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「デッドプール」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む


「デッドプール」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む

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この記事は映画「デッドプール」のネタバレ解説です。
解説とはいえ、一人のファンとしてコミックのエピソードやキャラ設定を紹介し、劇中の描写に対する個人的な解釈&予想を書いているだけなので、内容が必ずしも正確とは限らない場合があるのでご了承ください。

記事内容の性質上ネタバレのオンパレードなので、映画を未見の方はご注意ください。



【映画概要】

・本作の企画は少なくとも「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009年)の時から具体的に検討されていたが、様々な事情で凍結状態になっていた。
・本作の直接的な製作決定の決め手になったのは、ティム・ミラーが中心となってライアン・レイノルズと製作したCGのテストフッテージ映像がネットに流出したこと。この映像がネットで話題となり絶大な支持を集めたため、20世紀FOX(X-MENの映画化権利を持っている)が手応えを感じ、ミラー監督とレイノルズ主演のコンビで長編実写映画化のゴーサインを出すに至った。
・アメリカなど主要な国々では2016年2月から公開された。年齢制限がありながら異例のヒットとなり、映画興行の大きなマーケットである中国では過激な内容が災いして上映禁止となっていたにもかかわらず世界興収7億8000万ドルを超えた。
・米国内・世界興収ともに「~フューチャー&パスト」を超えてX-MENシリーズ史上1位(!)、R-15指定の映画としても史上1位の成績である。
・この大ヒットを受け、続編の製作も決まった。





【キャラ紹介】

デッドプール:ウェイド・ウィルソン
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・特殊部隊上がりで、“自分より悪い奴を懲らしめる”といった名目で様々な雇い主の依頼を受け、自由気ままに傭兵として過ごしていた男。
・娼婦のヴァネッサと恋に落ち結婚を決意するが、直後に末期ガンを宣告されて絶望する。
・ハローキティのグッズを愛用している。リップクリームやボストンバッグ、リュックサックなどを所有。(編集のミスなのか故意なのか、大量の武器をボストンバッグに入れて出かけたはずなのにタクシーに乗り込んだ時点でなぜかリュックに変わっている)
・女性であっても悪人ならば容赦なく攻撃する。「ここで女を撃つと差別になるのか、逆に撃たない方が差別になるのか」などと言っていたが、ある意味女性差別に過敏になりすぎている世間の風潮に疑問を投げ掛ける台詞でもある。
・銃で散々撃たれても、頭にナイフを刺されても死ぬことはない。ただし痛みは常人と同じく感じるので、攻撃を食らった際は叫ぶこともある。
・手は切り落としても再生する。しかし瞬時に生えてくるわけではなく切り口から基部ができ、徐々に小さい手が形成されていく。手首から先なら約1日で完全に再生できる模様。
・コミックではメインの人格と複数のサブ人格があり、脳内で人格同士が会話することもあるが今回の映画ではそういった描写はなかった。というか映画でそれをやると観客が混乱する。
・ウェイド=デッドプールはすでに「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場しているが、「X-MEN:フューチャー&パスト」にて1973年以降の歴史を改編した影響で、現代を舞台にした「デッドプール」ではX-MEN ZEROとキャラクター性が異なっている。
・しかし、正確な年代はよく分からないがX-MEN ZEROのウェイドは少なくとも1970年代にはチームXに所属していたので、フューチャー&パストの歴史改変の影響はあまり受けていないようにも思える。
・さらに言えばX-MEN ZEROでのウェイドは人体実験を受ける前から超人的反射神経と身体能力を持つミュータントだったので、あれこれ頭を悩ませて年代を推測しても毎回この事実を思い出す度に全てが引っくり返されるので、年代がどうのこうの悩むのはあまり意味がない。
・個人的には、いっそのことX-MEN ZEROでの全ての出来事をウルヴァリンが曖昧な記憶を基に造り出した“存在したかもしれない過去の1つ”として捉え、メインの時系列や世界から切り離して考えた方がスッキリするような気がする。
・それにしても、「デッドプール」の世界には少なくとも「ロボコップ」や「127時間」などの映画が映画として存在している上にジェームズ・マカヴォイやパトリック・スチュワートといった実在の俳優の名前が出てきたので、ということはつまり「デッドプール」の世界ではこれまでの「X-MEN」映画も単なる“映画”に過ぎないのでは?という気がしなくもない。「デッドプール」がメタ演出を採用した映画であることを考えると、これまでの映画シリーズはただのフィクションで、自分たちの世界には“本物”のX-MENが存在するという設定もあり得る。
・コスチュームは自作である。最初は白いパーカーにベルトを巻き付け顔には布を巻いてサングラスをした姿だったが、服が血だらけになり洗濯に苦労(そんなことよりコインランドリーで堂々と血まみれの服を洗濯していることの方が問題)していたとき、ブラインド・アルから「赤い服を着りゃいいだろ」と助言をもらってからは赤を基調としたコスチュームに変えた。
・マスクはただの布なのに表情に合わせて白目部分が動く。



コロッサス:ピーター・ラスプーチン
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・ミュータントによるヒーローチームX-MENのメンバー。ミュータント能力は自分の身体を生体金属オムニウムに変換し、怪力と耐久力を得るというもの。
・ロシア出身のため、ロシア語訛りの英語を話している。
・巨大な体躯を表現するため、スーツアクターの動きを基にフルCGで描かれている。そのため演じた特定の俳優は存在せず、素顔が分からないよう劇中では常に生体金属化した状態だった。(コミックやこれまでの映画シリーズでは平常時は普通の人間の肌をしている)
・コロッサスはこれまで「X-MEN2」「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「X-MEN:フューチャー&パスト」に登場したが、フューチャー&パストで1973年以降の未来を改変したため、現代が舞台の「デッドプール」の世界ではこれまでのキャラクターとは異なる設定になっている。「X-MEN2」の時点で20~30歳くらいだったので、つまり1973年にはまだ産まれていないので歴史改変によって存在の発生自体が新しく起こったということになる。そのため、演じているのがダニエル・クドモアではなくなっていることにも一応説明がつく。
・金属化していて硬いはずなのに首を絞められて動けなくなるという、よく考えると笑えるギャグを披露した。


ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
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・X-MENの若手訓練生。ゴスっぽいファッションをしているが、インナーとしてX-MENらしい黄色を基調としたコスチュームを着ている。
・爆発エネルギーを放出するというミュータント能力を持っている。
・コミックではテレパス系ミュータントである。


ウィーゼル
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・デッドプールことウェイドの友人。
・劇中の台詞は、演じたTJミラーのアドリブが多くを占めているらしい。
・コミックでは世界有数の知能を持つ人物で、デップーの協力者。しかしその知能を活かしきれていないことも多い。


ドーピンダー
・NYタクシードライバー。インド系。穏和な性格だが、デッドプールの常人離れした発想にも平気で対応し、車内に武器を持ち込まれたり無賃乗車されてもあまり気にせず、デップーに言われた通り本当に恋のライバルを拉致するなど抜けたところがある。
・コミックには登場しない。


ブラインド・アル
・コカインを常用する盲目の黒人老婆。素顔を見られず家賃を折半できる同居人を探していたデッドプールの条件と一致し、一緒に暮らしている。
・口が悪い。
・コミックでは映画と同じくデップーの同居人。


ウルヴァリン
・今回はウルヴァリンというよりは主にヒュー・ジャックマンの写真として登場。People誌の表紙に登場したものをデップーが切り取り、ホッチキスで自分の顔面に貼るというギャグに使われた。
・デップーの台詞にも登場した。


エイジャックス:フランシス・フリーマン
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・人間が潜在的に持つミュータント因子を活性化させ、無理やり能力を覚醒させる血清を使って後天的にミュータントになった人物。強化された身体能力&回復能力と引き換えに感情を失っているらしい。
・演じたエド・スクレインいわく、エイジャックスは自分が悪いことをしているという認識のない“ソシオパス”。
・能力的にはデッドプールと同じ。しかし回復能力はデップーより劣る模様。
・コミックではウェポンXの実験指導者として登場。人体実験でウェイドをいたぶるシーンや本名のフランシスで呼ばれると怒るなど、映画との共通点も多い。後に死亡し、サイボーグとして復活する。


