「デッドプール」映画化記念特集


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公式ロゴ。


更新が滞っていました。アメコミ映画情報局です。

今回は、数年越しのプロジェクトでやっと製作が実現した映画「デッドプール」の紹介です。
この映画は現在制作中ですが、本来は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009年)に登場したキャラ、デッドプールのスピンオフとして製作される予定でした。しかし、なんだかんだで企画が暗礁に乗り上げ、一時は白紙になっていた時期もありました。
そんな中、ティム・ミラーなる人物が主演のライアン・レイノルズと共に2012年にテストフッテージ映像を自作。それは当時、なにかのイベントでは上映されたらしいのですが、長らく封印されていました。
そしてついに2014年、そのテストフッテージがネット上にリーク(流出)、それがファンに絶賛されたことを受けて製作会社ブラー(ミラーが所属)が後日、公式にフッテージを公開したことでさらに多くのネットユーザーの目に触れることとなり、その評判がX-MEN映画製作の大元である20世紀FOXにまで届き、最終的には映画デッドプールの製作決定・2016年2月の全米公開が決定するに至りました。

まぁとにかく、製作は難航していましたがようやくちゃんとスタートしたわけですね。
ファンの多いキャラクターだけにこれは嬉しい事だと思います。



【映画概要】

・2016年2月12日全米公開。
・監督はティム・ミラー。映像製作会社ブラーに所属していたらしく、ブラーでの仕事としては「マイティ・ソー:ダークワールド」の冒頭のアスガーディアンvsダークエルフのバトルシークエンスをCGで作り上げたことで知られます。つまりCG映像製作のプロだと言えますね。
・主演はライアン・レイノルズ。映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でウェイド・ウィルソン/ウェポンXI(デッドプール)を演じて以来、数年間にわたりプロジェクトに関わってきました。
・本作は映画「X-MEN」シリーズ(2000年~)と世界観を同じくします。つまりX-MENシリーズからのスピンオフという形になりますね。ただし先の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」での設定は無視されているらしく、誕生秘話などは本作から新しく語られるようです。(シリーズ物なのに設定を無視できる理由として、「X-MEN:フューチャー&パスト」(2014年)での出来事が関係していると思います)
・主な登場キャラクターは以下の通り。
○デッドプール
○ヴァネッサ/コピーキャット
○コロッサス
○エンジェル・ダスト
○アジャックス(エイジャックス)
○ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
○ウィーゼル

・コミックでのデッドプールの生みの親であるロブ・ライフェルドいわく、「本作のデッドプールは『アイアンマン』シリーズでのロバート・ダウニーJr.のように、ライアン・レイノルズ無しでは考えられない、というくらいのハマり役」。
・ライアン・レイノルズは「今回はコミックの設定に忠実にできる監督と脚本家を揃え、ファンの期待に応えられる製作体制を敷いているんだ」とインタビューで語っています。
・本作は年齢制限がかけられる前提で製作が進められています。アメリカでは“R指定”です。おそらく日本ではR-15+指定(15歳未満鑑賞不可)になると思います。デッドプールは敵を殺害することも厭わないキャラのため、コミックの残酷暴力描写を再現するためにこのような設定にしたそうです。個人的には、妥協無しの姿勢で取り組んでいて良いと思います。ただし興行的には大幅なダメージを受けるデメリットもあります。
・気になるウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンの出演に関してですが、本人は「受け入れられるだけの余地はある」と、やる気がある様子。ただしスケジュールの都合で現段階では製作に参加できていないらしいです。別撮りでもカメオでもいいのでなんとか出演してほしいところですね。


