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ドラマ版「デアデビル」予告編分析


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今回の記事はマーベルスタジオ×Netflixによるドラマ「デアデビル」の予告編分析です。映画じゃないのに予告編って?と思うかもしれませんが、海外ではドラマも結構大々的に宣伝活動するみたいなのでその一貫でしょうね。

例によって前置きが長くなりますが、本作の概要説明をしますね。


【概要】

・本作はマーベルスタジオが権利を持ち、Netflixが製作・公開する連続ドラマ作品です。マーベルスタジオの作品なので映画「アベンジャーズ」などのMCU=マーベル・シネマティック・ユニバースに属し、世界観は同じという設定です。もちろん米ABCがアメリカで放送し、日本ではソフトなどで視聴できるTVドラマ「エージェント・オブ・シールド」とも世界観は同じです。
・デアデビルの実写映像化権利は長らく20世紀FOXが所有していましたが、数年前にマーベルスタジオに権利を返却、沈黙期間を経てマーベルスタジオが今回のドラマ作品化を企画しました。
・本作はマーベルスタジオ×Netflixの共同製作ドラマ第1弾で、今後は「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアンフィスト」の合計4作が作られる予定です。これらも全て世界観を共有しています。また、公式な発表はまだありませんが将来的にはヒーロー集合作品「ディフェンダーズ」を映画かドラマで作るつもりのようです。
・「デアデビル」のNetflixでの配信は4月10日で、その日に全13話が全て公開されます。ただしその時点では日本でNetflixを利用できないので、日本に住んでいる人はNetflixサービスが日本に上陸する今年の秋まで待つ必要があります。



【登場人物】

〇マット・マードック/デアデビル (演:チャーリー・コックス)…コミックでは放射性廃棄物を目に浴びて失明した後、主に聴覚を中心とした4感が超人的に発達した人物で、昼は弁護士、夜は法で裁けぬ悪を討つデアデビルとしてヒーロー活動を行う。盲目だが、鋭敏な聴覚“レーダーセンス”で音の反響を利用した位置把握が可能。弱点は肉体的に常人ということと、騒音による感覚飽和。

〇ウィルソン・フィスク/キングピン (演:ヴィンセント・ドノフリオ)…コミックでは、表の顔は慈善家だが裏の顔は犯罪社会を取り仕切るマフィアのボス。巨漢だがただのデブではなく、相撲を修得した格闘家でもある。

〇カレン・ペイジ (演:デボラ・アン・ウォール)…コミックでは法律事務所の秘書。

〇フォギー・ネルソン (演:エルデン・ヘンソン)…マットの弁護士仲間。

〇スティック (演:スコット・グレン)…デアデビルの師匠で、彼もまた盲目。コミックでは正義の忍者集団キマグレの長。

〇クレア・テンプル (演:ロザリオ・ドーソン)…原作コミックではデアデビルの治療を担当する女性看護師ナイトナース=リンダ・カーターにあたる人物だが、クレア・テンプル(コミックでは黒人女性の看護師)とキャラが融合されている。クレア・テンプルはコミックではルーク・ケイジと恋仲になるのだが、このルーク・ケイジがTVドラマ化されることが決まっているのでそのための設定変更&伏線か。
〇ベン・ユーリック (演:ヴォンディ・カーティス=ホール)…ヒーロー支持派のジャーナリスト。コミックでは白人だが今回のドラマでは黒人。
〇ヴァネッサ・マリアンヌ (演:アイェレット・ゾラー)…原作コミックではキングピンの妻。今回のドラマでは彼の愛人という設定。
〇リランド・オウルズレイ (演:ボブ・ガントン)…原作コミックではオウルという悪役。今回のドラマではキングピンの手下。



前置きは以上です。



【予告編】





【予告編分析】


マット「私は罪を犯しました」
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画像下、マット・マードックが盲人用の杖をついて教会に入ってきます。原作コミックの設定ではレーダーセンスのおかげで歩行に杖は必要ないのですが、カモフラージュのために携行しています。また、武器にもなります。
神父が背もたれに肘をついていますね。聖職者にしては態度が…笑
ちなみに神父役の俳優はコルム・フィオールですが、この人は「マイティ・ソー」でフロストジャイアントのラウフェイを特殊メイクで演じていました。また、「アメイジング・スパイダーマン2」ではオズコープの実力者ドナルド・メンケンを演じていましたね。



マット「久しぶりの懺悔です」
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罪を告白し始めるマット。彼は信心深い方なので、コミックでも映画版でも教会が出てくることが多いです。
画像下では、マットの傷ついた身体が映っていますね。感覚的には音を三次元で捉える超能力を持つデアデビルですが、肉体的には単なる常人なので悪人との戦いでは生傷が絶えません。



マット「道徳について考え―」
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画像上はレーダーセンスの描写でしょうか。画面が振動したようなエフェクトがかかっています。
画像真ん中と下は銃の密売現場のようです。



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画像上は麻薬の密造、袋詰めのようですね。なかなかリアルな犯罪を描くようです。
画像真ん中はカレン・ペイジでしょうか。女優さんの顔をまだ覚えられていないので私には特定できません。
画像下はマットの弁護士仲間、フォギー・ネルソンです。



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ナイフでメッタ刺しにされた男性と、それをやった犯人だと思われる女性が慌てています。
こんなに血まみれの映像が出てくるとは思いませんでしたが、本作はかなりハードでリアル指向のようですね。ディズニー傘下の作品だとここまでの流血シーンは描けないハズですが、今回はNetflixと共同で作っていることもあって規制が緩いのかもしれません。なんにせよハードな展開は個人的に好きなので楽しみです。



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コミックではデアデビルの格闘の師匠であるスティック。彼もマットと同じく盲目なので瞳の部分が白濁していますね。





