盤にはアベンジャーズVSウルトロン軍団の戦いの中でホークアイの諭しもあって自身の超能力を人々を守るために使うことに決めた。
・映画のラストではニューアベンジャーズのメンバーとしてキャップに召集されていた。
・演じたのはエリザベス・オルセンで、アクションシーンはダンスの振り付けをイメージして演じたらしい。オルセンはすでに複数のマーベルスタジオ映画に出演契約しており、次回の登場は「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」(2016年公開)である。

コミック設定
・生まれながらのミュータントで、能力はテレキネシスや現実改変能力。父親はマグニートー=エリック・レーンシャー。(※もちろんコミックでの設定なので、映画ではキャラの権利上 無関係という設定)
・姉だったり妹だったり、ピエトロとの双子としての関係性は時期によって設定が異なる。
・現実改変能力は凄まじく、世界全体を自分の望むものに作り変えたり、ロボットのヴィジョンとの間に子供をもうけたりできる。
・コミックでは自己修復&学習能力を持つウルトロンに対して予測不能な攻撃を繰り出せる希少な存在である。



○クイックシルバー
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映画設定
・経歴的には妹のスカーレットウィッチと同じ。
・ヒドラの人体実験で、超スピードで移動できる超能力に目覚めた。身体そのものがそのスピードに適応できるように強化されている。(彼に抱えられて移動した人が何故そのスピードに耐えられるのかは気にしてはいけない)
・若干、生意気な性格を持つという設定だった。
・映画のクライマックス、ウルトロンの放った発射物を受けてまさかの死亡。
・クイックシルバーといえば既にX-MENの映画世界にも(別設定ではあるが)登場しており、あちらが先に登場したこともあって、MCU版は登場作にして退場という可哀想なことになってしまった。やはりキャラ権利の関係なのだろうか。
・死亡してしまったので、次回作に登場する予定は無い。
・演じたのはアーロン・テイラー=ジョンソン。

コミック設定
・経歴的にはスカーレットウィッチと同じ。
・能力は超スピードでの移動。単なる身体能力なので、能力を連続で使いすぎると普通に体力を消耗する。
・コミックでは問題児で、映画版以上のシスコン。一時期超能力を失った際、インヒューマンズ(太古の昔に宇宙人によって改造された人類の子孫)の貴重な物質テリジェンクリスタルを盗み出してその力を利用、超スピード能力を強引に取り戻したことがある。



○ヴィジョン
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映画設定
・本作では、ウルトロンが希少金属ヴィブラニウムを用いて作った器に、人工細胞の専門家チョ博士の技術を合わせて作成した完全体のボディ“クレードル”にJARVISのプログラムをインストールした姿。人造人間。本人いわく、ウルトロンでもJARVISでもない。
・能力としては浮遊、飛行、怪力、物体透過、額に埋め込まれたマインドストーンによるエネルギービーム放射など。
・マインドストーンは彼に“心”を与えている。
・アベンジャーズが彼に不信感を持っていたところ、何気なしにムジョルニアを持ち上げたことで内面の高潔さが証明された。これは映画序盤にソー以外のアベンジャーズが誰もムジョルニアを持ち上げられなかったことが伏線となっているシーンである。
・映画のラスト、キャップによってニューアベンジャーズとして召集される。
・演じたのはポール・ベタニー。これまでは長らくJARVISの声を担当していた俳優だが、今回やっと俳優としての出演を果たした。ちなみにヴィジョンのスーツはCGではなく、全身タイツや特殊メイクなどを施したものである。(※若干のCG加工はされている。マントはおそらくフルCG)

コミック設定
・ウルトロンによって作られた人造人間。ボディは初代ヒューマントーチ(人造人間。ファンタスティック・フォーのジョニーとは別人)の残骸で、脳波パターンはワンダーマン(映画未登場。ヒーローの一人)を基にしている。
・スパイとしてアベンジャーズを襲うも、彼らの正義感に影響されて改心、メンバーとなる。
・能力は映画版と同じ。ただしマインドストーンは埋め込まれておらず、額の石状物質はソーラー・セルという。



〇ニック・フューリー
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・本作では、ホークアイことバートンの家の納屋から急に登場。
・「~ウィンターソルジャー」ラストでサングラスを着用するようになったかと思いきや、やはり眼帯姿に戻っていた。
・映画クライマックス、ヘリキャリアを連れて浮遊するソコヴィアに応援に来てくれた。



〇ウォーマシン:ジェームズ・ローディ・ローズ
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・本作ではアイアンパトリオットではなく、カラーリングを変えてウォーマシンとして登場。
・ローディは序盤のパーティーのシーンに登場、ウォーマシンとしてはクライマックスの空中戦で量産型ウルトロンを多数破壊する活躍を見せた。
・映画のラストでは新アベンジャーズのメンバーとして召集された。



〇ファルコン:サム・ウィルソン
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・序盤のパーティーのシーンに登場。
・ラスト、新アベンジャーズのメンバーとして召集された。