エンジェル・ダスト
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・人体実験によって怪力と耐久力を得ている。
・コミックでは先天的(生まれつき)ミュータントで、能力は体内のアドレナリンをコントロールすることでパワーアップするというもの。モーロックスというはぐれ者ミュータントの集まる地下集団のメンバー。本名クリスティーナ。
・映画ではネガソニックの攻撃を食らって吹き飛ばされたあとどうなったのか不明。
・演じたのは格闘家で女優のジーナ・カラーノ。


ボブ
・エイジャックスの部下である戦闘員の一人。デッドプールの特殊部隊時代の知り合い。旧友のため彼だけはデップーに殺されなかったが、殴られて気絶した。
・コミックでは悪の組織ヒドラの戦闘員。デップーにパシリとして扱われるかわいそうな男。
・映画ではマーベルスタジオとのキャラ権利の関係か、ヒドラのメンバーという設定ではなかった。




【小ネタ】※全部は拾いきれてません

・ウェイドが「緑のコスチュームはやめてくれよ。あとCG合成も」と言うのはライアン・レイノルズが主演しコケたアメコミ映画「グリーンランタン」のことを指した自虐ネタ。
・デッドプールが劇中で主に使用している(ホルスターに入れている)拳銃は、デザートイーグルのマークXIX。
・デッドプールの居所を聞いてきたエイジャックス達にウィーゼルが「『ブレイド2』を見ろよ」と言うのは、「ブレイド3」にライアン・レイノルズが出演しているため。つまり同じ「ブレイド」シリーズでもライアン(デッドプール)は「2」には出ていないので「3」を見たところで見つかりっこないということ。
・デッドプールがタクシーの中で一瞬披露した腕時計は、カートゥーンアニメ「アドベンチャータイム」のキャラグッズ。
・ラストの戦いの舞台となった場所に横たわっていた巨大な船のような物体は、「アベンジャーズ」などに登場する飛行空母ヘリキャリアーに見えなくもない。というかコンセプトとしてはもろにヘリキャリアーである。
・本作の製作決定のキッカケとなったテストフッテージ映像のシーンがほぼそのまま本編に採用されている。(デップーが高架道路に座って落書き~フランシスの部下の車が横転するまでのシークエンス)
・撮影時のデッドプールのマスクには様々な技術が使われている。まず目の部分にはCG合成用のマーキングが付けられており、それを基にCGで目の大きさや動きを加えている。また、目の周りの黒い部分はマグネットで取り外し可能となっており、スタント用に視野を大きくとったもの、暑さ対策のためにメッシュ素材になったものなど複数が用意された。
・映画ではX-MENにスカウトされるのを嫌がっていたが、コミックでのデッドプールは自ら入りたがっている。しかし過激な戦い方が認められず、メンバー入りは許可されていない。
・ヴァネッサはコミックではコピーキャットというコードネームのミュータントで、ミスティークに似た変身能力を持つ。コミックでは能力の発現が遅かったので、もしかすると映画版でも続編で…?
・エイジャックスらとの決戦に向かう際に流れていた曲は、DMXの“X Gon' Give It To Ya”。
・デップーが高架道路で落書きしていたときに流れていた曲は、Salt-N-Pepaの“Shoop”。
・エイジャックスの手下たちが乗っている車内で流れていた曲は、ジュース・ニュートンJuice Newtonの“Angel of the Morning”。





【関連映画作品】

「X-MEN」シリーズ・・・本作のメインシリーズ。突然変異で生まれつき超能力を持ったミュータントたちが人間からの差別に合いながら共存していこうとするX-MENと、力で人間を絶滅させようとテロ活動を行う集団(ブラザーフッド)とに分かれて衝突する話。基本的にシリアスな作風である。
「グリーンランタン」・・・ライアン・レイノルズ主演のアメコミ映画。評判が悪く、今ではネタ扱いにされがち。実験に運ばれるウェイドが「緑のコスチュームはやめてくれ。あとCG合成も!」というのはこの映画のコスチュームのことを指している。
「ロボコップ」シリーズ・・・コロッサスに連れて行かれそうになった時のデップーの台詞の元ネタ
「127時間」・・・劇中の台詞のとおり、腕を切り落とすのは本作のネタバレである。
「96時間」シリーズ・・・ウェイドが「娘を3度もさらわれる映画があるんだぜ。バカな親だよ」という台詞はこの映画シリーズのことを指している。
「マトリックス」シリーズ・・・ウェイドの末期ガンを治せると接触してきた男の格好が本作の悪役エージェント・スミスに似ていることを弄っていた。
「フェリスはある朝突然に」・・・エンドクレジット後の映像・台詞ともにパロディの元ネタになっている。
「アイアンマン」「アイアンマン2」「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」などの「アベンジャーズ」系シリーズ・・・デッドプールの「待ってても黒いアイパッチを着けたサミュエル・L・ジャクソンは出てこない」と言う台詞は主にこの3作での描写を指している。これらの映画ではアイパッチを着けたサミュエル演じるニック・フューリーというキャラがヒーローたちに声をかけ、アベンジャーズというヒーローチームへスカウトするシーンがある。



【良かった点】

・R-15指定(年齢制限付き)作品として制作された。マーベルはこれまで大量の映画を作っておきながら「パニッシャー:ウォーゾーン」(2009年)以外は全てPG指定止まりだったので、妥協しないキャラ表現に踏み切ってくれて良かった。
・デップーの性格や行動理念が意外としっかりしていて、デップーをよく知らない観客でも困惑せずに楽しめるようになっていた。特に本作はオリジン(誕生秘話)なのでしっかりとした土台作りができて大成功だと思う。
・キャラデザインがコミックに忠実。コミック版のデッドプールのコスチュームデザインは時期やアーティストによって微妙に異なるので一定ではないが、ごく一般的なイメージを実写版に落とし込んだ形になっていたので熱心なファンでも満足できるデザインだと思う。また、コロッサスもコミックでは常人をはるかに超える体躯を持つキャラのため、CGキャラにしたのは正解だと思う。


【ちょっと残念な点】

・ウェイドの状態の時からすでにかなりのおしゃべり&ユニークな台詞回しをするので、デッドプールになってからの狂気をあまり感じない(映画的ストーリーテリングとのバランスもあるが…)。
・デッドプールの大好物であるメキシコ料理チミチャンガがほぼ登場しない。
・今回はストーリーの関係上、個人的恨みのために行動しているのでコミックでのイメージである金で雇われる傭兵という側面がほぼない。代わりにウェイド時代に傭兵設定が与えられていたが、やっていることは傭兵というよりは単なる雇われチンピラにしか見えなかった。しかし自らの正義感で(自分勝手に)動くというキャラの根底部分は描かれている。
・低予算なのでどうしてもアクションシーンの迫力が物足りなく感じた。大量の武器を入れたバッグをタクシーの中に忘れるというギャグシーンは実は後付けで、当初の脚本としては派手なドンパチを予定していたらしい。予算を大幅に削られたせいでドンパチシーンの撮影ができなくなったので、あのようなギャグシーンを撮って誤魔化したそう。
・X-MENの主要メンバーが不在なことを「予算(ギャラ)が足りなかったんだろ」というデップーの台詞でいじっていたのは自虐的ギャグで面白いと思ったが、個人的にはそこは単純に「事件が起こったから出動していて不在」という理由付けでもよかったと思う。X-MENがヒーローチームであることのアピールがもっと欲しかった。(そうすることでコロッサスがデップーをX-MENに誘う理由もより分かりやすくなるのでは)




【続編】

・続編の製作が決まっている。ティム・ミラー監督×ライラン・レイノルズ主演のコンビは続投する予定。
・正確な公開日は不明だが、20世紀FOXがリリースしている今後のX-MENシリーズの公開日一覧を見る限りではいくつか候補となる日程が予定されており、そのうちのどれかに決定するのではないかと思う。
・続編にはデッドプールの理解者である“ケーブル”の他、女ミュータントの“ドミノ”の登場が噂されている。
・ケーブルはコミックでは未来から現代にタイムトラベルしてきたサイクロップスの息子で、強力なサイオニック能力を持つがテクノオーガニックウイルス(身体が金属になっていく架空の奇病)に侵されているため主にミュータント能力には頼らず銃火器で武装して戦う戦士。
・ドミノは白い肌をした女ミュータントで、顔に大きな黒い斑模様がある。ミュータント能力は自分には幸運を、敵には不運を与えるというもの。
・デップーが映画のオマケ映像で「ケーブルを演じるのはメル・ギブソンかドルフ・ラングレンかキーラ・ナイトレイか。誰が演じるのか決まってない。」と言っていたが、俳優どころかケーブルが登場すること自体まだ決まっていない。また、この時点では続編の製作も決まっていなかった。
・ちなみにキーラ・ナイトレイは女優なのにケーブル役?と思うかもしれないが、キーラはX-MENとは無関係の映画「ドミノ」に主演したことがあるので、噂に上がっているX-MENのキャラのドミノとの名前の一致をいじったギャグともとれる。ネタとしてはマニアックすぎる気もするが…。