マット「私のする行為が善なのか、悪なのか」
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(声の主不明)「彼の名前を言うんじゃない」
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これはカフスボタンでしょうか。綺麗な配置です。
などと書いている場合ではなく、画像下の人物は本作のメイン悪役キングピンですね。映画版では黒人俳優が演じていてアニメ版などでもたまに黒人として描かれることのあるキングピンですが、今回のドラマでは原作コミック通りの白人として設定されています。コミックでも名の知れた悪役なので、ドラマ内での描写が楽しみです。
演じているのは「フルメタル・ジャケット」の“ほほ笑みデブ”役や「メン・イン・ブラック」の“ゴキブリ星人に体を乗っ取られた農夫”役など、ドギツいキャラクターを演じることに長けた怪優、ヴィンセント・ドノフリオです。



神父「何をしたのか、教えてもらえるかね?」
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コスチューム、というか忍者装束のような出で立ちのデアデビル。
画像では縮小してあるので見えないですが、動画でよく見ると肩から腕にかけて赤いラインがあるのが分かりますね。



マット「今までの事ではなく、許しを請うのは“これから”する事についてです」
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今回のデアデビルのマスクは、手ぬぐいのような長くて黒い布を頭に巻いているようです。鼻まで覆っているのですが、目は隠れていても関係ないのでこれでいいのです。
ちなみにこの衣装はドラマオリジナルではなく、原作コミック「The Man Without Fear」にて登場していたものと酷似しています。内容はフランク・ミラーが書いたハードボイルド調らしいので、ドラマの世界観もそんな雰囲気なのかもしれませんね。



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・どうやらアクションシーンには期待できそうです。武器は棍棒を使っていますね。
・画像真ん中のシーン、よく見ると右側のコンテナに日本語(カタカナ)が!“アサ…”“ロボテ…”と書いてあるのが確認できます。
・銃で撃たれたらさすがに死ぬので、コンテナの間を斜め飛びして避けています。



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格闘シーンは本当に凄そうですね。短いカットの連続なので全体像は掴めませんが。
デアデビルといえば超能力ではなく、あくまで接近戦における格闘が主な戦い方なので、同じMCUでいうところの「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」でのアクションシーンのようなクオリティの高いものが見られるかもしれませんね。



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おそらくマットとキングピンの“表の顔”での対面シーンだと思います。キングピンの姿はピントが合っていないのでハッキリしませんが。
それにしてもマット役のチャーリー・コックスはコミックでのマットの印象に近いルックスですね。映画で演じていたベン・アフレックはゴツい体にゴツいアゴだったのでコミックとはちょっとイメージが違いました。内容自体は結構好きですけどね。



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窓から見下ろすデアデビル。



マット「私はこの街を良くしたいだけだ…」
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ロゴ。


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何度か書きましたが今回は結構ハードな描写が多そうです。肉体的には常人なので、デアデビルは生傷が絶えなさそうです。



予告編分析は以上です。
思っていたより暗くて現実的な雰囲気でしたが、地域密着型のクライムファイターとしてはその方が合っているかと思います。
気になるのはデアデビルのコスチュームですね。予告編やプロモーション画像などではいずれも黒い忍者装束を身に着けているものばかりなので、本編でコミックのようなあの赤い全身スーツを着てくれるのかどうか不明です。全13話なので、後半あたりにはお馴染みのスーツが登場することに期待です。もしくはシーズン2が作られるとしたらそちらでコスチュームが登場してほしいです。
悪役はキングピンがメインですが、他にどんな敵が登場するのかも気になりますね。プロモ画像によるとアブソービングマンことカール・クリール(ボクサー崩れの犯罪者。コミック版での超能力は、触れた物質の情報を取り込んで身体をその物質に変換する、というもの)がマットの父親ジャック・“バトリング”・マードックのボクシング試合の相手として登場するようです。カール・クリールはドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン2にすでに登場していますが、日本ではまだ視聴できないのでドラマ内ではどんなキャラ設定なのかよく分かりませんね。
また、マットの弁護士としての仕事ぶりも見てみたいですね。同僚のフォギーや秘書のカレン・ペイジも登場するのでおそらくちゃんと描かれるだろうと思います。
日本で見られるようになるのはNetflixが利用できるようになる今年の秋からですが、日本版Netflixの配信予定作品の中に本作が含まれているらしいので一安心です。アメリカやその他の国には数か月遅れますが、無事見られそうでよかったですね。



次回の記事は何にするか決めていませんが、「エージェント・オブ・シールド」の解説を近いうちにやりたいですね。
しかし実はまだブルーレイソフトを買っておらず、オンデマンド版で一度見たきりなので知識が曖昧なこともあってまだ時間がかかりそうです。何度も見返して分析したいので、まずはソフト買います笑

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オススメ日本語翻訳版アメコミ

オススメ日本語翻訳版アメコミ


・このブログはアメコミの映画紹介に特化してきましたが、今回はちょっと目線を変えた“オススメの日本語翻訳版(邦訳)アメコミの紹介”をしようと思います。通常、アメコミは全て英語表記ですが、日本語訳された作品も結構たくさん発売されているのです。
・もちろん全アメコミの日本語版が出ているわけではなく、やはり人気作が取り上げられてラインナップに入る場合が多いです。傑作とされている作品なら邦訳(日本語版)でほぼ全部の作品が読めると思いますが、それ以外のマイナー作品などは原書で読むしかないです。その辺は日本の出版社さんの受容供給の関係もあるので仕方ないですね。
・とはいえ邦訳アメコミは意外とたくさん発売されているので、「アメコミ映画情報局」とのブログタイトルの通り、主にアメコミ映画と関係のあるアメコミに焦点を当てて作品数を絞りたいと思います。映画はコミックをあくまで“原案”としているだけなので、映画主体でコミックを読むのはちょっと違う気もしますが…笑
・映画と関係ない作品もある程度取り上げます。
・コミックのタイトルの後に(小プロ)や(ヴィレッジブックス)などと書いていますが、これはそのコミックを出している日本の出版社名です。ちなみに小プロの正式名称は“小学館集英社プロダクション”です。日本で邦訳アメコミを出している出版社は複数ありますが、基本的にこの2社がコンスタントに刊行していて流通量も安定しています。