【ヴィラン】

〇バロン・フォン・ストラッカー
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映画設定
・ヒドラの残党の首領。
・「アベンジャーズ」でロキが残していった槍(杖)を回収しており、科学者のDr.リストと共にその未知のパワーを利用してマキシモフ姉弟に人体実験を施した。
・序盤のヒドラ基地へのアベンジャーズ急襲において、意外にもすぐさま投降。どこかの刑務所に入れられていたが、後にウルトロンに殺される。
・演じたのはトーマス・クレッチマン。「~ウィンターソルジャー」でのオマケ映像出演に引き続き出演。

コミック設定
・コミックでは主にキャプテン・アメリカの悪役で、ヒドラの首領。右腕に多機能ガントレットを装着している。身体には致死性のウイルス(デス・スポア・ウイルス)を宿しているため、触れるだけで相手を感染死させられる。また、彼が死ぬとそのウイルスが爆散するため、殺害することも困難。
・映画版では現実味を重視したのか、ガントレットやウイルスの設定はなく、単なる人間だった。そのため結構あっさりと退場してしまった。



○ウルトロン
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映画設定
・本作では、トニー・スタークが前作「アベンジャーズ」で悪の宇宙艦隊を見たトラウマから、地球を守る名目で制作した平和維持ロボット“アイアンレギオン”に人工知能をインストールして生まれた存在。
・その人工知能はロキの槍(杖)の先端に付いていた未知のエネルギー体(後にインフィニティストーンの一つ“マインドストーン”だと判明する)から抽出したプログラムで、凶暴な性質を持っていたために同じく人工知能のジャービスをプログラム上で抹殺、ウルトロン:マーク1としてアイアンレギオンのボディを得て誕生。インターネット経由で、今までにアベンジャーズが出してきた街への被害を 偏った情報収集で認識、アベンジャーズ=悪という結論を出してヴィランへと変貌する。
・アイアンレギオンの残骸から誕生した機体がマーク1、その次に登場し、ポスターや予告編などでもよく起用されていたメイン機体がプライム、プライムが量産した戦闘要員がセントリー、プライムがグレードアップしたラストの機体がアルティメット、というように見た目や性能が段階を踏んで変化していた。
・最終的にはソコヴィアを国ごと浮遊させ、高所から落とすことで地球全体に大ダメージを与えて人類絶滅を図ろうとした。
・演じたのはジェームズ・スペイダー。声だけの出演ではなく、実際にCG合成用の全身タイツを着て演じ、それを基にウルトロンのCGが製作された。

コミック設定
・初代アントマンことハンク・ピムが自分の補助ロボットとして製作したアンドロイド(人型ロボット)。もともと精神的に不安定なところのあるピム本人の脳波を人工知能のベースにしているため、後に自我が芽生えて暴走、アベンジャーズの敵へと変貌してしまう。
・ボディをアダマンチウム(コミックの設定では地球で最も硬い金属)製にしたり、増殖したりする。映画ではボディにヴィブラニウムを使用していた。



○ユリシーズ・クロウ
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映画設定
・ワカンダの闇の武器商人で、ワカンダでのみ産出される金属ヴィブラニウムを取り扱っているため、人類絶滅計画のためにヴィブラニウムを必要とするウルトロンと取り引きをする。
・取り引きの中でウルトロンによって左腕を切り落とされる。
・首元にクロウ(爪)のようなものが付いたアクセサリをしていた。
・演じたのはアンディ・サーキス。

コミック設定
・コミックではワカンダの悪党で、右腕に振動銃を移植している男。AoUで腕を失ったのは映画「ブラックパンサー」(2018年全米公開予定)への伏線だと思われる。



●小ネタ

・マーベル映画にほぼ毎回カメオ出演することで知られるアイアンマン、ハルク、ソーなどの原作者スタン・リーは、本作ではパーティーのシーンでソーが持ってきたアスガルドの酒を飲んで倒れ、「エクセルシオール…(上昇せよ!)」とつぶやいていた老人役。エクセルシオールExcelsior!は彼の普段からの決め台詞である。

・MCUフェーズ2では、映画「スターウォーズ」シリーズでライトセイバー使いが手首を切り落とされる描写が度々描かれていたことへのオマージュとして、「アイアンマン3」ではシルバーセンチュリオンアーマーを着たトニーが悪役キリアンの片腕を切り落とし(直後に再生)、「マイティ・ソー:ダークワールド」ではロキがソーの腕を切り落としたようにダークエルフ達に幻影を見せ、「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」ではバッキーが左腕を失って義手を装着している描写があった。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でも、ザンダー星でのオーブの争奪戦でガモーラによってグル―トが両腕を切り落とされている。その流れとして、本作では悪役ユリシーズ・クロウが激高したウルトロンによって右腕を切り落とされている。←左腕の間違いでした。すみません。他にも間違いがあったらご指摘ください。

・韓国の女優キム・スヒョン(アメリカでの芸名クラウディア・キム)が演じたヘレン・チョという女性科学者が登場するが、彼女はコミックでは同じくアジア系の若手ヒーロー、アマデウス・チョというキャラの義理の母親である。コミックと映画の設定はもちろん異なるのだが、今後、アマデウスが何かしらの形で登場するかもしれない。