…以上です。
今回も二ヶ月以上遅れての記事投稿となってしまいました…。すみません。
ちなみに「デッドプール」のブルーレイは日本では10月5日発売予定です。

次は「X-MEN:アポカリプス」の記事を書こうと思っています。

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「デッドプール」映画化記念特集


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公式ロゴ。


更新が滞っていました。アメコミ映画情報局です。

今回は、数年越しのプロジェクトでやっと製作が実現した映画「デッドプール」の紹介です。
この映画は現在制作中ですが、本来は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009年)に登場したキャラ、デッドプールのスピンオフとして製作される予定でした。しかし、なんだかんだで企画が暗礁に乗り上げ、一時は白紙になっていた時期もありました。
そんな中、ティム・ミラーなる人物が主演のライアン・レイノルズと共に2012年にテストフッテージ映像を自作。それは当時、なにかのイベントでは上映されたらしいのですが、長らく封印されていました。
そしてついに2014年、そのテストフッテージがネット上にリーク(流出)、それがファンに絶賛されたことを受けて製作会社ブラー(ミラーが所属)が後日、公式にフッテージを公開したことでさらに多くのネットユーザーの目に触れることとなり、その評判がX-MEN映画製作の大元である20世紀FOXにまで届き、最終的には映画デッドプールの製作決定・2016年2月の全米公開が決定するに至りました。

まぁとにかく、製作は難航していましたがようやくちゃんとスタートしたわけですね。
ファンの多いキャラクターだけにこれは嬉しい事だと思います。



【映画概要】

・2016年2月12日全米公開。
・監督はティム・ミラー。映像製作会社ブラーに所属していたらしく、ブラーでの仕事としては「マイティ・ソー:ダークワールド」の冒頭のアスガーディアンvsダークエルフのバトルシークエンスをCGで作り上げたことで知られます。つまりCG映像製作のプロだと言えますね。
・主演はライアン・レイノルズ。映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でウェイド・ウィルソン/ウェポンXI(デッドプール)を演じて以来、数年間にわたりプロジェクトに関わってきました。
・本作は映画「X-MEN」シリーズ(2000年~)と世界観を同じくします。つまりX-MENシリーズからのスピンオフという形になりますね。ただし先の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」での設定は無視されているらしく、誕生秘話などは本作から新しく語られるようです。(シリーズ物なのに設定を無視できる理由として、「X-MEN:フューチャー&パスト」(2014年)での出来事が関係していると思います)
・主な登場キャラクターは以下の通り。
○デッドプール
○ヴァネッサ/コピーキャット
○コロッサス
○エンジェル・ダスト
○アジャックス(エイジャックス)
○ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
○ウィーゼル

・コミックでのデッドプールの生みの親であるロブ・ライフェルドいわく、「本作のデッドプールは『アイアンマン』シリーズでのロバート・ダウニーJr.のように、ライアン・レイノルズ無しでは考えられない、というくらいのハマり役」。
・ライアン・レイノルズは「今回はコミックの設定に忠実にできる監督と脚本家を揃え、ファンの期待に応えられる製作体制を敷いているんだ」とインタビューで語っています。
・本作は年齢制限がかけられる前提で製作が進められています。アメリカでは“R指定”です。おそらく日本ではR-15+指定(15歳未満鑑賞不可)になると思います。デッドプールは敵を殺害することも厭わないキャラのため、コミックの残酷暴力描写を再現するためにこのような設定にしたそうです。個人的には、妥協無しの姿勢で取り組んでいて良いと思います。ただし興行的には大幅なダメージを受けるデメリットもあります。
・気になるウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンの出演に関してですが、本人は「受け入れられるだけの余地はある」と、やる気がある様子。ただしスケジュールの都合で現段階では製作に参加できていないらしいです。別撮りでもカメオでもいいのでなんとか出演してほしいところですね。


【登場人物紹介】

※撮影現場からのスパイ・フォトなので、一種のネタバレになる可能性あり。過度に気にする方はご注意を。


●デッドプール

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撮影現場にて。

コミックでの設定・能力
・本名はウェイド・ウィンストン・ウィルソン。若い頃は普通の人間で、軍の特殊部隊にいた。しかし末期のガンに犯され、余命いくばくもないためにカナダの極秘機関によるウェポンX(ウルヴァリンがアダマンチウムの骨格を手に入れる実験)から派生した実験に参加、ウルヴァリンのヒーリングファクター(超人的治癒)能力を移植される。そのおかげでガンは治るが、度重なる悲惨な人体実験の影響で精神に異常をきたし、生死もさまようがヒーリングファクターの覚醒によって復活、実験施設の人間達を皆殺しにして脱出する。全身の肌がただれ精神も狂ってしまっていたが、持ち前の身体能力と精神異常で傭兵になることを決意。金で雇われる“おしゃべり傭兵”となったのだった…
・元々軍で訓練していたため、あらゆる武器を使いこなす。高度な暗殺術も持つ。
・後天的に身に付けたヒーリングファクターによる驚異的な治癒能力。大ダメージを負ってもまず死ぬことはない。また、死を司るコズミックビーイング(マーベルコミックにおける宇宙神のような存在)デスとなぜか相思相愛であり、デスに異様な恋心を抱く宇宙の暴君サノスによって不死の呪いをかけられている時期は不死身だったこともある。
・第四の壁の破壊。第四の壁とは演劇用語で、舞台の左右、後ろの壁以外に俳優と観客の間にあるフィクション上の見えない壁があり、俳優のいる舞台の世界とそれを見ている観客の世界には隔たりがあるわけだが、デッドプールはそのフィクション上の壁を取り払うことが出来る。つまり、コミックのキャラクターである彼はその設定を理解しているため、コミックの読者がいることを認識しており、読者に話しかけたり作者に文句を言ったりすることが出来るのである。そのため、デッドプールはコミック内でマーベルコミック作品を読み、例えば今月のスパイダーマンがどんな目に遭っているのか、チェックしていたりする。(デッドプールが「先月号のキャップは酷い目に遭ってたなww」などと発言しても周囲の人物たちは「?」であり、精神異常の一つだと思ってスルーしている)
・精神異常。人格が少なくとも3つあり、一種の多重人格者である。ただしメインとなる人格は固定で、残りの2つの人格はメイン人格にツッコミを入れたりするだけで表に出てくることはない。コミックでは各人格がフキダシの色で区別される。
・テレポート能力。ある時期、仲間のケーブル(未来人のミュータントで、強力なサイコキネシスを扱う)と体を共有していたことがあり、分離した後もケーブルのテレポート能力を有していたことがある。
・おしゃべり。とにかく下らないことを常に話し続けている。
・日本に来て相撲部屋に入門、“チヨノサケ”という四股名を貰ったことがある。
・傭兵(殺し屋)稼業のため、正統派のヒーローたちには避けられているが、本人的にはヒーローに憧れているため熱烈なアプローチを行う場合が多い。X-MEN入りしたいがために自作コスチュームを作ったり、スパイダーマンをヒーローの先輩と慕ってウザ絡みしたりするのがその例である。
・女性にモテる。
・おおまかなデザインや設定の基はDCコミックの人気キャラ、デスストローク。デスストロークは実験で身体を強化した傭兵で、本名はスレイド・ウィルソン。デッドプール=ウェイド・ウィルソンはこの苗字をパクって付けた名前。






●アジャックス(エイジャックス)Ajax

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・コミックではデッドプールと同じ人体実験を生き抜いた人物。
・映画で演じているのはエド・スクレイン。
・映画ではおそらく悪役。





●コピーキャット:ヴァネッサ

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・コミックではミスティークと同じ変身能力を持つミュータントで、デッドプールの元恋人。
・演じるのはモリーナ・バッカリン。コピーキャットは薄い青色の肌をしているが、撮影現場写真ではその姿は見られなかった。





