オススメ日本語翻訳版アメコミ

オススメ日本語翻訳版アメコミ


・このブログはアメコミの映画紹介に特化してきましたが、今回はちょっと目線を変えた“オススメの日本語翻訳版(邦訳)アメコミの紹介”をしようと思います。通常、アメコミは全て英語表記ですが、日本語訳された作品も結構たくさん発売されているのです。
・もちろん全アメコミの日本語版が出ているわけではなく、やはり人気作が取り上げられてラインナップに入る場合が多いです。傑作とされている作品なら邦訳(日本語版)でほぼ全部の作品が読めると思いますが、それ以外のマイナー作品などは原書で読むしかないです。その辺は日本の出版社さんの受容供給の関係もあるので仕方ないですね。
・とはいえ邦訳アメコミは意外とたくさん発売されているので、「アメコミ映画情報局」とのブログタイトルの通り、主にアメコミ映画と関係のあるアメコミに焦点を当てて作品数を絞りたいと思います。映画はコミックをあくまで“原案”としているだけなので、映画主体でコミックを読むのはちょっと違う気もしますが…笑
・映画と関係ない作品もある程度取り上げます。
・コミックのタイトルの後に(小プロ)や(ヴィレッジブックス)などと書いていますが、これはそのコミックを出している日本の出版社名です。ちなみに小プロの正式名称は“小学館集英社プロダクション”です。日本で邦訳アメコミを出している出版社は複数ありますが、基本的にこの2社がコンスタントに刊行していて流通量も安定しています。



●MARVELコミック作品


「シビル・ウォー」(ヴィレッジブックス)
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・ストーリー:超人登録法を巡ってヒーローたちが賛成派(アイアンマンがリーダー)と反対派(キャプテン・アメリカがリーダー)に分裂。互いの主張を通すために激しい戦いが勃発する…
・長いマーベルの歴史の中でもかなりセンセーショナルな内容になっています。大量のヒーローが登場するので、キャラを覚えるのにもいいと思います。
・これを基にする予定の映画「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」が2016年に公開されます。もちろん内容は結構異なることになりそうですが、キャプテン・アメリカVSアイアンマンの対立図は間違いなく描かれます。(映画についての情報まとめ記事はこちら)そういう意味でも、この原作コミックは押さえておいた方が良いと思います。

※「ニューアベンジャーズ:シビル・ウォー」もありますが、サイドストーリーかつ連作なのでスルーしても大丈夫です。また、タイイン(本作に関係する各単独作品)もいくつか邦訳されていますが、無理して買う必要はないと思います。このように、ある程度の妥協をしてコミック収集をするのは結構大事だと個人的に思います。



「アベンジャーズ:プレリュード」「アイアンマン3:プレリュード」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード」(小プロ)
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・これら3作は映画版と全く同じ世界観をコミック化したもので、映画本編で描ききれなかった部分を描いています。
・「アベンジャーズ:プレリュード」はかなりオススメです。ただ、「アイアンマン3:プレリュード」は読む価値があまりないと思いました。映画「アベンジャーズ」の時、NY決戦にローディ=ウォーマシンが参加しなかった理由が描かれますが、それを読むためだけに結構な金額を払うのは個人的には割高に感じました。



「ベスト・オブ・スパイダーマン」(小プロ)
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・その名の通りスパイダーマンのコミックエピソード傑作選です。なんと言ってもスパイダーマンのデビュー作が日本語で読めるのは嬉しいです。これを読むと映画「スパイダーマン」でのスパイダーマン誕生秘話は、このデビュー作の内容を忠実かつエンタメ作としてドラマティックに拡張したものだということが分かります。
・他にも古き良きエピソードが上手くピックアップされていて、これぞ初期のスパイダーマン!という読了感が得られるでしょう。オススメです。
(絵柄はクラシックというか、はっきり言って古いです。ネットを見ていると古い絵柄が苦手な人が結構いるみたいなので一応。)




「スパイダーマン:ブランニュー・デイ1~3」→「ニューウェイズ・トゥ・ダイ」→「エレクション・デイ」→「アメリカン・サン」(小プロ)
・スパイダーマンのコミックの連作です。2007年からアメリカで刊行されていたものの邦訳版なので、年代的には新しい作品です。60~90年代の古いコミックではなく新しいものが読みたい方にはこの連作をオススメします。映画とは特に関係ないです。