●MARVELコミック作品


「シビル・ウォー」(ヴィレッジブックス)
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・ストーリー:超人登録法を巡ってヒーローたちが賛成派(アイアンマンがリーダー)と反対派(キャプテン・アメリカがリーダー)に分裂。互いの主張を通すために激しい戦いが勃発する…
・長いマーベルの歴史の中でもかなりセンセーショナルな内容になっています。大量のヒーローが登場するので、キャラを覚えるのにもいいと思います。
・これを基にする予定の映画「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」が2016年に公開されます。もちろん内容は結構異なることになりそうですが、キャプテン・アメリカVSアイアンマンの対立図は間違いなく描かれます。(映画についての情報まとめ記事はこちら)そういう意味でも、この原作コミックは押さえておいた方が良いと思います。

※「ニューアベンジャーズ:シビル・ウォー」もありますが、サイドストーリーかつ連作なのでスルーしても大丈夫です。また、タイイン(本作に関係する各単独作品)もいくつか邦訳されていますが、無理して買う必要はないと思います。このように、ある程度の妥協をしてコミック収集をするのは結構大事だと個人的に思います。



「アベンジャーズ:プレリュード」「アイアンマン3:プレリュード」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード」(小プロ)
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・これら3作は映画版と全く同じ世界観をコミック化したもので、映画本編で描ききれなかった部分を描いています。
・「アベンジャーズ:プレリュード」はかなりオススメです。ただ、「アイアンマン3:プレリュード」は読む価値があまりないと思いました。映画「アベンジャーズ」の時、NY決戦にローディ=ウォーマシンが参加しなかった理由が描かれますが、それを読むためだけに結構な金額を払うのは個人的には割高に感じました。



「ベスト・オブ・スパイダーマン」(小プロ)
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・その名の通りスパイダーマンのコミックエピソード傑作選です。なんと言ってもスパイダーマンのデビュー作が日本語で読めるのは嬉しいです。これを読むと映画「スパイダーマン」でのスパイダーマン誕生秘話は、このデビュー作の内容を忠実かつエンタメ作としてドラマティックに拡張したものだということが分かります。
・他にも古き良きエピソードが上手くピックアップされていて、これぞ初期のスパイダーマン!という読了感が得られるでしょう。オススメです。
(絵柄はクラシックというか、はっきり言って古いです。ネットを見ていると古い絵柄が苦手な人が結構いるみたいなので一応。)




「スパイダーマン:ブランニュー・デイ1~3」→「ニューウェイズ・トゥ・ダイ」→「エレクション・デイ」→「アメリカン・サン」(小プロ)
・スパイダーマンのコミックの連作です。2007年からアメリカで刊行されていたものの邦訳版なので、年代的には新しい作品です。60~90年代の古いコミックではなく新しいものが読みたい方にはこの連作をオススメします。映画とは特に関係ないです。




「スパイダーマン:ステイシーの悲劇」
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・映画「アメイジング・スパイダーマン」「アメイジング・スパイダーマン2」の原案にもなった作品です。絵柄は古いです。



「マーベルズ」(小プロ)
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・特定の映画とは全く関係ない作品です。
・マーベルコミックの歴史が、マーベルユニバースに存在するジャーナリストの目線で描かれる作品です。彼が経験する、スーパーヒーローの登場やミュータントと人間の確執、地球規模の災害などを我々読者もコミックを通して経験する…といった感じでしょうか。とにかく丁寧な物語と美麗な絵でマーベルユニバースの成り立ちが理解できるのでオススメです。(あくまで物語重視の社会派作品なので、派手なアクションなどには期待しない方がいいです)



「アベンジャーズ:ハルク・ウェーブ!」(ヴィレッジブックス)
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・アベンジャーズの複数のエピソードが収録されている作品です。タイトルにもなっているエピソード、ハルク・ウェーブにはあまり需要がないと思いますが、アベンジャーズ結成(デビュー作)のエピソードと、キャプテン・アメリカが氷漬けから復活してアベンジャーズに加入するエピソードの2つが載っているので読む価値ありです。1960年代の古いコミックは台詞、言い回しが独特で、いかにも子供向けだったということが日本語に翻訳されていても感じ取れます。やけに説明口調なんですよね。
・正直、内容は古いこともあってあまり面白くないのですが、アベンジャーズ結成という歴史的エピソードが収録されているのでオススメです。



「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」(小プロ)
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・同名の映画の原作コミックです。と言っても、内容はほぼ別物と言ってもいいでしょう。映画との共通点はバッキー=ウィンターソルジャーの登場を描く点のみです。ただし、作品自体が十分面白いのでオススメです。アイアンマンやファルコン、悪役のクロスボーンズなども登場します。



「X-MEN:デイズ・オブ・フューチャー・パスト」(ヴィレッジブックス)
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・映画「X-MEN:フューチャー&パスト」の原作コミックです。例によって原案どまりの作品なので、ごく大まかな設定以外は映画と内容が異なります。
・歴史改変もののX-MENのコミックとしては完成度が高いと思いますし、クリス・クレアモント、ジョン・バーンなどの名高い書き手の作品で当時のX-MEN人気を再燃させたことも考慮するとオススメできると思います。