●コロッサス

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・コミックはもちろん、X-MENの映画シリーズにも何度か登場している人気キャラで、身体を生体金属に変換して怪力を発揮するミュータント。今回の映画では今まで演じていたダニエル・クドモアは出演せず、他の俳優が演じている。
・写真では、CG合成の目安にするためのボールが俳優の頭に取り付けられている。





●ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド

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・テレパシー、予知能力を持つ女性ミュータント。
・演じるのはブリアナ・ヒルデブランド。




●エンジェル・ダスト
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・コミックでは自分のアドレナリンを操って怪力などを発揮する女ミュータント。
・演じるのは格闘家で女優のジーナ・カラーノ。


●ウィーゼル

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・人間。天才的頭脳を持つがデッドプールにこき使われている。
・演じているのはTJミラー。




◎登場キャラがマイナーなのは、おそらくX-MEN映画シリーズのメインラインに迷惑をかけないためだと思われます。安易に人気有名キャラを登場させてしまうと、世界観の整合性が取れなくなったりしますからね。
その例として「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」ではガンビットやセイバートゥース、デッドプールなどの人気キャラが登場しましたが、各キャラの持ち味がちゃんと描けていなかったように感じます。また、その後の再登場も難しくなってしまいました。
一方「ウルヴァリン:SAMURAI」ではミュータントキャラをウルヴァリンとヴァイパーだけに搾ることで他作品にほとんど影響を与えず、スピンオフでありながらメインラインとのちょうど良い距離感を作り出せていたと思います。




【フッテージ映像】

数年前に製作されたデッドプールのテストフッテージ映像が現在、YouTubeで視聴可能になっています。非公式ですが日本語字幕付きのバージョンも上がっていたので載せておきます。



・このフッテージ映像は実写ではなく、ライアン・レイノルズの演技をモーションキャプチャーで読み取って作ったCG作品です。監督はティム・ミラーです。
・デッドプールが冒頭で聴いている曲はグウェン・ステファニの“Hollaback Girl”。
・タイトルロゴとともに流れる曲はJuice Newton の“Angel of the Morning”。






…今回の記事はこれで以上です。
久しぶりの更新となりましたが、なかなか時間が取れず苦労しているところです。

DC映画界隈のこともちゃんと取り上げたいと思っているのですが…(苦笑)



「X-MEN:フューチャー&パスト」鑑賞後の徹底解説:ネタバレ含む

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※この記事は映画「X-MEN:フューチャー&パスト」の鑑賞後の解説記事です。つまり、ネタバレしまくっています。まだ本作を見ていない人は、読まないことをオススメします。
逆に鑑賞済みの方は、詳しく書いているので色んな謎が解けると思いますし、知らなかった原作ネタを知ることもできると思います。

それでは、本作を見た人はこの後の解説記事をどうぞ…!



〇原作「X-MEN:Days of Future Past」について

本作「フューチャー&パスト」には原作コミックが存在します。本作の原題は「X-MEN:Days of Future Past」といい、その原作コミックと全く同じタイトルです。
では、内容まで全く同じなのかというと、そうではありません。アメコミ映画全般に言えることですが、原作の全てを反映しているわけではないです。
この原作コミックは日本語版がヴィレッジブックスさんから発売中なので、詳しいことはリンク先や本屋さんなどで購入して読んでみるのがいいでしょう。

X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト (MARVEL)X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト (MARVEL)
(2014/05/20)
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●同名原作コミックの設定と一致している箇所

・ディストピア(荒廃化)した未来
原作での未来世界は2013年という設定だったが、その世界ではセンチネルが人類をH(Human)、ミュータントをM(Mutant)として分別し、ミュータントは処刑されるか強制収容所に入れられるかのどちらかになっている。また、ミュータントは首輪によって能力を抑制されている
→今回の映画版でも大体の設定は同じだと言える


・キティ・プライドの能力
原作での未来世界(2013年)では中年になっているので、キティはケイトと名乗っているが、彼女自身が物体透過能力を使って歴史を変えるために魂を飛ばし、過去世界(1980年)にタイムスリップする。
→映画版では1973年と2023年の間に50年の年月があるため、キティが生まれてすらいないのでタイムスリップすることができず、代わりに150年以上生きているウルヴァリンに設定変更。
・原作では30年程度しか隔たりが無く、しかも過去世界というのが正史での現在なのでキティは20歳くらいとなり、問題なかった。
…なんか説明が難しい(笑)


・ミスティークがキーマンとなる
原作では反ミュータント政治家のケリー議員をミスティークが殺したことでミュータント迫害が過熱する。それを止めるためにタイムスリップしてきたキティとX-MENが奮闘する。
→映画ではケリー議員がセンチネルの開発者ボリバー・トラスクに変更され、その暗殺を阻止するX-MENのメンバーが変わっている。しかし、大まかな設定は同じ。


…はい、とりあえず原作と映画版が一致している点はこんな感じです。気になった人は日本語版コミックを買ってみてください。
何が言いたかったのかというと、この映画には一応原作があるよ!ということです。




●キャラ紹介

・キャラ数が多いので、全員を説明しきるのは難しい。
よって、新キャラとチラッとだけ出てきたキャラに絞って紹介する。


〇ビショップ
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・本名、ルーカス・ビショップ。
・原作でも映画でも、能力はエネルギー吸収と変換能力。簡単に説明すると、自分に触れたエネルギー(なんらかのビーム、雷、炎などなど)を吸収し、自分の能力でそれを変換、身体能力の強化に使ったり、特殊な銃の弾として使ったりできる。
・原作では未来人で、ミュータントの迫害が進み、隔離されている世界から来たという設定。右目のMの烙印は、収容所でつけられたもの。映画パンフレットによると、映画版でも収容所に入れられていたことがあるらしい。では、脱走してX-MENに参加したのか?
・原作ではX.S.E(Xavier Security Enforcers)と呼ばれる警察組織のような所に所属しており、現代世界に逃げた殺人犯を追うためにタイムスリップしてくる。
・ややこしい性格で、X-MENに協力したり敵対したりする。



○ブリンク
X-Men-Days-of-Future-Past-Blink.jpg
・本名:クラリス・ファーガソン。映画版で演じているのは中国人女優のファン・ビンビン
・能力は映画版も原作も同じ、テレポート
・原作では薄紫色の肌をしている



○サンスポット
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・本名:ロベルト・ダコスタ。ブラジル人
・映画版で演じているのもブラジル人のエイダン(アダム)・カント
・能力は映画版・原作ともに同じ。太陽光を吸収し、自分の身体を発火させる。燃焼の力を使って飛ぶこともできる
・原作ではX-MENのメンバーだったこともあるが、アベンジャーズにいることも多い
・映画版ではほとんどセリフがなかったが、意外にも戦闘においては率先して戦っていた印象



○ウォーパス
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・本名:ジェームズ・プラウドスター。ネイティブアメリカン
・映画版で演じているのもネイティブアメリカンの血を引く俳優ブーブー・スチュワート
・映画内では特に能力の説明がなかったのでこちらで紹介。
・ウォーパスは怪力、超人的感覚・体力、飛行能力などを持つ、強力かつバランスのとれたミュータント戦士。ヴィブラニウム製の二本の大型ナイフを愛用している(映画版でも使っていたが、素材は不明)。
・原作ではその戦闘能力を買われ、X-MENから派生した暗殺部隊X-フォースに参加していた



○クイックシルバー
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・本名:ピーター・マキシモフ。原作ではヨーロッパ風にピエトロと表記するが、今回の映画版では英語読みに。
・能力は超高速移動。本作のペンタゴンのキッチンルームシーンではまるで時間停止能力のように見えたが、あれは超高速で動いているために周りが止まって見えただけ。
・演じたのはエヴァン・ピーターズ
・原作では音速(秒速340m)より速いという設定。水の上も走れる
・単なる身体能力なので、あんまり走りすぎると疲れる
・原作では双子の姉、スカーレットウィッチ(本名:ワンダ・マキシモフ)のことが大好きで、姉に危険が迫ると怒り出す。そもそも短気で身勝手な性格である
・原作ではマグニートーの実の息子。お互い長らく認知していなかった。本作でもそれをほのめかすセリフがあったが、いわゆるファンサービスだと思う
・今回の映画には彼の妹がいたが、ストーリーにはほとんど関係なかった。ミュータントではなく、普通の人間らしい