「スパイダーマン:ステイシーの悲劇」
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・映画「アメイジング・スパイダーマン」「アメイジング・スパイダーマン2」の原案にもなった作品です。絵柄は古いです。



「マーベルズ」(小プロ)
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・特定の映画とは全く関係ない作品です。
・マーベルコミックの歴史が、マーベルユニバースに存在するジャーナリストの目線で描かれる作品です。彼が経験する、スーパーヒーローの登場やミュータントと人間の確執、地球規模の災害などを我々読者もコミックを通して経験する…といった感じでしょうか。とにかく丁寧な物語と美麗な絵でマーベルユニバースの成り立ちが理解できるのでオススメです。(あくまで物語重視の社会派作品なので、派手なアクションなどには期待しない方がいいです)



「アベンジャーズ:ハルク・ウェーブ!」(ヴィレッジブックス)
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・アベンジャーズの複数のエピソードが収録されている作品です。タイトルにもなっているエピソード、ハルク・ウェーブにはあまり需要がないと思いますが、アベンジャーズ結成(デビュー作)のエピソードと、キャプテン・アメリカが氷漬けから復活してアベンジャーズに加入するエピソードの2つが載っているので読む価値ありです。1960年代の古いコミックは台詞、言い回しが独特で、いかにも子供向けだったということが日本語に翻訳されていても感じ取れます。やけに説明口調なんですよね。
・正直、内容は古いこともあってあまり面白くないのですが、アベンジャーズ結成という歴史的エピソードが収録されているのでオススメです。



「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」(小プロ)
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・同名の映画の原作コミックです。と言っても、内容はほぼ別物と言ってもいいでしょう。映画との共通点はバッキー=ウィンターソルジャーの登場を描く点のみです。ただし、作品自体が十分面白いのでオススメです。アイアンマンやファルコン、悪役のクロスボーンズなども登場します。



「X-MEN:デイズ・オブ・フューチャー・パスト」(ヴィレッジブックス)
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・映画「X-MEN:フューチャー&パスト」の原作コミックです。例によって原案どまりの作品なので、ごく大まかな設定以外は映画と内容が異なります。
・歴史改変もののX-MENのコミックとしては完成度が高いと思いますし、クリス・クレアモント、ジョン・バーンなどの名高い書き手の作品で当時のX-MEN人気を再燃させたことも考慮するとオススメできると思います。



「ウルヴァリン:オリジン」(小プロ)
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・ウルヴァリンことローガン、出生名ジェームズ・ハウレットの生い立ちが描かれる作品です。その意味では映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の原作コミックとも言えるでしょう(実際の内容はかなり異なりますが…)。
・ウルヴァリンがとにかく好きな人は読んでみて損はないと思います。独特の絵で、激しいアクションなどはありませんがドラマ面で楽しめる作品です。私は好きです。




●DCコミック作品


「ウォッチメン」(小プロ)
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・ストーリー:あるヒーローが何者かに暗殺され、かつての仲間だったロールシャッハが捜査に乗り出す。彼は“ヒーロー狩り”との仮説を立てて元ヒーロー仲間を訪ねて回る。そして、徐々に巨大な陰謀が明らかになっていく…
・同名映画の原作コミックです。映画版はラストの一部の描写以外はほぼコミックと同じで、その再現度は高いことが伺えます。
・この原作コミックは数々の賞を受賞した名作と名高く、アメコミファンなら必読の一冊と言えると思います。ダークな世界観ですが内容はそんなに難しくないです。値段は高いですが、一冊で完結しているので一度の出費で済むことも利点です。アメリカでの出版はDCですが世界観が違うのでバットマンやスーパーマンなどは一切出てきません。



「バットマン:ダークナイト」(小プロ)
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・原書の「バットマン:ダークナイトリターンズ」とその続編「~ストライクス・アゲイン」の2作が一冊にまとめられた邦訳コミックです。
・映画「ダークナイト ライジング」で描かれた、数年間引退していたブルース・ウェインがバットマンとして再び復帰する展開などがこのコミックから原案として採用されています。
・映画との関わりを抜きにしても傑作と名高い作品なので是非とも読んでいただきたいです。80年代にアメコミの読者層をグッと大人まで引き上げたハードボイルド作です。