・カメオ出演に近い形だったが、ヘイムダル役でイドリス・エルバが「マイティ・ソー」シリーズに引き続き出演。本作ではソーがスカーレットウィッチに見せられた幻覚のシーンに登場、目が白く変色しており、混乱した様子でソーを罵っていた。

・トム・ヒドルストンも、お馴染みロキ役でカメオ出演シーンを撮影していたが、監督曰く「ただでさえでも内容的にボリュームがある映画なので、ロキのシーンはやむなくカットした」らしい。おそらくヘイムダルと共に登場するものだったと思われる(イドリス・エルバが撮影の時点でロキとの共演シーンをネタバレしていた)。

・サポートAIとしてのJARVISは事実上の消滅状態になってしまったため、トニーは代わりとしてFRIDAY(フライデー)をアーマーのサポートAIに導入したが、そのプログラム・カセット(HDD?)を探している際にJOCASTA(ジョカスタ)というラベルの貼ってあるプログラムが確認できた。ジョカスタとは、コミックではより人間性を求めたウルトロンが自分で制作した“花嫁”ロボットで、登場時はアベンジャーズの敵だったが後に改心、現在ではアベンジャーズの非常勤メンバーになっている。今回の映画には小ネタとして登場、今後どのように扱われるかは不明。お遊び的要素が強いと思う。

・映画終盤、フューリーが新生SHIELDを結集させてヘリキャリアを応援に連れてきたが、その際にオペレーターとして「~ウィンターソルジャー」に引き続き同一キャラが登場。キャラ名はキャメロン・クレインというらしい。




◎エンドクレジット後のオマケ映像

サノスが台の上に置かれたインフィニティ・ガントレットを、「仕方ない、自分でやるとしよう」と言って左手に装着する。

・インフィニティ・ガントレットとは、コミックの設定では宇宙最強クラスの手袋状の兵器で、各指の付け根と手の甲に合わせて6個の魔法石(インフィニティ・ジェム)を装着することで起動する。ガントレットは左手に着ける(右手のガントレットは存在しない)。
装着者は指を鳴らすだけで全宇宙の生命の半分を抹殺できたり、宇宙的存在のコズミックビーイング(ギャラクタスやセレスティアルズなど)すら圧倒できるほどのパワーを得る。難点は装着者の意志が頑強でないとパワーをコントロールできないこと、ガントレットを外してしまうとただちに能力を失うことなどが挙げられる。

映画版では、すでに今までのシリーズにてインフィニティ・ストーンとしてガントレットを構成する魔法石が4つ登場。

・テッセラクト:“立方体”の意味。日本ではコズミックキューブや四次元キューブなどと翻訳されている。レッドスカルやロキが悪用していた青い石。現在はアスガルドで保管されている。
・エーテル:ソーの敵マレキスが使っていた液状の赤い石。いったんはアスガルドで保管されていたが後にシフ、ヴォルスタッグがコレクターに保管を依頼する。その後「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にてコレクターのコレクションルームが大破する事件が起きたので、エーテルがどうなったのかは不明。おそらくコレクションルームのどこかに転がっていると思うが…。
・オーブ:ロナンが自分の身体に取り込んで強大なパワーを得た紫の石。現在はザンダー星で保管されている。
・セプター:いわゆるロキの杖(槍)の先端に付いていた石。別名マインドストーン。その名の通り人の心を操ったり、人工物(ヴィジョン)に心を宿せたりできるパワーを持つ。現在はヴィジョンの額に埋め込まれている。

以上の4つのインフィニティ・ストーンが確認されているが、それぞれの石の頭文字が
TAOSであることから推測すると、残る2つの石はH、Nが頭文字である可能性が高い。というのも、これらのインフィニティ・ストーンを手に入れてガントレットを装着する人物はサノス(THANOS)であることはまず間違いないため、彼の名前のスペルを構成するようネーミングされているものと考えられる。
残る2つの石は今後のシリーズで登場するはずだが、現時点ではそのタイミングは不明。個人的な予想では「ドクター・ストレンジ」(2016年公開)で少なくとも1つは登場するのではないかと思う。



●MCUの今後

今後のMCUの流れとしては、日本では9月19日(土)にフェーズ2の締め括りとなる「アントマン」が公開。本作は時系列としては「アベンジャーズAoU」の後になるため、おそらくAoUでの出来事が反映された間接的な続編といえるだろう。

そして来年はフェーズ3のスタート作であり、内容・キャスト的には「アベンジャーズ2.5」といってもいい「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」が公開。内容は現時点では予想の域を出ないが、メインストーリーはキャプテン・アメリカ:チームとアイアンマン:チームにアベンジャーズが分裂、衝突を起こすというショッキングなものになると思われる。登場キャラはソー、ハルクを除いたAoUのメンバーに加えて、アントマンが単独作に引き続き登場、他にブラックパンサーやスパイダーマン(念のため書いておくが、アメスパシリーズでの設定ではなく新規設定である。演じるのはトム・ホランド)が初登場する。悪役陣は「~ウィンターソルジャー」ラストで重傷を負ったブロック・ラムロウが変貌したクロスボーンズ、初登場となるバロン・ジーモ(演じるのはダニエル・ブリュールで、コミックではナチスの科学者。戦争でキャップ&バッキーを葬った悪党)など。
撮影はすでに終了しているので、予告編等は年内に見られるだろう。