「ウルヴァリン:オリジン」(小プロ)
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・ウルヴァリンことローガン、出生名ジェームズ・ハウレットの生い立ちが描かれる作品です。その意味では映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の原作コミックとも言えるでしょう(実際の内容はかなり異なりますが…)。
・ウルヴァリンがとにかく好きな人は読んでみて損はないと思います。独特の絵で、激しいアクションなどはありませんがドラマ面で楽しめる作品です。私は好きです。




●DCコミック作品


「ウォッチメン」(小プロ)
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・ストーリー:あるヒーローが何者かに暗殺され、かつての仲間だったロールシャッハが捜査に乗り出す。彼は“ヒーロー狩り”との仮説を立てて元ヒーロー仲間を訪ねて回る。そして、徐々に巨大な陰謀が明らかになっていく…
・同名映画の原作コミックです。映画版はラストの一部の描写以外はほぼコミックと同じで、その再現度は高いことが伺えます。
・この原作コミックは数々の賞を受賞した名作と名高く、アメコミファンなら必読の一冊と言えると思います。ダークな世界観ですが内容はそんなに難しくないです。値段は高いですが、一冊で完結しているので一度の出費で済むことも利点です。アメリカでの出版はDCですが世界観が違うのでバットマンやスーパーマンなどは一切出てきません。



「バットマン:ダークナイト」(小プロ)
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・原書の「バットマン:ダークナイトリターンズ」とその続編「~ストライクス・アゲイン」の2作が一冊にまとめられた邦訳コミックです。
・映画「ダークナイト ライジング」で描かれた、数年間引退していたブルース・ウェインがバットマンとして再び復帰する展開などがこのコミックから原案として採用されています。
・映画との関わりを抜きにしても傑作と名高い作品なので是非とも読んでいただきたいです。80年代にアメコミの読者層をグッと大人まで引き上げたハードボイルド作です。




「バットマン イヤーワン/イヤーツー」(ヴィレッジブックス)
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・バットマンの“一年目”を描く作品なので、映画「バットマンビギンズ」に通じるものがあります。
・ゴードンにもスポットライトが当てられています




「バットマン : ロング・ハロウィーン♯1」「バットマン : ロング・ハロウィーン♯2」(ヴィレッジブックス)
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・映画「ダークナイト」での状況に似た、バットマン×ゴードン×ハービー・デントの協力関係が描かれます。ミステリー調で面白いです。
・「イヤーワン~」の後に読むといいと思います。




「ジョーカー」(小プロ)
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・ストーリー:アーカム・アサイラム精神病院から出所したジョーカーが、成り上がりを目論むチンピラと共に犯罪界に舞い戻る…
・映画とは全く関係ない作品です。が、映画「ダークナイト」でアーカムに収容されたジョーカーの“その後”と解釈して読んでみるとかなり楽しめると思います。実際、絵が「ダークナイト」版ジョーカーのルックスに似ています(口元に傷がある点など)。パラレルワールドを舞台にしているということもあり、リドラーやキラークロックといったお馴染みの悪党も現実的に再デザインされていて、ノーラン監督の世界観にもある程度適応している感じがします(個人の意見です)。
・内容も面白いので私(筆者)はとても気に入っている作品です。



「バットマン:ノーマンズ・ランド1」(小プロ)
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・シリーズものの第一巻です。かなり長い作品です。映画「ダークナイト ライジング」で橋が落ちてゴッサムシティがアメリカ本土と断絶する展開の原案はこのコミックです(もちろんコミックでメインとなる事件は映画とは異なります)。
・映画とほんの少しだけ関係があるので紹介しました。



「バットマン:ハッシュ」(小プロ)
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・映画とは全く関係ないですが、バットマンファミリーやお馴染みの悪党が総登場するので初心者にもオススメの作品です。




●その他出版社


「Vフォー・ヴェンデッタ」(小プロ)
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・無政府主義の活動家V(ヴィー)と彼に助けられた女性イヴィーが主人公のポリティカル・サスペンスです。暗い絵かつ内容はかなり難しいです。政治的・風刺的テーマが好きな方にはオススメできます。
・同名の映画が存在します。主演はナタリー・ポートマンでした。内容は原作コミックから結構変えてありますが、エンタメ作品としてはそれで良いのではないでしょうか。



「キック・アス」「ヒットガール」「キック・アス2」(小プロ)
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・普通(もしくはそれ以下)の高校生がアメコミに影響されて自らヒーロー:キック・アスになってみるという内容で、ブラックなジョークと過激な暴力描写が盛り込まれています。
・映画版は2作作られましたが、原作コミックよりは明るく、登場キャラの異常さは軽減されているので楽しめた方も多いと思います。一方、これら原作コミックは容赦のない展開が終始続くので、読了後は陰鬱な気持ちになるでしょう。あれ、この流れだとあまりオススメできない…?笑
・とにかく、映画版とのギャップを楽しむことはできるので気になる方はどうぞ。



「シン・シティ」シリーズ(小プロ)
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・フランク・ミラーによるハードボイルドコミックです。基本的に全て白黒です(一部パートカラー有り)。“罪の街”シン・シティを舞台とした群像劇で、特定の主人公はおらずエピソードごとに変わります。
・原書は全7巻で、邦訳された小プロ版は一冊に2巻分収録した全4巻でリリースされる予定です。2015年1月時点では2巻まで刊行されており、残り2巻もちゃんと発売されるハズです。全巻読めばシン・シティ読破と言えるので、コミックコレクションとしても楽しめると思います。
・映画は2作作られましたが、オムニバス形式で再現された原作エピソードは7つの内4つです。映画を見てみると原作コミックの再現があまりに徹底的なのでド肝を抜かれると思います。映画とコミックを併せて楽しむと味わい深いです。
(※コミック、映画ともに残酷暴力描写が含まれます)