○映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」(日本公開2015年4月25日)に同名のクイックシルバーが登場するが、原作のキャラとしては同じだが設定などは全く異なる。なぜならX-MENのキャラ権利は20世紀FOX、アベンジャーズのキャラ権利はマーベルスタジオがもっており、それぞれ世界観を共有することができないから。設定が異なる別キャラなので「アベンジャーズ~」でクイシルを演じるのはアーロン・テイラー・ジョンソン。




○アザゼル
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・「ファーストジェネレーション」にも登場した、赤い肌の悪魔のような外見をしたテレポート能力を持つミュータント
・本作では、エリック・レーンシャーいわく「犠牲になった」。つまり、死亡している
・具体的な死の証拠として、ミスティークがトラスク(センチネルを作った人)のオフィスに侵入した際、“ミュータント人体実験”ファイルに、彼の切り刻まれた遺体が一瞬写る


○エンジェル
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・エンジェル・サルバドール。「ファーストジェネレーション」にも登場した、昆虫のような羽を持つ女の子のミュータント。(※鳥のような翼を持つエンジェル=ウォーレン・ワージントン3世とは別人)
・本作ではアザゼル同様、死亡している
・ミュータント人体実験ファイルにもその姿があった
・エリック・レーンシャーがマグニートーヘルメットを取り戻しに保管庫に行くが、そこには彼女のちぎれた羽も保管されていた



○エマ・フロスト
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・「ファーストジェネレーション」にも登場した、テレパスとダイヤモンド化の二重能力を持つ女性ミュータント
・本作ではアザゼル、エンジェル同様、死亡している
・セリフで触れられただけで、姿は一切写らない



○バンシー
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・「ファーストジェネレーション」にも登場した、超音波を発して空を飛ぶミュータント
・本名:ショーン・キャシディ
・本作ではアザゼル、エンジェル、エマ・フロスト同様、死亡している
・セリフで触れられただけで、姿は一切写らない



〇ハボック
・「ファーストジェネレーション」にも登場したキャラ
・本作ではベトナム戦争に参加していた
・ストーリーにはあまり関係ないファンサービス的出演だった

〇トード
・「X-MEN」にも登場したカエル人間
・本作ではベトナム戦争に参加していた
・除隊後はレストランでシェフをやっていた(笑) クライマックスの若マグニートーのミュータント至上主義演説を聞いて感銘を受けた様子だった。この後マグニートーの傘下に入って「X-MEN」に繋がるわけか?

〇インク
・身体に刺青を彫った男。刺青に描かれた絵をそのまま再現することができる能力
・ベトナム戦争に参加していた
・映画では手のひらに彫った放射性物質のマークを使い、軍人たちを嘔吐させていた

〇バーティゴ?
・黒い目をしていて、頭から細かいトゲが生えていた黒人の男
・ベトナム戦争に参加していた
・襲ってきた軍人たちの目を見ると、軍人たちがめまいを覚えたかのように気絶する
・“バーティゴ?”と書いたのは、確証が持てないから。能力的には原作のバーティゴというキャラだが、なにせ原作では女性だし、見た目が違いすぎる





〇センチネル

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・ミュータントを狩り出すために作られた殺戮ロボット
・複数いるので普通はセンチネルズと呼ばれる
・原作では人間のように言葉を話す
・原作では色々な形態がある。画像の姿が一般的によく知られていると思う(今回の映画版の過去編もこちらに近い)が、本作(未来編)のように非常に細かいプレートが大量に折り重なって出来ているセンチネルも存在する。この形態のセンチネルはプレート配置を組み替えることで狭い隙間にも入り込むことができる
・本作の未来編ではミスティークの変身能力を応用して、出会ったミュータントの能力をコピーできる設定だった。原作ではこのような設定は無い

・本作では今までのシリーズに出てきたミュータントの能力をコピーしており、何気にいくつか披露していた。それを紹介。

○レディ・デスストライク(「X-MEN2」に登場)のアダマンチウム製の爪。ウルヴァリンとは異なり、指の爪が伸びるタイプ。クライマックスのX-MENとの戦闘で使用
○ダーウィン(「ファーストジェネレーション」に登場)の環境適応能力。サンスポットの火炎攻撃を防ぐためにセンチネルが体を岩状に“適応”させていた
○エマ・フロスト(「ファーストジェネレーション」に登場)のダイヤモンド化能力。全身をダイヤモンド化させてX-MENの攻撃を防いでいた

・以上。他にもあったかもしれないが、忘れた。まだ何かあったらコメント欄などで教えてください
・シリーズ三作目「ファイナルディシジョン」にも冒頭のデンジャールーム(訓練室)のシーンに登場したが、本作のものとはあまり関係ないかもしれない。しかし、センチネルそのものは当時からミュータントの脅威として存在していたとも考えられる
・細かいことは気にしないのが一番だ




●25Moments

・本作の公式宣伝サイト、「25Moments」に載っていることが結構面白かったので日本語に直して載せます。なぜ、2023年はミュータントが差別され、世界が荒廃したのか、この25個の出来事を追っていくことで理解できると思います。
【元のサイト】 http://www.25moments.com/#!/moments/1967


○1962年:キューバ危機
“正体不明の謎の力でミサイルが機能しなかった”
・マグニートーによる磁力操作。「ファーストジェネレーション」のクライマックスの出来事


○1963年:JFK暗殺
“マグニートーとして知られるエリック・レーンシャーがジョン・F・ケネディ暗殺容疑で逮捕。レーンシャーは直接的な関与を否定”
・ケネディ暗殺事件と絡めた設定。実際、ケネディに当たった銃弾は通常では考えられない弾道だったと言われる


○1965年:エグゼビア学園設立
“エグゼビアが私立寄宿学校を設立。ミュータント達を生徒とし、その超能力の安全な使い方を学ばせる”


○1967年:トラスク・インダストリーズが革命を起こす
“ボリバー・トラスクはDNAを用いた画期的な人工下肢(義足)を発明し、100万人の生活に変化を与えた”
・トラスク(後にセンチネルを開発する)が登場。


○1972年:トラスクとニクソンの密談
“トラスクとニクソンの密談があったが、その内容は削除された”


○1973年:センチネル計画の承認
“ニクソン政権は、センチネル計画を承認した”
・本作「フューチャー&パスト」での過去の出来事


○1975年:エグゼビア教授がワシントンに
“エグゼビアはワシントンの下院にミュータントの基本的人権と自由を訴える書面を提出した”


○1977年:世界記録問題
“クイックシルバーことピーター・マキシモフが陸上競技に参加し、8つの世界記録を塗り替える。以降はミュータントのスポーツ大会参加は不可能となる”


○1984年:神の呪い
“著名なテレビ伝道師がミュータントは神の呪いと発言”


○1986年:チェルノブイリ事件
“チェルノブイリの原子力発電所のメルトダウン以降、ロシアではミュータントが急増”


○1988年:ベルリンの壁での抗議
“ドイツ、ベルリンでは東西分離の政策に合わせてミュータントも隔離、東ドイツがミュータントゾーンとして指定される”


○1989年:DNAを証拠に
“トラスク・インダストリーズとFBIはDNAを用いた識別方法で犯罪者を検挙すると発表。ミュータントもDNA識別によってデータベースが構築され始める”


○1991年:南アフリカの変容
“南アフリカ共和国はミュータントの避難所として機能し始めた”


○1994年:サパティスタ民族解放軍はミュータントを味方に
“メキシコのサパティスタ民族解放軍はミュータントを仲間に取り入れた”


○1996年:狂牛病の発生
“トラスク・インダストリーズはX遺伝子(ミュータント遺伝子)の研究のため動物実験を実行したが失敗、狂牛病を誕生させてしまう”


○2001年:グアンタナモにミュータント拘置所設立
“アメリカ政府とトラスクは国家保全のため、危険すぎるミュータントをグアンタナモの拘置所に収容”


○2006年:ミュータントによるゴールデンゲートブリッジ破壊
“キュアをめぐってミュータント過激派が暴動を起こし、ゴールデンゲートブリッジを破壊する。X-MENの活躍で鎮火。大統領はミュータントとの関係性を見直す方向に”
・「ファイナルディシジョン」での出来事


○2008年:国境の壁の強化
“アメリカはメキシコとの国境を強化する壁を建設。ミュータントの動き(不法入国)を制限した”


2009年:ミュータント首輪発明
“トラスク・インダストリーズはミュータントの能力を封印する首輪を発明”


2010年:エグゼビア学園廃校
“トラスク・インダストリーズはエグゼビア学園を廃校させ、学舎をラボに作り変えた”