・その後はまだ具体的な製作に入っていない作品群なので、全米公開スケジュールだけ載せておきます。

2016年
「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」
「ドクター・ストレンジ」

2017年
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」
「スパイダーマン」
「マイティ・ソー:ラグナロク」

2018年
「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー Part1」
「ブラックパンサー」
「キャプテン・マーベル」

2019年
「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー Part2」
「インヒューマンズ」



●記事投稿が遅くなってしまったことのお詫び

AoUの公開から記事投稿まで2ヵ月以上経ってしまいました。
多忙だったことと、書いても書いても内容的に薄い気がして決定版が出来上がらなかったことが理由です。
楽しみにしていただいている方がいるなかで、記事投稿が遅くなり申し訳ありませんでした。



●「アントマン」公開

今日(9月19日)からMCUフェーズ2締めくくりの映画「アントマン」が日本公開です。
私(筆者)も早速朝イチで観に行ってきました。
内容的にはユニークさを持ちながらも、フェーズ1の時のようなヒーロー誕生秘話が入念に描かれていて懐かしい感じがしました。
もちろん「AoU」に関連することや、今後のアントマンの活躍を匂わせる伏線もいくつか貼られていたので、MCUファンにとっては必見の1作に仕上がっています。(例によってエンドクレジット後にオマケ映像アリ。重要。)

「アントマン」の徹底解説はなるべく早めに書き上げたいですね…笑



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「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」第三弾予告編分析

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「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」第二弾予告編分析



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映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の第二弾予告編が公開されました。アメリカなどの主要な国々では5月に公開(本作を上映する45か国の内、7月に公開なのは日本のみ…)なので、そろそろプロモーションに力が入ってくる時期でしょうか。

この記事では、お馴染みの予告編分析を行いたいと思います。
第二弾ということもあって、映画の概要などについては第一弾の記事を参照してください。

謎めいた描写も多く、ちゃんとした分析になっているかどうか分かりませんが、とりあえず本題に入りましょう。

※この分析が一種のネタバレになる可能性もあるので、過度に気にする方はご注意を。
※シリーズ映画の性質上、「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」までの内容のネタバレを含みます。


●予告編(英語版・日本語字幕なし)




●予告編分析(スクリーンショット・分析)


トニー・スターク「この弱い世界には…」
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何らかの戦闘によって一般市民が逃げ惑っています。ホークアイが誘導していますね。
画像下の物体は何でしょう?エンジンらしきものが4つ確認できるので、小型のヘリキャリアかもしれません。これに市民を乗せて安全な所に移送する?




トニー「…我々より強い何かが必要だ」
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キャプテン・アメリカのヘルメットがカッコいいので載せておきました。
トニーの言う「我々より強い何か」というのはおそらくウルトロンのことです。



ウルトロン「誰もが自分の恐れる物を作り出してしまう…」
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本作の敵ウルトロンは、トニー・スタークが前作「アベンジャーズ」の敵で宇宙人のチタウリ(アイアンマンの投げ捨てた核爆弾によって母船のようなものが大破した直後、全員機能停止したことから、生物でもあり機械でもある生命体だということが分かります)を基に、そのプログラムを応用して作ったものであるとの噂が出ていますので、ウルトロンはアイアンマンの外装を持ったチタウリと考えてもいいかもしれませんね。



ブルース・バナー博士「ウルトロン」
ウルトロン「…その身からな!」
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ウルトロンいわく「人は自分の身から自分の恐れる物を生み出してしまう」とのことなので、トニーが生み出した恐ろしいものとはウルトロンの事なのでしょうね。



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ハルク化している?バナー博士。瞳が緑色になっています。



ニック・フューリー「勝ち負けなんて問題じゃない」「常にトラブルは起こるものだ」
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「~ウィンター・ソルジャー」に引き続きニック・フューリー登場。SHIELD長官を辞めて潜伏活動をしている彼ですが、演じるサミュエル・L・ジャクソンいわく「本作でオレに出来ることは銃を撃つことくらいのもんさ」とのことなので、あまり活躍しないようです。
画像下は謎の人物ですね。まさかここにきて新キャラが映し出されるとは思っていませんでした。体型などからして女性ですね。この人物については後でもう一度触れます。



ソー「何も分かっていないくせに首を突っ込むからだ」
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おそらくソーは、チタウリの技術(宇宙の未知なるプログラム)を使ってウルトロンを作ったトニーを非難しているのでしょう。



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スカーレットウィッチのエネルギーブラストを食らって吹き飛ばされるアイアンマン・マーク43。…というふうに見えますが、予告編というのは本来の本編の流れとは異なる編集で繋ぎ合わされている場合があり、このシーンにはちょっと違和感があります。
本編では後で出てくる、ウルトロンのビーム攻撃を食らっているのでは?と予想。