…とりあえず今回はこの辺で紹介を終わりたいと思います。
詳しい方は「なんで○○を紹介しないんだ!あれもこれもあるぞ…」と不満に思われるかもしれませんが、ある程度作品数を絞らないとキリがないので、ご了承ください。
あと、映画に関連するコミックの方が初心者の方にとっては取っ付きやすい気もするので。


〇次回の記事はNetflixによるドラマ作品「デアデビル」の予告編分析(紹介)になりそうです。

スパイダーマンの映画権利関係が変更:SONY×マーベルスタジオに


スパイダーマンの映画権利関係が変更:SONY×マーベルスタジオに

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大きなニュースなので、記事を書きました。マーベル映画における大事件ですね。



●SONY×マーベルスタジオが実現

先日行われたSONYピクチャーズの会見によると、“新しいスパイダーマン映画”がSONYピクチャーズとマーベルスタジオとの共同で製作されると公式発表がありました。
つまり、これまでSONYピクチャーズが単独で作っていたスパイダーマンの映画が、これからはマーベルスタジオのマーベル・シネマティック・ユニバース=MCUと世界観を共有した映画として作られるということです。
これはマーベル映画における歴史的な出来事ですよね。(これまでのマーベル映画権利問題についてはコチラ)




●スパイダーマンが「アベンジャーズ」に加入できる!

SONY×マーベルスタジオによる“新しいスパイダーマン映画”の全米公開が2017年7月28日に決定しました。それ以外のマーベルスタジオ映画に“顔出し”する可能性も高い(というかほぼ決定)ようです。
長らくスパイダーマンはSONYピクチャーズが映画化の権利を持っていたため、映画「アベンジャーズ」などで知られるマーベルスタジオの作品世界と共有させることができませんでした。
今回の発表によると、今まで通りSONYがスパイダーマンの映画化権利を保有しつつも、新作スパイダーマン映画はマーベルスタジオとその代表を務めるケヴィン・フェイグ(ファイギ)のプロデュースを受けつつ製作され、さらにはスパイダーマンがマーベル・シネマティック・ユニバース=MCUに組み込まれる事になります。
また、今回の業務提携においてSONYピクチャーズとマーベルスタジオの間に金銭的なやり取りは無いそうで、今後作られるスパイダーマンの単独映画も、いくらヒットしようとマーベルスタジオは収益を貰わないスタンスのようです。その代わり、スパイダーマンがその他の単独主演作でないマーベルスタジオ映画(例えば、新スパイダーマン登場の噂がある来年公開の「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」)にスパイダーマンが登場したとしてもそれに関してSONYはキャラ使用料をマーベルスタジオに請求しないそうです。
通常、業務提携すればお互いの取り分が発生して利益の確保が成されるわけですが、今回は異例なことに全くのタダでお互いの利害を一致させた、ということになりますね。
つまりSONY側からすればスパイダーマンがMCUに加入することで活躍のフィールドが広がり、MCUの人気に乗って興行的にも安定が望めますし、マーベルスタジオ側からすれば自社の超人気キャラをMCU映画で自由に使用できるようになったことでさらなる大きな映画プランを企画・実現できるというメリットが得られた、ということでしょうか。
なかなか凄い関係性を作ったなと思います。




●「アメイジング・スパイダーマン」シリーズが打ち切り

気になるアメスパシリーズの存続ですが、残念ながら打ち切りという形になりそうです。また、主演を務めていたアンドリュー・ガーフィールドも降板(本人による辞退説が濃厚)、MCU版のスパイダーマン映画には出演しないようです。新たなるスパイダーマン=ピーター役にはローガン・ラーマンなどの若手俳優が候補に挙がっており、また若い(高校生くらいの)ピーターとして再び新設定で描かれるのでしょう。事実上のリブート(再起動)になるわけですね。
私(筆者)はアンドリューの演じるピーター:スパイダーマンがかなり好きだったので、彼が降板するのは残念です。スパイダーマンの大ファンであるアンドリューが志半ばで断念せざるを得ない状況になったのは悲しいですね。「アメイジング・スパイダーマン」シリーズは世界興収では結構稼いだ(7億ドル以上)のですが、全米興収が微妙だったことと宣伝費がかさんだことであまり利益が出ず、内容的にも批評家の受けが良くなかった、といった諸問題があり、今回のマーベルスタジオとの提携が発表される以前からSONYがスパイダーマンをMCUに組み込ませて再起を図ろうとしていたことは何度か噂に挙がっていました。
ライミ版3部作が空前の大ヒットを飛ばした経験から、スパイダーマンの映画に絶対的な自信を持っていたSONYピクチャーズは、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズに過剰な期待を寄せていたことも今回の打ち切りに繋がった原因だと思います。実際、アメスパ2の公開前にSONYピクチャーズ元会長のエイミー・パスカルが「世界興収10億ドルを目指す」と発表していたこと、「3」「4」、スピンオフ映画「シニスター・シックス」「ヴェノム」といった多数の続編を製作発表したことからも、その期待値が高かったことが伺えます。通常、10億ドル稼ぐのはかなり困難(アメコミ映画に限定すれば、それを達成できたのは「ダークナイト」「アベンジャーズ」「ダークナイトライジング」「アイアンマン3」のみ)な額だと思うので、期待があまりに大きすぎると当時思いました。
SONYのアメスパ2に対する認識、期待値の設定の間違いがそもそもマズかったのでは…。




●予定されていたスピンオフ映画について

製作が決まっていたスピンオフ映画「シニスター・シックス」「ヴェノム」などはとりあえず今も保留してあり、企画そのものは消えていないそうです。そして、これは個人的にちょっと謎なのですが、MCUとの関係性のない作品としてこれらのスピンオフ映画を製作する方向にも進んでいるみたいです。(それだとマーベルスタジオ=MCUとスパイダーマンの世界を統合した意味がないのでは…?)
これに関しては情報が曖昧なので、続報が気になりますね。