2011年:治療の必要はないと主張するミュータント
“トラスクやヤシダ社などの企業はミュータント治療薬を開発。ミュータントのデモ行進が行われるも、その混乱にてウォーレン・ワージントン三世、すなわちエンジェルが死亡する”
・ヤシダ社は「ウルヴァリン:SAMURAI」に登場した日本企業
・エンジェル死亡


○2012年:トラスク刑務所からの脱走
“クラリス・ファーガソン=ブリンクによって30名のミュータントがトラスク刑務所から脱獄”
・ブリンクのテレポート能力を使ったと思われる
・これでビショップが脱獄したのだと思われる


○2013年:センチネル・マーク10の完成
“トラスク社はミュータントの徹底的な封じ込みのため、最新式のセンチネルを完成させる。これは形状を変化させてどこへでも侵入し、あらゆる環境に適応する”
・「フューチャー&パスト」の荒廃した未来に登場したセンチネル


○2015年:ハンク・マッコイの死
“暴徒と化した人間によってハンク・マッコイは家から引きずり出され、殺害された”


○2018年:ビショップがミュータント自由軍結成
“ビショップがミュータントの生き残りを集め、自由のための抵抗軍を結成”





●改変された“未来”

・本作のラスト、チャールズ・エグゼビアの説得によって大統領&トラスク暗殺を思い留まったミスティークの影響で歴史が変わり、荒廃していたはずの未来世界(2023年)が改変される
・これによって、未来世界(2023年)は荒廃していない、平和な世界になっている。まさにシリーズ1作目「X-MEN」(2000年)の時と同じような雰囲気である
・悪く言うなら、これまでずっと積み上げてきたシリーズの設定を全て白紙に戻したということ。喪失感は否めない
・しかし、シリーズを重ねることで発生した、設定の矛盾、死亡したキャラ、複雑になった時代設定を無くしたことになるため、昔から追い続けてきた熱心な、そして矛盾点にモヤモヤしてきたファンにとってはスカッとする展開だったと思う
・筆者としては、今回、未来を改変してリセットしたのは正解だったと思う。監督や製作陣が今までの矛盾点を認め、積み上げてきたものを消し去るのは辛かったと思うのだが、それに向き合い、納得できる最善の方法で我々ファンに謝罪してきたようにも感じた。
・なにせ、これで死亡していた
○サイクロップス
○ジーン・グレイ
が戻ってきた!これでやっと原作のファースト・ファイブ(原作版X-MENが結成された当初のメンバー:サイク、ジーン、ビースト、アイスマン、エンジェル)が映画版でも揃ったはず(今回エンジェルは登場していないが…。たぶん、ちゃんと生きているだろう)。これだけでも改変した意味があるのでは?
・改変前の荒廃した未来ではX-MENのほぼ全員がセンチネルによって皆殺しになってしまったが、改変後の未来では全員が生きている
・改変後の未来でビーストを演じていたのは「ファイナルディシジョン」で同役を演じていたケルシー・グラマー。嬉しいカメオ出演だった
・ローグは改変前の荒廃未来世界には登場していなかったが、改変後の未来ではアイスマンと一緒に学園にいる姿が確認できた。演じていたのは今までと同じくアンナ・パキン。
・真実を知っているのは過去世界で未来を変えたウルヴァリンと、彼の脳内を読むことができるプロフェッサーXのみ。成功を密かに喜ぶ彼らの会話は感動もの。
・今後の続編映画は「X-MEN:アポカリプス」として2016年に全米公開予定。改変された未来世界ではなく、過去世界(1973年)の後の80年代が舞台となり、過去の若いX-MENたちが引き続き描かれる予定。改変された未来世界はこれにて一応、一段落というわけだ。





●細かい点の説明


・本来、アメコミは原作コミックも映画も、あまり細かいことを気にしてはいけないが。
・「ファイナルディシジョン」で死んだはずのプロフェッサーXが未来(荒廃してる方)で生き返っていた理由:「ファイナルディシジョン」のエンドクレジット後の映像によると、脳死状態の男性に意識を全部送って身体を乗っ取ることで復活。ちなみにその男性はエグゼビアの双子の片割れという設定だそう。 なので顔が同じ。細かいことは気にしてはいけない

・「ファイナルディシジョン」でキュアを打たれて能力を無くしたはずのマグニートーが未来で能力を取り戻した理由:「ファイナルディシジョン」のラスト、金属製チェスの駒をミュータント能力で少しだけ動かしたことから、おそらくキュアの効果は一時的でしかなく、時間が経つにつれて徐々に能力が戻っていったようだ

・ウルヴァリンのクロー(爪)について:(映画版設定の流れ)
元々は骨でできたクロー。1845年に初めて覚醒して以来、100年以上使っていた。
1980年代に身体を改造された際、全身の骨にアダマンチウムが移植されたと同時にクローもアダマンチウム製に。
2010年代くらいにシルバーサムライロボットの熱したアダマンチウム刀で斬られて両手のアダマンチウムクローを失う。直後に頑張って骨のクローを再生させ、シルバーサムライを刺し殺す。
その2年後、生き返ったプロフェッサーとマグニートーに空港で出会う。この時はまだ骨のクロー。
2023年(フューチャー&パスト)、劇中で理由は描かれていないがアダマンチウムクローに戻っている。これは監督いわく「マグニートーの金属を操る能力で直した」らしい。
後に2023年から1973年の肉体に精神を飛ばすわけだが、73年の身体に憑依したときは当然当時の身体なので、上に書いた80年代より前ということでまだ改造されておらず、骨のクローだった。
この後色々戦いに参加して未来を変えたが、改変後の未来ではクローはどういう状態になっているのか確認不可能(クローを出す描写が無いため)。
では過去(1973年)のウルヴァリンはどうなったのかというと、若マグニートーによって川に沈められていたウルヴァリンが軍人たちに引き上げられ、その中に80年代にウルヴァリンを改造することになるストライカーの姿が。しかし、なぜかストライカーは目の色が黄色くなったので、おそらく彼はミスティークが変身したもの。ん?じゃあこの後ウェポンX実験のアダマンチウム移植にならないんじゃ…?

・一応、ウルヴァリンのクロー遍歴は以上。

・続編「X-MEN:アポカリプス」にはアポカリプスが登場するため、おそらく原作の展開でいけばウルヴァリンがホースメンの1人に改造される。
原作でもウルヴァリンはマグニートーの能力でアダマンチウムを全て抜き取られるエピソードがあり、その後一時期骨のクローになっていた。それを改造して再びアダマンチウムを移植したのがアポカリプス。この設定通りにいけば映画版でもまたウルヴァリンはアダマンチウムを獲得することになる。
・が、しかしまだ脚本の内容は一切発表されていないので実際どうなるのかは不明。





●小ネタ&気になったところ

・原作コミックの作者、スタン・リーは本作にはカメオ出演していない。撮影があったヨーロッパに行くのがスケジュール的に厳しかったから、らしい。最近はX-MENの映画に全然登場しないが、何かあるのだろうか…
・ウルヴァリンの説得に対し、やさぐれていたチャールズが「前に会ったとき、あんたは私の申し出を断った。当時のあんたのセリフを返すなら…Fuck off(失せやがれ)」というやりとりがあった。前に会ったというのは「ファーストジェネレーション」の時のことだと思うが、その時ウルヴァリンは「Go Fuck Yourself」と言っていた…。微妙に間違えて返しているぞ、チャールズ(笑)
・若マグニートーがペンタゴンの中心の牢屋に閉じこめられていたのは約10年間。その間、金属製のものを持ち込めないならヒゲや髪の毛を切ることができないのでは?と思ったが、脚本家いわく「プラスチック製のハサミで切ってもらっていた設定」だとか。…ちゃんと切れるのか?
・荒廃した未来でのセンチネル、上にも書いた通りセンチネルがダーウィンの能力らしきものを使っていたが、「ファーストジェネレーション」の1963年の段階で死亡した彼の能力を、1973年に初めて起動したセンチネルがコピーしているのはおかしい…?ダーウィンに似たミュータントが他にもいた可能性はあるが(能力が被るミュータントは結構いる。例:ウルヴァリンとセイバートゥース、プロフェッサーXとジーン・グレイなどなど)。
・ミスティークがトラスクを殺した後、軍に捕まって人体実験にかけられることで最強のセンチネルが誕生するわけだが、そうだとしたら「X-MEN」「X-MEN2」「ファイナルディシジョン」でミスティークが普通に外で生活していたのはおかしい?実験施設に入れられたのなら脱出はまず不可能だと思うのだが。。。
・1973年の時点でエグゼビアは退廃的な生活をしていたわけだが、今回はウルヴァリンがタイムスリップしてきたので根性を叩き直されたが、通常はウルヴァリンは彼に干渉していないハズなので、ではどうやってエグゼビアは真人間に戻ったのだろう?
・マグニートーも上に同じく、ウルヴァリンが干渉しなければペンタゴンから脱獄できなかったはず。なのに「X-MEN」では外の世界で生活していたわけなので、どうやって脱獄した?