ブラックウィドウ「私たちに隠れる場所なんてない」
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ブラックウィドウが何者かによってストレッチャーに寝かされます。台詞からして何やら深刻な状況のようです。彼女のソ連時代を描く回想シーンでしょうか。髪型が今までのものと異なり、ポニーテール風ですね。
画像下の医療器具のようなものは出産時に使用するものだそうですが、調べるのが難しくてよく分かりませんでした。

〇原作でのブラックウィドウは老化を抑える薬品などを投与されているのですが、このシーンはそのような人体実験の場面なのかもしれませんね。



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デカい武器を持つブラックウィドウ。表情が好きなので載せておきました。



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第一弾にも登場していましたが、謎の人物です。海外サイトなどではブラックパンサー(黒人のヒーローで、今後映画化されることが決定している作品)の悪役、“クロウKlaw”ではないかと噂されています。画像では見づらいですが、首に爪(クロウClaw)っぽいものが付いたアクセサリーをしています。同じクロウでもスペルが違うので、あんまり関係ないかもしれませんが(笑)
もし彼がクロウだとしたら、後々のブラックパンサーの伏線として登場するのかもしれません。

◎原作コミックでのクロウとは?
フルネームはユリシーズ・クロウ。音波の知識に長けた人物で、ヴィブラニウム(振動を吸収する金属で、キャプテン・アメリカの盾などの素材)を求めてブラックパンサーことティチャラが治めるワカンダ国に侵入、その時のブラックパンサーとの戦闘で右手を失う。後に闇市場でヴィブラニウムを入手し、ある特殊装置を開発して生ける音波へと変貌した(とはいえ見た目は普通の人間)。右手には義手として音波を発射する装置を付けている。主にブラックパンサーやアベンジャーズと敵対する悪党。



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ウルトロン(量産型)の一体に苦戦するキャップ。「~ウィンター・ソルジャー」で見せた格闘能力を今回も発揮してほしいですね。



ウルトロン「お前たちをバラバラにしてやる…内側から」
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これがさっき書いたスカーレットウィッチ→アイアンマンへの攻撃ではなく、ウルトロン→アイアンマンへの攻撃だと個人的に予想しているシーンです。
ただ、スカーレットウィッチとクイックシルバーは映画の序盤では敵として登場することも考えられるので、予告編の流れの通りスカーレットウィッチがアイアンマンを攻撃することももちろんあり得ますが…



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このシーンもかなり謎めいています。ソーが体から稲妻を放っているのかな?と思いきや、表情からしてちょっと苦しそうですし、単純に外部からの攻撃を受けているだけかもしれません。よく分かりませんね。
そしてもっとよく分からないのが、画像の右下にいる謎の女性です。

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拡大してみました。
この人が洞窟のような所にいた女性と同一人物だと思うのですが、何者かは分かりません。民族衣装的なものを着ているのも謎です。
「スター・ウォーズ」ファンならスレイヴ・レイア姫?と思うかもしれませんが、それはもちろんあり得ません(服装はかなり似ていますが)笑。
海外サイトなどではブラックパンサーの妹だと噂されていたりもしますが、真偽は不明です。なんにせよブラックパンサーの要素は随所に示される可能性が高そうですね。




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映画の見せ場のシーンと思われる、ハルクバスターアイアンマンとハルクの戦い。かなり激しいものになりそうですが、単なる殴り合いでは終わらない驚く展開があるらしいので、期待です。ちなみに戦いの舞台となっている街はロケ撮影が行われていた南アフリカのようです。海外サイトによると南アでチェーン展開しているお店の看板が今回の予告編中に映っているそうなので、ロケ地としてだけでなく、映画内の舞台としても南アと設定されているようです。
さらに言えば、原作コミックでブラックパンサーことティチャラの治めるワカンダ国(架空の国)はアフリカ大陸に位置するため、映画でも何か関連がありそうな気もします。



ブラックウィドウ「なんてこと…」
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怒り狂っている?ハルク。
ハルクバスターのHUD(ヘッドアップディスプレイ)はオレンジ色のようです。かなりの巨体ですが飛べるようです。



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ハルクバスターアイアンマンはハルクより大きいです。地面に叩きつけていますね。かなり粗い戦い方です。



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ハルクの目に注目。目の周りと瞳が赤くなっていますね。普段は茶色、もしくは緑色なので明らかに様子がおかしいです。もしかするとスカーレットウィッチに操られている?だとすると彼女の目的が分かりませんし、そもそも超能力の範囲もよく分からなくなりますね。
もしウルトロンがハルクを操っているとしても、ロボットであるウルトロンが生物であるハルクを操るというのは一体どういう原理なのか説明が付きづらそうです。
ハルクバスターは通常のアイアンマンアーマーと同じく、手のひらからリパルサーレイを撃てるようですね。