【登場人物紹介】

※撮影現場からのスパイ・フォトなので、一種のネタバレになる可能性あり。過度に気にする方はご注意を。


●デッドプール

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撮影現場にて。

コミックでの設定・能力
・本名はウェイド・ウィンストン・ウィルソン。若い頃は普通の人間で、軍の特殊部隊にいた。しかし末期のガンに犯され、余命いくばくもないためにカナダの極秘機関によるウェポンX(ウルヴァリンがアダマンチウムの骨格を手に入れる実験)から派生した実験に参加、ウルヴァリンのヒーリングファクター(超人的治癒)能力を移植される。そのおかげでガンは治るが、度重なる悲惨な人体実験の影響で精神に異常をきたし、生死もさまようがヒーリングファクターの覚醒によって復活、実験施設の人間達を皆殺しにして脱出する。全身の肌がただれ精神も狂ってしまっていたが、持ち前の身体能力と精神異常で傭兵になることを決意。金で雇われる“おしゃべり傭兵”となったのだった…
・元々軍で訓練していたため、あらゆる武器を使いこなす。高度な暗殺術も持つ。
・後天的に身に付けたヒーリングファクターによる驚異的な治癒能力。大ダメージを負ってもまず死ぬことはない。また、死を司るコズミックビーイング(マーベルコミックにおける宇宙神のような存在)デスとなぜか相思相愛であり、デスに異様な恋心を抱く宇宙の暴君サノスによって不死の呪いをかけられている時期は不死身だったこともある。
・第四の壁の破壊。第四の壁とは演劇用語で、舞台の左右、後ろの壁以外に俳優と観客の間にあるフィクション上の見えない壁があり、俳優のいる舞台の世界とそれを見ている観客の世界には隔たりがあるわけだが、デッドプールはそのフィクション上の壁を取り払うことが出来る。つまり、コミックのキャラクターである彼はその設定を理解しているため、コミックの読者がいることを認識しており、読者に話しかけたり作者に文句を言ったりすることが出来るのである。そのため、デッドプールはコミック内でマーベルコミック作品を読み、例えば今月のスパイダーマンがどんな目に遭っているのか、チェックしていたりする。(デッドプールが「先月号のキャップは酷い目に遭ってたなww」などと発言しても周囲の人物たちは「?」であり、精神異常の一つだと思ってスルーしている)
・精神異常。人格が少なくとも3つあり、一種の多重人格者である。ただしメインとなる人格は固定で、残りの2つの人格はメイン人格にツッコミを入れたりするだけで表に出てくることはない。コミックでは各人格がフキダシの色で区別される。
・テレポート能力。ある時期、仲間のケーブル(未来人のミュータントで、強力なサイコキネシスを扱う)と体を共有していたことがあり、分離した後もケーブルのテレポート能力を有していたことがある。
・おしゃべり。とにかく下らないことを常に話し続けている。
・日本に来て相撲部屋に入門、“チヨノサケ”という四股名を貰ったことがある。
・傭兵(殺し屋)稼業のため、正統派のヒーローたちには避けられているが、本人的にはヒーローに憧れているため熱烈なアプローチを行う場合が多い。X-MEN入りしたいがために自作コスチュームを作ったり、スパイダーマンをヒーローの先輩と慕ってウザ絡みしたりするのがその例である。
・女性にモテる。
・おおまかなデザインや設定の基はDCコミックの人気キャラ、デスストローク。デスストロークは実験で身体を強化した傭兵で、本名はスレイド・ウィルソン。デッドプール=ウェイド・ウィルソンはこの苗字をパクって付けた名前。






●アジャックス(エイジャックス)Ajax

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・コミックではデッドプールと同じ人体実験を生き抜いた人物。
・映画で演じているのはエド・スクレイン。
・映画ではおそらく悪役。





●コピーキャット:ヴァネッサ

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・コミックではミスティークと同じ変身能力を持つミュータントで、デッドプールの元恋人。
・演じるのはモリーナ・バッカリン。コピーキャットは薄い青色の肌をしているが、撮影現場写真ではその姿は見られなかった。





●コロッサス

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・コミックはもちろん、X-MENの映画シリーズにも何度か登場している人気キャラで、身体を生体金属に変換して怪力を発揮するミュータント。今回の映画では今まで演じていたダニエル・クドモアは出演せず、他の俳優が演じている。
・写真では、CG合成の目安にするためのボールが俳優の頭に取り付けられている。





●ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド

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・テレパシー、予知能力を持つ女性ミュータント。
・演じるのはブリアナ・ヒルデブランド。




●エンジェル・ダスト
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・コミックでは自分のアドレナリンを操って怪力などを発揮する女ミュータント。
・演じるのは格闘家で女優のジーナ・カラーノ。


●ウィーゼル

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・人間。天才的頭脳を持つがデッドプールにこき使われている。
・演じているのはTJミラー。




◎登場キャラがマイナーなのは、おそらくX-MEN映画シリーズのメインラインに迷惑をかけないためだと思われます。安易に人気有名キャラを登場させてしまうと、世界観の整合性が取れなくなったりしますからね。
その例として「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」ではガンビットやセイバートゥース、デッドプールなどの人気キャラが登場しましたが、各キャラの持ち味がちゃんと描けていなかったように感じます。また、その後の再登場も難しくなってしまいました。
一方「ウルヴァリン:SAMURAI」ではミュータントキャラをウルヴァリンとヴァイパーだけに搾ることで他作品にほとんど影響を与えず、スピンオフでありながらメインラインとのちょうど良い距離感を作り出せていたと思います。




【フッテージ映像】

数年前に製作されたデッドプールのテストフッテージ映像が現在、YouTubeで視聴可能になっています。非公式ですが日本語字幕付きのバージョンも上がっていたので載せておきます。



・このフッテージ映像は実写ではなく、ライアン・レイノルズの演技をモーションキャプチャーで読み取って作ったCG作品です。監督はティム・ミラーです。
・デッドプールが冒頭で聴いている曲はグウェン・ステファニの“Hollaback Girl”。
・タイトルロゴとともに流れる曲はJuice Newton の“Angel of the Morning”。






…今回の記事はこれで以上です。
久しぶりの更新となりましたが、なかなか時間が取れず苦労しているところです。

DC映画界隈のこともちゃんと取り上げたいと思っているのですが…(苦笑)



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