●スパイダーマンのMCU加入に伴い、予定されていたMCU映画公開日が変更

MCU版の新スパイダーマン映画が2017年7月28日に全米公開されることが決まったので、これによって

・「Thor: Ragnarok」が2017年7月28日→同年11月3日
・「Black Panther」が2017年11月3日→2018年7月6日
・「Captain Marvel」が2018年7月6日→同年11月2日
・「Inhumans」が2018年11月2日→2019年7月12日

といった具合にずれ込むとの発表がありました。
要するに、「ソー:ラグナロク」の予定されていた公開日に新スパイダーマンが入ったことで後の映画の公開日が1作ずつ延期したということですね。ちなみにいずれも全米公開日なので日本公開される場合にはまた違った日程に設定されるでしょうね。




●スパイダーマンのMCU加入が実現したわけですから、将来的にはアベンジャーズとスパイダーマンが共演することが確実になりましたね。原作コミックで言うところの「ニューアベンジャーズ」シリーズに近い状況になりそうなので楽しみです。思えばスパイダーマンは明るい陽気な性格なので、今までのような孤独なヒーローというよりはチームのムードメーカー的存在として描いた方が活き活きしそうですね。コミックでも登場初期からファンタスティック・フォーなどと絡むことも多く、その時からキャラの特性がハッキリしていたような気がします。映画でのアベンジャーズとの掛け合いが見られるとは嬉しい限りです。
しかし残念なのはやはりアメスパシリーズの打ち切りですね。アンドリュー・ガーフィールドの降板も大きな犠牲だと思います。映画は2作ともかなりの良作だと思いますが、世間にはあまり好評ではなかったのでしょうか…。せめて完結編となる3作目までは製作して、シリーズの伏線や謎を回収してキチンと終わらせてほしかったです。こんなに早期に打ち切りにしてまでMCUに合流させる必要があったのか、アメスパの応援者だった私としては少し疑問に思います。

もう決定してしまったことなので、MCUでの新しいスパイダーマンの活躍に期待する方向へ気持ちを切り替えたいですね。

…最後は私情を挟んでしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。




・記事の情報源

【映画.com】スパイダーマンがアベンジャーズ入り!? ソニーとマーベルが提携
http://eiga.com/news/20150210/14/
【シネマトゥデイ】『スパイダーマン』新シリーズ製作へ!ソニーがマーベルとの提携を発表
http://www.cinematoday.jp/page/N0070557






SuperHeroHype It’s Official: Spider-Man enters the #Marvel Cinematic Universe!
http://www.superherohype.com/news/329465-its-official-spider-man-enters-the-marvel-cinematic-universe
ComicBookMovie.com Logan Lerman Among Those Being Eyed For SPIDER-MAN Role In Marvel Studios SpiderMan
http://www.comicbookmovie.com/fansites/joshwildingnewsandreviews/news/?a=115090
ComicBookMovie.com Sony Still Moving Ahead With SINISTER SIX, VENOM, And More...
http://www.comicbookmovie.com/fansites/JoshWildingNewsAndReviews/news/?a=115083
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リブート版「ファンタスティック・フォー」予告編分析


FANT4STIC

The_Fantastic_Four-Poster1.jpg
公式ポスター


以前の記事で何度か告知していましたが、リブート版「ファンタスティック・フォー」の第一弾予告編がついに公開されました。

この映画は徹底した秘密主義で作られていて、劇中のスチル写真やプロモ写真、ポスターやロゴなどを一切公式ではリリースしていなかったので、この予告編にてやっと映画の雰囲気やビジュアルなどがお披露目になりました。予告編公開に合わせてポスターやロゴ、プロモ画像(撮影現場写真)も公開されましたね。

この記事では、いつもの予告編分析を行いたいと思います。例によって第一弾分析ということで映画そのものの概要も説明しておくので前置きが少し長くなってしまいます。



【概要】

・記事タイトルにもわざわざ書いたとおり、本作は「ファンタスティック・フォー:超能力ユニット」「~:銀河の危機」(2005~2007年)のシリーズとは異なる設定、世界観、キャストで作られたリブート(再起動)映画です。基になっているのはマーベルコミックの漫画作品「ファンタスティック・フォー」です。
・監督は「クロニクル」で知られるジョシュ・トランク。全米公開は8月7日。(日本公開は現時点では未定)
・今回の映画は原作コミックをかなり逸した内容になっているようです。監督のトランクはキャストに「原作コミックは読まなくていい」と指導していることからもそのコンセプトが伺えます。アメコミ映画ではないですが、デヴィッド・クローネンバーグ監督作「スキャナーズ」「ザ・フライ」といった怪奇SF映画を参考にしているらしく、この2作が“異質な超能力を持った人間同士の戦い”と“実験のミスによって肉体が変容していく人間”を描いた作品であることを踏まえると、今回の「ファンタスティック・フォー」は単純明快なヒーローアクションものというよりは、超能力を得てしまった人々がその力を制御できずに苦悩する、といった内容になると予想できます。
・とはいえ、マーベルは原作コミックの中で平行世界を多数作って作品展開しているため、今回の映画は原作コミックのメインとなる世界:アース616とは別の、アルティメット世界(アース1610)の設定を採用している部分があります。これに関しては説明するのがややこしいので、予告編分析の中で必要に応じて説明しますね。
・公式によって明らかにされているストーリーは、
“4人のアウトサイダーたちがテレポート実験により危険な異次元世界に行ってしまう。それは彼らの肉体を衝撃的に変容させる。4人はその新しい能力に困惑しながらも制御することを学び、かつての仲間が変容した悪人から地球を守るべく協力しなければならない。”
というもの。これは後でまた説明しますが、アルティメット版のコミックの設定を採用していることが伺えるあらすじです。