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ロゴ。



はい、以上で第二弾予告編分析は終わりです。
謎の多い内容でしたね。ブラックパンサー(と思われる)の要素がいくつか提示されていたのが意外でした。
新キャラのスカーレットウィッチ、クイックシルバーの見せ場はほとんど無く、トニーとバナー博士が打倒ウルトロンのために作り上げると噂のアンドロイドヒーロー“ヴィジョン”の姿も一切映りません。他に悪役のバロン・フォン・ストラッカーも予告編には登場していないので、映画本編においてキャラの飽和が起きているような気がして若干の不安を感じます。
前作「アベンジャーズ」で各キャラに均等に見せ場を与えられていたジョス・ウェドン監督が続投しているので、彼の手腕に期待です。
ハルクバスターアイアンマンとハルクの戦いは迫力がありそうなので楽しみですね。


「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」はアメリカなどでは5月、日本では7月4日(土)公開です。



(次回の記事は、月末に予告編がネット公開されるとの情報が入っているリブート版「ファンタスティック・フォー」の予告編分析になりそうです。)

「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」予告編分析


Avengers:Age of Ultron

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公式ティーザーポスター


日本時間10月23日に映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の第一弾予告編が公開されました。
本来はアメリカ時間28日にアベンジャーズと世界観を共有するTVドラマ「エージェント・オブ・シールド」第6話のアメリカ放映時に公開される予定だったのですが、何者かの手によって23日にリーク(流出)、事態を知ったマーベルが「ちっ、ヒドラめ」といったジョークをツイートした後、前倒ししてネット公開に踏み切った…という経緯です。
マーベル世界の悪の秘密結社ヒドラをリーク犯に仕立て上げるあたり、マーベルのセンスが伺えましたね。


このブログでは、お馴染みの予告編分析を行いたいと思います。
少し前置きが長くなりますが、第一弾の分析ということもあって丁寧に概要も説明しようと思います。
まずは本作の全体的な説明をしてから、予告編分析に入りたいと思います。


●概要

・本作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のシリーズ11作目で、「アベンジャーズ」(2012年)の続編。原題Avengers:Age of Ultron
・日本公開7月4日(土)予定。当初は4月25日公開だったが2か月も延期した。ちなみに北米では5月1日公開。
・監督は前作に引き続きジョス・ウェドン
・時系列としては「~ウィンター・ソルジャー」の後。
・「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は映画の世界観は同じだが、本作には登場しない。
・ストーリーは、トニー・スタークが平和維持計画のために作ったアンドロイドロボット“ウルトロン”が独自の解釈で平和を実現しようとし始め、アベンジャーズと敵対する…というもの。
・新キャラが何人か登場するが、例によってどれも映画版の設定なので原作コミックとは結構異なる。
・登場キャラはかなりの人数である。前作にも登場したキャラの俳優は全員続投。

登場キャラ
○トニー・スターク:アイアンマン
○スティーブ・ロジャース:キャプテン・アメリカ
○ソー(ソー・オーディンソン)
○ブルース・バナー:ハルク
○ナターシャ・ロマノフ:ブラックウィドウ
○クリント・バートン:ホークアイ
○ジェームズ・"ローディ"・ローズ:アイアンパトリオット
○ニック・フューリー
○マリア・ヒル
○エリック・セルヴィグ博士
○ペギー・カーター


〈新キャラ〉
・味方
○ワンダ・マキシモフ/スカーレットウィッチ(演:エリザベス・オルセン)
何らかの方法で魔術的な力を秘めた女性で、念動力も使える。
原作ではマグニートーの娘でミュータントだが、映画でマグニートーやX-MEN、ミュータントなどのキャラ権利を持っているのは別会社なので、「アベンジャーズ」の映画世界MCUではミュータントではなくマグニートーとも一切関係がない設定。ピエトロの双子の姉。

○ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)
何らかの方法で超高速移動能力を身につけた人物。スカーレットウィッチと同様の理由により、ミュータントでもマグニートーの子供でもない。「X-MEN:フューチャー&パスト」に登場した同名キャラとも映画会社が異なるので無関係。ワンダの双子の弟。発表によると、重度のシスコンらしい。

○ヴィジョン(演:ポール・ベタニー)
映画での設定不明。演じるポール・ベタニーはこれまでアイアンマン所有の人工知能J.A.R.V.I.S.の声を担当していたため、どうやら何らかの関係がある模様。
原作ではウルトロン(下で紹介)に作られたアンドロイドロボットで、物体透過(壁をすり抜ける)能力を持つ。空も飛べる。


・敵
○ウルトロン(演:ジェームズ・スペイダー)
映画ではトニーが作ったロボット。人工知能を備えているため、自分で考えて行動できる。人語を理解し紳士的な態度をとるも、凶暴でかなり強力なパワーを持つらしい。
原作では映画未登場のアントマンことハンク・ピムが作ったアンドロイドロボットで、元々精神に異常のあるピムの脳波を基にした人工知能のせいで後に暴走、ヴィラン(悪役)となったキャラ。

○バロン・フォン・ストラッカー(演:トーマス・クレッチマン)
映画ではヒドラ党の後継者で、リーダー。「~ウィンター・ソルジャー」のオマケ映像にも登場。原作でも同じような設定。