●エンドクレジット後のオマケ映像について

・これを読んでいる方々が一番気になっているのはやはりオマケ映像の内容だろう。
・原作コミックを知っている者なら鳥肌ものの映像だった


〇オマケ映像の内容

・広大な砂漠。砂丘を越えると両手を広げた人物の前で大量の人々が「エン・サバ・ヌール!エン・サバ・ヌール!エン・サバ・ヌール!」と唱えながらひれ伏している
・両手を広げた人物がサイコキネシス(念動力)を使って巨大ピラミッドを瞬時に建造していく。これで時代的には古代エジプトで、場所もエジプトだと分かる
・カメラアングルが変わり、両手を広げた人物の顔が見える。女性のように見えるが、美形の男性である。肌は灰色をしており、唇は青色だった。彼がエン・サバ・ヌール。
・エン・サバ・ヌールの左手奥に、馬かラクダに乗った四人組が映る

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オマケ映像でエン・サバ・ヌールを演じたブレンダン・ペダー(左)。男性。18歳らしい。オマケ映像で着ていたマントを着ている。
右はブライアン・シンガー監督


〇解説

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アポカリプス。時期によって姿が異なる

・エン・サバ・ヌールは原作では史上最強のミュータント“アポカリプス”として知られる人物。
・原作では、古代エジプトの奴隷だったヌールは征服者カーン(未来からやってきた超人・悪人)の力で後天的にミュータントになる。ミュータントになってからはアポカリプスを名乗り、それまで自分を虐げてきた支配者身分を逆に支配した。
・能力は、分子構造を自在に操って物質を作り変えるというもの。自分の体を作り変えてより強力にしたり、自分以外の生物の体を改造して操り、自分の配下に置いたりできる。他にテレポート、念動力、エネルギー吸収&放射、飛行能力、怪力なども持つ
・5000年以上生きている最古のミュータント。不老の“エクスターナル”と呼ばれる存在に昇華しているため。ちなみに年は取らないが、不死ではない。
・「適者生存」という考えを掲げており、強い者だけが生き残る世界を作ろうと暴走する。
・原作ではミュータントに目を付け、肉体を作り変えて洗脳、自分の配下にしている。それが上のオマケ映像のところにも書いた、馬に乗った四人組である。
・その四人組は“フォー・ホースメン”と呼ばれる。適当な所から見つけたミュータントがメンバーにさせられている場合もあるが、アポカリプスの性格的に強いミュータントをホースメンに入れたがるため、X-MENメンバーが目を付けられることが多い。
今までに
・ウルヴァリン
・エンジェル
・ガンビット
などなどがアポカリプスに捕まり、肉体を改造&洗脳されてホースメンのメンバーになったことがある。
・映画版ではどうなるのかよく分からない。上にも書いたが「フューチャー&パスト」の続編のタイトルが「X-MEN:アポカリプス」(2016年全米公開)であることから分かるように、メインヴィランとして登場するのは確実。
・「フューチャー&パスト」では美形の少年だったが、あのシーンは古代エジプト時代なので、おそらく後に肉体を作り変えて原作のようなゴツい姿になるのだろう。



●映画「X-MEN:アポカリプス」について

・すでに何度も書いているが、「フューチャー&パスト」の続編の製作・公開が決まっている。
・タイトルは「X-MEN:アポカリプス」。全米公開は2016年5月27日
・X-MENの映画シリーズとしては
「ウルヴァリン」(スピンオフ第3弾)米国公開2017年3月3日
「タイトル不明」米国公開2018年7月18日
も製作決定している。まぁ今はまだ触れなくてもいいだろう…

・「X-MEN:アポカリプス」に話を戻す。

〇現時点で分かっている公式設定

・舞台は「フューチャー&パスト」の過去世界1973年の後、1980年代が舞台となり、若いころのプロフェッサーX率いるX-MENやマグニートーなどが主役。おそらくウルヴァリンも登場する。
・ナイトクロウラーが「X-MEN2」以来、再登場する。演じる俳優は未定。
・ガンビットも再登場する。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でガンビットを演じたテイラー・キッチュは降板し、代わりにチャニング・テイタムが演じる予定。将来的には彼のガンビットでスピンオフ映画を作る計画もあるらしいが…
・アポカリプス役の俳優は決まっていない
・監督も未定。「フューチャー&パスト」のブライアン・シンガーが続投するかもしれないが、他の監督になる可能性もある
・脚本のサイモン・キンバーグは「ディザスター(災害)映画にしたいね」と語っている
・“ミュータントの起源”も描くらしい






…はい。
これにて徹底解説は終了です!
かなりの文量になってしまったので最後まで読んでくださった方は本当にありがとうございます。
あと、コメントをくださる場合はニックネーム(適当なやつでいいです)を付けていただけると返信しやすいです。よろしくお願いします!



X-MEN:フューチャー&パスト 第三弾(最終版)予告編分析


すみません、いつもよりちょっと内容薄いです(笑)
もう三回目の分析ですからね、書くことあんまりないのです。
また、書きすぎちゃうとネタバレになる可能性もありますし、そもそも映画はもうすぐ公開なので。

今回の予告編は日本公式が字幕を付けたバージョンを公開していないので、このブログ記事ではちゃんとセリフ訳してますからその辺は読む価値があるかと。

では、とりあえず最終版の予告編分析を。



○第三弾予告編(日本語字幕なし)




○日本語訳&スクリーンショット&分析

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“恵まれし子らの学園”が学園として機能していないように見えるシーン。


ウルヴァリン「プロフェッサー?探したぜ…」
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おなじみのセレブロ室に続く廊下。



ウルヴァリン「俺は送られてきた。50年後の未来から」
チャールズ・エグゼビア/若プロフェッサーX「なんだそりゃ(笑) もう一回頼むよ」
ウルヴァリン「聞いてくれ」
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「ファーストジェネレーション」のときとは打って変わって、ヒッピー風の姿になっているチャールズ。



ウルヴァリン「当初、センチネルはミュータントだけを狙っていたが…」
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こちらは未来世界の2023年。荒廃し、暗~くなっています。



ウルヴァリン「後に人間までも狙うようになった」
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過去世界の1973年。ミュータントを迫害し、抹殺しようとしたトラスクによって作られたセンチネルズが突如暴走。ミュータントだけでなく普通の人々まで攻撃し始めたようです。これがエスカレートして2023年の荒廃世界が生まれるわけですね。
(じゃあ「X-MEN」~「SAMURAI」のときにはセンチネルはいなかったの?という疑問は生まれますが…。まぁこのシリーズは細かいことを気にしてはいけませんね)



ウルヴァリン「俺の役目は、X-MENを一つにすること」
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カッコいい。



ウルヴァリン「あんたの協力が要る」
若プロフェッサーX「誰に頼まれたかしらんが、私は忙しい」
ウルヴァリン「俺を送ったのは、未来のあんただよ」
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全く忙しそうではありませんが、変なことを言い出すウルヴァリンを追い払うためにこんなセリフを。
ウルヴァリンも「あんたの指示で送られてきたんだよ」と。




老マグニートー「この戦争では、我々全員の力が必要なのだ」
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老プロフェッサーXと老マグニートー。
「ファーストジェネレーション」の1963年に出会ってからこの未来世界の2023年まで、なんと60年以上の親交がある2人。
年齢は…、「ファーストジェネレーション」の時点で2人とも30歳くらいだったので、軽く90歳超えですか(笑)



ウルヴァリン「ビーストか?」
ハンク・マッコイ/ビースト「話したくない」
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別に公開されている本編映像では、
ハンク「生徒の保護者か?」
ウルヴァリン「そんなわけないだろ」
といったやりとりも。




ウルヴァリン「おお、痩せてるくせに力が強いな」
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ハンクはビースト“野獣”ですからね。