「バットマン イヤーワン/イヤーツー」(ヴィレッジブックス)
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・バットマンの“一年目”を描く作品なので、映画「バットマンビギンズ」に通じるものがあります。
・ゴードンにもスポットライトが当てられています




「バットマン : ロング・ハロウィーン♯1」「バットマン : ロング・ハロウィーン♯2」(ヴィレッジブックス)
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・映画「ダークナイト」での状況に似た、バットマン×ゴードン×ハービー・デントの協力関係が描かれます。ミステリー調で面白いです。
・「イヤーワン~」の後に読むといいと思います。




「ジョーカー」(小プロ)
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・ストーリー:アーカム・アサイラム精神病院から出所したジョーカーが、成り上がりを目論むチンピラと共に犯罪界に舞い戻る…
・映画とは全く関係ない作品です。が、映画「ダークナイト」でアーカムに収容されたジョーカーの“その後”と解釈して読んでみるとかなり楽しめると思います。実際、絵が「ダークナイト」版ジョーカーのルックスに似ています(口元に傷がある点など)。パラレルワールドを舞台にしているということもあり、リドラーやキラークロックといったお馴染みの悪党も現実的に再デザインされていて、ノーラン監督の世界観にもある程度適応している感じがします(個人の意見です)。
・内容も面白いので私(筆者)はとても気に入っている作品です。



「バットマン:ノーマンズ・ランド1」(小プロ)
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・シリーズものの第一巻です。かなり長い作品です。映画「ダークナイト ライジング」で橋が落ちてゴッサムシティがアメリカ本土と断絶する展開の原案はこのコミックです(もちろんコミックでメインとなる事件は映画とは異なります)。
・映画とほんの少しだけ関係があるので紹介しました。



「バットマン:ハッシュ」(小プロ)
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・映画とは全く関係ないですが、バットマンファミリーやお馴染みの悪党が総登場するので初心者にもオススメの作品です。




●その他出版社


「Vフォー・ヴェンデッタ」(小プロ)
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・無政府主義の活動家V(ヴィー)と彼に助けられた女性イヴィーが主人公のポリティカル・サスペンスです。暗い絵かつ内容はかなり難しいです。政治的・風刺的テーマが好きな方にはオススメできます。
・同名の映画が存在します。主演はナタリー・ポートマンでした。内容は原作コミックから結構変えてありますが、エンタメ作品としてはそれで良いのではないでしょうか。



「キック・アス」「ヒットガール」「キック・アス2」(小プロ)
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・普通(もしくはそれ以下)の高校生がアメコミに影響されて自らヒーロー:キック・アスになってみるという内容で、ブラックなジョークと過激な暴力描写が盛り込まれています。
・映画版は2作作られましたが、原作コミックよりは明るく、登場キャラの異常さは軽減されているので楽しめた方も多いと思います。一方、これら原作コミックは容赦のない展開が終始続くので、読了後は陰鬱な気持ちになるでしょう。あれ、この流れだとあまりオススメできない…?笑
・とにかく、映画版とのギャップを楽しむことはできるので気になる方はどうぞ。



「シン・シティ」シリーズ(小プロ)
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・フランク・ミラーによるハードボイルドコミックです。基本的に全て白黒です(一部パートカラー有り)。“罪の街”シン・シティを舞台とした群像劇で、特定の主人公はおらずエピソードごとに変わります。
・原書は全7巻で、邦訳された小プロ版は一冊に2巻分収録した全4巻でリリースされる予定です。2015年1月時点では2巻まで刊行されており、残り2巻もちゃんと発売されるハズです。全巻読めばシン・シティ読破と言えるので、コミックコレクションとしても楽しめると思います。
・映画は2作作られましたが、オムニバス形式で再現された原作エピソードは7つの内4つです。映画を見てみると原作コミックの再現があまりに徹底的なのでド肝を抜かれると思います。映画とコミックを併せて楽しむと味わい深いです。
(※コミック、映画ともに残酷暴力描写が含まれます)



…とりあえず今回はこの辺で紹介を終わりたいと思います。
詳しい方は「なんで○○を紹介しないんだ!あれもこれもあるぞ…」と不満に思われるかもしれませんが、ある程度作品数を絞らないとキリがないので、ご了承ください。
あと、映画に関連するコミックの方が初心者の方にとっては取っ付きやすい気もするので。


〇次回の記事はNetflixによるドラマ作品「デアデビル」の予告編分析(紹介)になりそうです。

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