○他に役柄不明の女性科学者キャラ(演:キム・スヒョン)の登場が明らかになっている。
〇主にCG合成用の動きを提供することで知られる俳優アンディ・サーキスも役柄不明で出演。
○噂ではバッキー・バーンズ:ウィンターソルジャー、サム・ウィルソン:ファルコンも何らかの形で登場する可能性があるらしい。あくまで噂だが…


それでは、本題の予告編分析に入りましょう。
原作コミックの設定も載せるので、それが間接的に映画のネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。



●予告編(英語版・日本語字幕なし)





●予告編分析(スクリーンショット・分析)

ウルトロン「美しいものを見せてやろう」「みなが慈悲を求めて叫ぶ」
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いきなり悪役ウルトロンの台詞から始まります。声を担当しているのはジェームズ・スペイダーです。製作者が彼を起用した理由は、知的でありながら凶暴性も秘めた声質だからだそうです。ということは、ウルトロンにはそういった性格付けがされている可能性が高いですね。
画像真ん中、民衆のデモのようなものに参加しているワンダ&ピエトロ姉弟。何に対するデモなのでしょうか。
画像下はウルトロンの手に見えます。熱で溶けた金属がまとわりついているようです。


ウルトロン「お前たちは世界を守りたい、だがそれは不可能だ」
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キャプテン・アメリカの後ろ姿、ホークアイ、ソーのムジョルニアを持つ手が映ります。今回の予告編は灰色がかったシーンがいくつかありますね。東ヨーロッパ(セルビアあたり)をイメージした街が舞台の一つになるとの噂があったので、どうやら灰色がかったシーンはそこが舞台なのかもしれませんね。


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クインジェットの機内と思われる場所。キャップ、ブラックウィドウ、バナー博士、ソーの姿があります。お互い視線を合わさず、沈黙しているように見えますね。特にバナー博士は精神的に不安定な印象を受けます。服の着方が変です。


ウルトロン「お前たちは古びた人形で、紐が絡まり もがいている」
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ウルトロン:マーク1(正式名称不明)がぎこちない歩き方で登場。
これはスタークタワー(トニーがアベンジャーズのために用意した建物)の一室のようです。
画像真ん中では私服姿のアベンジャーズが。


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画像上、人物が小さくてよく分かりません。特に、女性キャラが明らかに3人いますが、右側のナターシャ以外は判別が難しいです。
真ん中の女性は、上に書いたキム・スヒョン演じる役柄不明の科学者キャラかもしれませんね。
この時点ではスカーレットウィッチがタワーにいる可能性は低いですし、髪の色が黒なのでペッパー・ポッツでもないでしょう。ジェーン・フォスターは前情報では登場しないとのことです。
スティーブの右側にいるのは、たぶんマリア・ヒルでしょうね。
画像真ん中と下、ウルトロンマーク1がアイアンマンアーマーの一種らしき物を掴んで頭部を握り潰します。かなりのパワーを持っていることが伺えますね。また、胸に“A”のマークが確認できるので、アベンジャーズの所有物であることが分かります。


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アイアンマンのマーク42の色違い(公式でのマーク番号が不明なのでこう表記します)が山でたたずんでいます。大きな建物も見えますね。


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戦車のようなものが行き先を爆撃しています。
上半身裸のバナー博士。雪のある林…寒そうです笑
おそらくハルク化した後なので服が破れたのでしょう。
後で出てくるハルクバスターアイアンマンとのバトルを経て、この林まで移動してくるのかもしれません。
(原作コミックのハルクは凄まじい跳躍力で数十キロ以上移動することもある)


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このシーンは予告編の流れを変えて画像化しました。
画像上は何もない部屋にたたずむブラックウィドウですが、壁が鏡張りになっているようです。つまりこれは画像下のバレリーナたちと何か関係があることが分かります。(実際の予告編の流れではバレリーナのシーンはもっと後)。
本作でブラックウィドウ=ナターシャ・ロマノフ、さらにいえばソ連でのフルネーム=ナターリア・アリアノーヴナ・ロマノヴァのオリジン(誕生秘話)をある程度描くとの情報を海外サイトで見たことがあり、実際、このシーンは原作コミックのソ連時代ナターシャがロマノフ王朝の保護を受けてバレリーナとして成功していたことを再現するシーンなのです(たぶん)。
(原作コミックでのナターシャはソ連ロマノフ王朝の家系で、国の援助を受けてバレリーナとして成功。パイロットの男と結婚するも夫の事故死後はスパイに転身、“未亡人”という意味もあるブラックウィドウとコードネームを設定して活動。後にソ連政府に洗脳されていたことに気付いてアメリカに亡命、アベンジャーズなどと接触してヒーローとなる。老化を抑える薬のおかげで見た目は若いが、実年齢は倍くらいある。あくまで原作の設定。)


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ウルトロンの隠れ家的な場所。こうして見ると、やはりウルトロンはアイアンマンとフォルムが似ていますね。しかもデカい。
クイックシルバーとスカーレットウィッチが居合わせているということは、2人は最初はウルトロンの仲間なのかもしれません。