ハンク「出て行ってくれ」
ウルヴァリン「俺たちはいい友達になるんだぜ?」(ハンクを殴る)
「まだ知らないだけだ、坊や」
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ウルヴァリンの皮肉っぽいセリフ。未来(「ファイナルディシジョン」)でもそんなに仲良くなかったでしょ。
ちなみに本編映像クリップでは、殴られたハンクが獣人化、ウルヴァリンに襲い掛かるというシーンもありました。

〇監督がインタビューで語ったことによると、73年のハンクは薬品を開発し、人間体と獣人体を制御できるようになっているそうです。つまり、肉体変化は意思の力で自在ということです。



ウルヴァリン「ミスティークが必要だ」
レイヴン・ダークホルム/ミスティーク「戻りたくない」
ウルヴァリン「お前の狡猾さが要るんだよ」
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ウルヴァリンが色んなミュータントを訪ねていきます。



ウルヴァリン「マグニートーはどこだ?」
若プロフェッサーX「あいつは怪物だ。宇宙一 強固な牢屋にいるよ」
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ペンタゴンの中心が牢獄になっているのですね。



ウルヴァリン「俺に心当たりが。若い奴だ」
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表札にMAXIMOF“マキシモフ”と。
つまりこれはピーター(ピエトロ)・マキシモフ=クイックシルバーの家ということですね。



ハンク「なんて速さだ」
若プロフェッサーX「問題児だが」
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チャールズ、クイックシルバーに財布を盗まれてしまいました。



ピーター・マキシモフ/クイックシルバー「牢屋破り?そりゃ違法だぜ」
ウルヴァリン「捕まらなきゃ違法じゃないよな」
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さすがアウトロー(無法者)、ウルヴァリン。



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このシーンは物凄いコマ数で撮られているそうで、撮影が難しかったようです。どうやらスローモーションとハイスピードが融合しているようです。



エリック・レーンシャー/若マグニートー「チャールズ」
(チャールズに殴られる)
若マグニートー「久しぶりだな、友よ」
ウルヴァリン「あぁ…、楽しくなってきた」
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またウルヴァリンの皮肉っぽいセリフ。



ボリバー・トラスク「新しい敵が出現した。この戦争には新しい兵器が要る」
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センチネルは腹に付いている扇風機?のような装備で空を飛びます。



若プロフェッサー「全てが、君の手に委ねられている」
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チャールズ、ビースト、ミスティーク。
ミスティークは虚ろな表情をしています。



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・ビショップがエネルギー・ガンでセンチネルを攻撃しています。
・ストームも稲妻を使って戦っています。
・センチネルに首を掴まれてしまったアイスマン。彼がどうなるのか、…それは映画館でチェック。



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1973年。センチネルと一騎打ちで戦うウルヴァリン。



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若マグニートーがスタジアムを丸ごと持ち上げています。何の目的があるのだろうか。



ハンク「未来では…僕は生き残れるのか?」
ウルヴァリン「いいや。」
ハンク「…!?」
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実際、ヴァイラル(公式宣伝)サイトによると、未来世界(2023年)でのビーストはセンチネルとの戦いで死亡しているようです。
他にも死亡したキャラは明らかになっていますが、もう公開まで数日なので書かないことにします。ちょっとショッキングですし。




…はい、今回はこの辺で(笑)

映画「X-MEN:フューチャー&パスト」は5月30日公開です!
一部映画館では27日に先行上映がありますよ!!





X-MEN:フューチャー&パスト 第二弾予告編分析(後編)


この記事は後編です。

前編はこちらです。リンク→前編


〇第二弾予告編(日本語字幕なし)




〇スクリーンショット&台詞日本語訳&分析



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飛行船の格納庫のような場所から無数に放たれるセンチネル軍。
原作同様、飛べるようです。




老マグニートー「何年もの我々の戦いは無駄だったということか、チャールズ」
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老マグニートーが諦めのような台詞を言っています。




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何かの爆発によってウルヴァリンが吹き飛ばされています。これは1973年のシーンですね。サングラスかけてます。




ウルヴァリン「おれは大勢が死ぬのを見た。友達が。」
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ウルヴァリンは戦場を渡り歩いてきた人ですから、人の死を目にすることが必然的に多くなりますね。
もしくは、今回のウルヴァリンは2023年から1973年に意識を飛ばしているので、もしかすると2023年ではX-MENのメンバーが何人か死んだということなのかもしれません。




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・天井を突き破って降りてくるセンチネル。
・ビースト。ハンク・マッコイの姿に戻っています。(その理由は監督が明らかにしていますが、ネタバレになってもいけないのでここでは伏せておきます)
・老マグニートーも戦うようです。



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1973年のシーン。若いマグニートーが旧型センチネルを磁力で操っているように見えます。彼にとっては対ミュータントロボットであろうがただの金属の物体にしか過ぎないのかもしれません。

・ちなみに、2023年の新型センチネルはマグニートーの磁力操作能力に影響を受けないよう改良されているようです。




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ミスティークが高所から飛び降りていますが、背景に映っているのはエッフェル塔ですね。ということは場所的にはフランス、パリということですかね。




若マグニートー「おれたちは第2のチャンスを得た」
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おお、また2人が仲間になるのか!なんだかんだで仲良いな笑
ウルヴァリンが未来からやってきたことで2人の間に変化が起こるようですね。




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・浮遊するマグニートー。彼は自分の体と地球の磁場とを反発させることで飛ぶことができます。このシーンもおそらくパリですね。
・ストームが能力を使い、風を起こして?X-ジェットを動かしています。



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ハボック。米兵の格好をしています。前編でも触れましたが、本作の彼はベトナム戦争に従軍している模様。
・海外ファンの間では、ウィリアム・ストライカーがハボックを雇ってベトナム戦争に参加させているのでは?との推測があります。
・「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でもウルヴァリンとビクター(セイバートゥース)がベトナム戦争に参加していましたが、ビクターが上官を殺した後、2人ともストライカーに雇われてチームXに参加していました。




ウルヴァリン「おれたちを導き、教えてくれ」
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コロッサスとブリンク。敵と戦っているようです。



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アイスマン。今回初めて原作のように氷の滑り台を作り出し、滑りながら戦っていますね。もちろん敵はセンチネルです。




若プロフェッサーX「私はあなたの未来なんて望まない!」
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やさぐれている若いプロフェッサーX。




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サンスポット。彼は太陽光を吸収することで身体から炎を放つことができるミュータントです。
・能力で飛ぶこともできます
・原作では、現在はアベンジャーズに所属しています
・映画版では当然ですがアベンジャーズとは関係ないです




若マグニートー「奴らから身を守らねば!」
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スタジアムを能力で破壊しているマグニートー。目的は不明。




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これは意味深なシーン。建物の壁が内側から崩壊しています。
中から何者かが出てくるように見えます。
・残念ながら正体は不明です
・個人的な予想では、大型のセンチネル?(でも、壁を破壊して出てくる理由が分からない)




身体を生体金属に変えたコロッサスとセンチネルの戦い。
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・新型センチネルを写真で最初に見たときは不安でしたが、動いているのを見ると少し安心しました。内部からオレンジ色の光が出ています。結構強そうです。




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これは彼らのエネルギーなのでしょうか、破壊光線のように放出しています。
・原作では指先からビームを出すことで有名ですが、どうやら映画版ではそれはやらないようです



老プロフェッサーX「君は怖いのだな?覚えているぞ」
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同一人物が時空を超えて対面。
やさぐれている若い自分に、老いたプロフェッサーが語りかけています。




…はい。
以上で前編、後編に分けた「X-MEN:フューチャー&パスト」の第二弾予告編分析は終わりです。
個人的にはもうちょっと派手なアクションシーンがあっても良かったかな?と思います。なにかが物足りない気がします。
本作の監督は「X-MEN」「X-MEN2」も監督したブライアン・シンガーですが、彼は過去作でチーム戦を描けていない(せっかくのチームヒーロー物なのに、一人一人が別の場所で戦っている)ので、今回もその点は不安です。

やはり「アベンジャーズ」で描かれた、あの一連の戦闘シーンのようなチーム戦が見たいですよね。
でも本編ではもっと凄いアクションシーンがあるかもしれないので、期待しておきましょう。
また、豪華俳優が集結しているという点でも楽しみですよね。



本作「X-MEN:フューチャー&パスト」は日本では5月30日(金)公開!





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