・現時点で明らかになっている映画の登場人物は以下の通り。(キャラ名は原作と異なる設定のものも。)
〇リード・リチャーズ:Mr.ファンタスティック (演:マイルズ・テラー)…FFのリーダーで天才科学者。身体を伸縮させられる。映画での設定は公式では明らかになっていない。
〇スーザン(スー)・ストーム:インビジブル・ウーマン (演:ケイト・マーラ)…後のリードの妻で、ジョニーの姉。透明化・バリア能力。映画での設定は不明だが、ジョニーとは実の姉弟ではない、もしくは片親違い(人種が違うため)だと考えられる。
〇ジョニー・ストーム:ヒューマントーチ (演:マイケル・B・ジョーダン)…スーの弟で、発火・飛行能力を持つ。映画版での設定不明。コミックでは白人キャラだが、本作で演じる俳優は黒人なのでかなり大胆な設定変更がなされている模様。
〇ベン・グリム:ザ・シング (演:ジェイミー・ベル)…リードの友人で、肉体そのものが岩のような材質に変化しており他の三人と違って元に戻れない。映画での設定不明だが、原作通りリードと友人らしい。
〇Dr.ドゥーム:ヴィクター・ドマシェフ (演:トビー・ケベル)…原作コミックでは、リードのライバル科学者で顔に傷を負ったことがきっかけで悪に染まる人物。本名はヴィクター・フォン・ドゥーム。今回の映画では反社会的なプログラマーで、ブロガーという設定。ネットでのハンドルネームがドゥーム(“破滅”という意味)とのこと。ドマシェフという苗字に変更された理由は分からないが、おそらくスラヴ系の苗字にすることで東欧出身(コミックではラトヴェリアという架空の国の王)という設定を固めるためだと思われる。
〇フランクリン・ストーム (演:レグ・E・キャシー)…原作ではスーとジョニーの父親で、自動車事故で妻(つまりストーム姉弟の母)が死亡、自身は酒浸りになって借金取りを殺し、刑務所に入っている。映画での設定は不明。おそらく科学に精通している模様。
〇役名不明、モールマンとの噂あり (演:ティム・ブレイク・ネルソン)…原作コミックでのモールマンは地底に住む人間で、地底怪人を操る能力を持つ古参悪役。

・本作は20世紀FOXの製作配給映画なので、同じマーベル映画シリーズ「X-MEN」との世界観共有が可能です。これに関しては情報が曖昧なので断定はできませんが、ある程度の世界観共有は図られるみたいです。しかし、もう7作も作られてしまったX-MENの映画世界にいきなりFFが入るとなると細かい問題も出てきますし、製作者の発言の中には世界観共有を否定するものもあります。なので、実際にはどうなるのか分かりません。
・1作目の公開すらされていないのに、続編「ファンタスティック・フォー2」の製作・公開が決定しています。全米公開予定日は2017年7月14日。


映画の概要説明は以上です。



【予告編】




【スクリーンショット&予告編分析】
※分析という性質上、ネタバレに繋がる場合があります。過度に気にする方はご注意ください。


?(声のみのため、キャラ名不明)「どこまで続くのだろう?」
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画像下、見づらくてすみませんが家の壁にGRIMMと書いてあります。ベン・グリムのことでしょうね。家に自分の苗字をこんなにデカく書く人はそういない気もしますが…(笑)



?「人類の計り知れない欲望―発見―発明―建造」
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部屋で凄そうな実験をしている少年たち。銅線の間に“空間の揺らぎ”のようなものが見えますね。なにかしらの強力なエネルギーが感じられます。少年たちは、おそらく左がベン・グリム、右がリード・リチャーズでしょう(眼鏡をかけているため)。

〇このシーンはアルティメット版のコミックでの描写に似ています。アルティメット版のリードは少年時代にテレポート実験装置を作り出し、それがバクスタービルディング(アルティメット世界では有能な科学者が所属する研究施設)関係者の目に留まってスカウトされます。バクスタービルで最先端の設備を手に入れたリードは装置の能力を増幅させることにします。(この続きは後で)



?「未来は我々の理想次第であり―」
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画像真ん中、リード・リチャーズ。大人になり、広い研究施設を利用できるようになっています。
画像下、スーザン(スー)・ストーム。
この2人は原作コミックのイメージに近いですね。



?「その責任は新しい世代が担っている」
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画像上、見づらいですがモニターの左下に赤い字で座標のものが書いてあり、海外ファンサイトによるとこの座標を調べると東欧の地域が出てくるそうです。登場人物紹介のところにも書きましたが、やはり東欧のラトヴェリアがドゥーム(ドマシェフ)の出身地として描かれる可能性が高いですね。
画像真ん中はベン・グリムです。野球をやっています。ジェイミー・ベルという俳優が演じているのですが、彼はどちらかというと痩せ型のイメージがあるので岩男のザ・シングに変貌するのには結構なギャップがあります。そのことについて原作ファンからはキャスティングに対する批判の声が挙がっていました。しかし映像を見る限りでは腕も太いですしある程度原作のビジュアルに寄せているのではないかと思います。
ちなみに原作コミックのベンはザ・シングになる前から屈強な肉体です。
画像下はジョニー・ストームです。車の整備をしています。演じているのはマイケル・B・ジョーダンですが、黒人なのでやはり原作コミックのファンからはイメージの面で批判されていました。人種が違うためにスーザンとの姉弟という設定も変わってくるはずなので、その面も批判される所だと思います。個人的には、やはり原作コミックありきのアメコミ映画なわけですから変更する必要のない部分は無理やり変更しないでほしかったですね。さらに言えばマイケル・B・ジョーダンはジョシュ・トランク監督作「クロニクル」にも大きい役どころで出演していたことから、監督との友情関係で再度キャスティングされたのかな、という気もします。公私混同されてはちょっと困りますね。
ただ、まだ映画本編を見たわけでもないですし、“この映画におけるベストなヒューマントーチ”を生み出してくれればそれでいいと思います。コミックの設定に執着しすぎるのも良くないですしね。



?「だが新しい大発見には―」
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宇宙服?を着てポッドに乗り込む人たち。4人以上いるので、後のファンタスティック・フォー以外のメンバーも実験に参加しているのですね。


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画像上の人物はフランクリン・ストーム。このキャラも黒人に変更されていますね。原作ではストーム姉弟の父親です。リード達が乗り込んだポッドの様子を確認しているようなので、どうやら実験の協力者みたいですね。

〇画像真ん中は最初の方のシーンにもあった“空間の揺らぎ”が発生しているので、リードが少年時代に実験していたものの拡大版を人体実験しているのかもしれません。これによって異次元にテレポートする?