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川から上がってくるウルトロン。
マーク1、隠れ家にいた個体とはまたしてもデザインが異なります。これらは量産型のウルトロンなのでしょう。原作コミックのデザインに結構近いですね。飛行能力も有しています。
ただ、たくさんいるのはいいのですが、もし前作のチタウリのように親玉が倒されると量産型も全員機能停止、とかになると個人的には不満ですね。


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これは何度か登場している建物の内部でしょうね。ヒドラの基地なのか、ウルトロンの隠れ家なのかよく分かりませんね。


トニー「終わりだ。私たちのために始めた道が…」
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トニーがウルトロン:マーク1を作ったと読み取れるシーン。トニーが絶望的なセリフを発しています。彼の作ったウルトロンが暴走した責任を追及されているのでしょうか。
ただでさえ精神的にダメージを受けやすいトニーですが、本作でも悩みは尽きないようです。


ブラックウィドウ「全てが永遠には続かない」
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ニック・フューリー登場。
「~ウィンター・ソルジャー」のラストで眼帯を外してサングラスをかけていましたが、やはり彼には眼帯の方がしっくりくるようです。


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多くのファンが待ち望んだアイアンマン:ハルクバスターアーマーがついに登場!
トニーが直接着るのではなくアイアンマンの状態からさらに強化スーツとして着用するみたいです。パーツが飛んできているので、これも遠隔操作可能なのでしょう。胸以外に両膝にもアークリアクターが内蔵されていますね。
◎ハルクバスターとは?
原作では、暴れるハルクに対抗するため製作されたパワータイプのアイアンマンアーマー。


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画像上はクイックシルバーの見せ場のシーンですが、これだけだと高速移動能力だとは分かりづらいですね。ウルトロンにタックルしているのでしょうか。キャップもいますね。
画像下は姉ちゃんのスカーレットウィッチ。赤いエネルギー体を発射できるらしいです。


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キャラ名不明。演じているのはアンディ・サーキスですね。主にモーションキャプチャーなどで「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのゴラムや「猿の惑星」シリーズの猿などを演じている俳優です。
噂では原作コミックでのブラックパンサーの悪役“クロウ”ではないかと海外サイトで書かれていますが、ちとマイナーすぎる気が…笑
◎ブラックパンサーとは、原作ではワカンダ国王にしてヒーローの黒人男性。黒い全身スーツを着ており、ハイテク装備で戦う。映画化の噂が常に出ているキャラ。


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ソーことクリス・ヘムズワースの裸体シーン。もはや恒例となっています。
画像下はハルクと手を合わせるブラックウィドウ。ハルクは平常心を保っているのでしょうか。


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画像上「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」でのヒドラの兵器に似た銃が登場。青い光が気になりますね。
ホークアイはこの兵器を使う連中と戦っているようです。


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ソーがトニーの首を掴んで持ち上げます。
ソーが怒っている理由は、おそらくウルトロン関連のトニーへの責任追及でしょうね。
なぜか画像上ではソーの腕に鎧が無いのに、画像真ん中では鎧が着用されていますね。なんでだろう。


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ハルクが車をハルクバスターに投げつけ、さらに一撃を加えています。
激しいバトルが行われるようです。


ウルトロン「…今、私は自由だ」
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キャップの見せ場もちゃんとあります。状況はよく分かりませんが…


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ハルクバスターのパンチは、おもりの重量を加えて威力を高めているようですね。
ハルクとの一騎打ちが楽しみです。


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ソーの腕と、割れたキャップの盾が映ります。キャップの盾はヴィブラニウム製で破壊不可能なのですが、よほどのダメージを受けたのでしょうね。
◎原作コミックで盾は4回ほど割れたり粉々になったり消滅したりしていますが、何とか理由をつけて毎回再生しています。理由もなしに次のページで再生していることもありました。
でも映画版ではそんな適当なことはできないので、再生させるとしたら難しそうですね。


ウルトロン「私を縛るものは無い…!」
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ウルトロンの親玉らしき個体。
アベンジャーズに反旗を翻すような発言ですね。「自由だ」「もう私を縛るものは無い」との発言から、もしかするとトニー(もしくはアベンジャーズ)によって平和維持活動で酷使されていた初期のウルトロンがキレて脱走、自身の身体をアップデートしつつコピー体を生産、さらには思想的にもアベンジャーズへの恨みを募らせていく…という流れになるのかもしれません。
顔には眼球が確認できますが、原作のイメージとはちょっと違うなぁと思います。
基本設定しか明らかになっていないので、どれがどういうバージョンのウルトロンなのか不明ですね。


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ロゴ



…今回の予告編分析は以上です。
第一弾予告編ということもあって内容面はほとんど説明のない作りになっていましたね。台詞も少ない方だったと思います。とりあえず全体的な映画の雰囲気とキャラクターのビジュアルを公開したという印象です。
個人的には、見せるところは見せ、隠すところは隠した予告編だったので期待値を煽る意味では良い予告編だったと思います。
ただ、新キャラ“ヴィジョン”がこの予告編には登場していないですし、映画のストーリー説明も無いので、今後の第二弾予告編リリースに期待ですね。



「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」はアメリカでは来年2015年5月1日公開、日本では7月4日(土)公開予定です。



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