?「リスクが伴い―」
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画像下、焼けただれた宇宙服のようなものを着た人物が床を這っています。これはポッドに乗り込んだメンバーのうちの誰かでしょうね。実験は失敗するようです。

〇アルティメット版コミックの説明の続きですが、テレポート装置を改良したリードはベンやストーム姉弟を仲間に入れて実験を進めます。後にバクスタービルの同僚であるヴィクター(後のドゥーム)も参加するのですが、彼が装置のプログラムを変えてしまっていたので実験の際に装置が誤作動、5人はN-ZONE(正史世界でのネガティヴ・ゾーン)にテレポートしてしまい、そこの放射線の影響で5人とも肉体変容・超能力を身に付けます。
おそらくこの流れに近い展開が今回の映画では再現されるのではないかと思います。




?「犠牲や―」
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飛行機は予告編の最後にまた出てくるので、映画の中ではある程度重要な役割がありそうです。
画像真ん中はリードです。
画像下は岩の塊のように見えますが、おそらくザ・シングに変貌したベン・グリムでしょう。



?「重大な結果をもたらすのだ」
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スーがジョニーを抱いて悲しんでいます。おそらくこのロケーションは後でも出てくる異次元世界だと思われます。空の色や地表が少し普通ではないですからね。
画像真ん中と下はコスチュームを着たジョニーです。倒れている人を見つけて発火(フレイム・オン)していますね。



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画像真ん中は異次元世界にテレポートしてしまった4人でしょう。ネットを見る限りでは映画「インターステラー」っぽいとの感想をよく目にしますね。個人的には「プロメテウス」にも似ている気がします。
画像下の左側の人物はおそらくDr.ドゥームだと思います。後ろ姿なので断定はできませんが、顔の部分が金属質のようなので、光の反射が見られます。また、ただ歩いているだけなのに前にいる機動隊が倒されているのも、おそらくドゥームが超能力を使っているからでしょう。



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画像上はジョニー。異次元世界で混乱しているシーンのようです。
画像真ん中はジョニー=ヒューマントーチとスーザン=インビジブル・ウーマンの超能力バトルに見えます。仲間割れでしょうか、もしくは能力に混乱しているのかもしれません。
画像下はリードの能力発揮場面です。腕が異常に伸びています。ロケーション的に異次元世界みたいなので、ここではダメージを受けている人とそうでない人がいるみたいです。リードは地面に寝た状態ですし、ジョニーもスーザンに抱かれていましたからね。



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ロゴ




?「来るものに備えるんだ」
リード「何が来る?」
?「“答え”だ」
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画像上の診察台に寝ている人物はおそらくDr.ドゥームです。宇宙服を着ているようですが顔の部分が鈍い金属のような質感なので、なんらかの理由で彼も肉体変化・超能力獲得をするようです。

〇アルティメット版コミックのドゥームは放射線の影響で身体が有機金属に変容します。
映画の前シリーズ1作目「ファンタスティック・フォー:超能力ユニット」でのドゥームも身体そのものが金属化していましたね。
〇これはネタバレになるので画像は貼れませんが、今回の映画のDr.ドゥームは撮影現場でのスパイフォトでその姿がリークされています。気になる人は調べてみてください。

画像下はファンタスティック・フォーが光の柱を見上げているシーンです。ベンはもうザ・シングの姿になっています。この光の柱の中には先ほど取り上げた飛行機が確認できるため、これは地球と異次元世界をリンクさせる物なのかもしれませんね。




以上で今回の予告編分析は終わりです。
正史世界を描くコミックとは異なり、アルティメット版の設定を採用していることが読み取れましたね。監督は特定のコミックエピソードを取り上げずに本作を作っているそうですが、コミックそのものを無視しているわけではないらしいのでコミックファンもある程度納得できる仕上がりになっているはずです。
ビジュアル的にはかなり現実的なアプローチが図られているのか、FFは黒を基調とした全身スーツを着ているみたいです。それもユニフォームのようにデザインが共通しているわけではなく、それぞれが独自のものを着ているようですね。
FFの4人は公式あらすじにもある通り異次元世界にテレポートした影響で超能力を得るようですが、悪役となるドゥームがどのようにして超人になるのか気になります。
ストーリーは表面的な所しか分からず、まだ謎の多い映画ですが予告編が公開されてから徐々に情報が発信されるようになってきたので続報が楽しみです。
ジョシュ・トランク監督の「クロニクル」はアメコミ映画ではないですが、主観映像を駆使した斬新な映像と、超能力(物を念力で操る)を身に付けた高校生3人組の内の一人が道を踏み外して暴走する作品です。個人的には好きな映画なのでリブート版ファンタスティック・フォーの予習作として見ておくとイメージが湧きやすいと思います。

リブート版「ファンタスティック・フォー」はアメリカでは今年8月、日本公開は現時点では未定です。



(次の記事は少し書いて用意してあるのですが、映画の事ではなく原作コミックについての内容になっています。そのうち投稿すると思います。)


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