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「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」鑑賞後の解説:ネタバレ含む


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この記事は映画「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」のネタバレ解説です。
解説とはいえ、一人のファンとしてコミックのエピソードやキャラ設定、劇中の描写に対する個人的な解釈&予想を書いているだけなので、内容が必ずしも正確とは限らない場合があるのでご了承ください。

記事内容の性質上ネタバレのオンパレードなので、映画を未見の方はご注意ください。




【登場キャラ】

アイアンマン:トニー・スターク
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本作では“マーク46”アーマーのみを着用する。複数のタイプが登場しないのはシリーズ初である。
全身の各部に小型のリアクターが付いているが、胸以外のものはマイナスネジの頭のような形をしており、発光しているのはスリットになっている部分のみである。複数のリアクターがアーマーの性能を増幅させているらしい。しかし劇中の描写では特に目新しい機能はない上にパワー的にもこれまでとあまり変わらないように見えた。
現在、トニーはペッパーと距離を置いている。「アイアンマン3」でアーマーをほぼ全て破棄したあとも結局アイアンマンとして活動していたことが原因らしい。
本作で母親との思い出が披露される。トニーが弾きもしないピアノを自宅に置き続けている理由が判明した。



キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース
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・本作冒頭では、AoUのラストで組織したニューアベンジャーズを率いて悪と戦っていた。
・コスチュームは「~ウィンターソルジャー」に登場したストライクスーツに似ているが、細部や配色は異なる。AoUで使っていた磁気で盾を呼び戻す装備は無くなっていた。


ウィンターソルジャー:バッキー・バーンズ
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・「~ウィンターソルジャー」以降、棲みかを転々とする逃亡生活を送っていた。
本作では記憶を取り戻しているが、ある特定の単語の羅列によって暗殺者としての人格が表面に出てくることが判明。
・ウィンターソルジャー時代、トニーの両親の暗殺を実行した。
・実は彼以外にもウィンターソルジャーが5人もいたことが明かされる。



ブラックウィドウ:ナターシャ・ロマノフ
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・本作ではアベンジャーズ存続のため、ソコヴィア協定に賛成する。
・しかしやはりキャップとの友情は厚く、空港でのバトルでは彼やバッキーを逃がすために協力する。
・かつてのミステリアスで無感情なエージェントというイメージから、チームやメンバーのことを考えフォローする包容力を持ったキャラに変化しつつある。



ファルコン:サム・ウィルソン
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・これでMCU作品登場回数4回目となるので結構な出演頻度である。
・本作では機械翼を折り曲げられるようになっており、身体を覆う形にして盾としても使っていた。
・ジェットパック中央部から独立したユニット(ドローン)“レッドウィング”を射出することも可能になっており、情報収集や奇襲などに利用している。
・アイアンマン陣営に敗北後はラフトに収容されていたが、他のヒーロー達と共にキャップの助けを得て脱獄する模様。
・レッドウィングはコミックでは機械ではなく本物の生きた鳥で、テレパシーで鳥とコミュニケーションのとれるファルコンの相棒として活躍する。
・映画版ではリアリティーのためか、機械仕掛けのドローンという設定になっている。



スカーレットウィッチ:ワンダ・マキシモフ
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・ニューアベンジャーズのメンバーとして活動。能力が未知なうえに強力なため、ソコヴィア協定が登場してからは自宅に監禁状態にされる。
・ラゴスでクロスボーンズの起動した爆弾を防ぎきれず被害を出したことに責任を感じていたが、そのわりに空港戦ではやたら車を投げ飛ばしたりしてさらなる被害を出していた。



ホークアイ:クリント・バートン
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・AoUのラストでヒーローを引退していたが、キャップ陣営に加勢するため復帰する。
・自分をかばって死亡したクイックシルバーのこともあり、残されたスカーレットウィッチ=ワンダの保護者的な立ち位置でもある。
・本作ではまた新しいデザインのコスチュームを着ている。今までのものよりさらに射手らしい装備になっている。
・弓は接近戦用に変形できる物を使用。
・コミックでも有名な、“小さくなったアントマンを矢じりに乗せる”というコンビネーション技を披露した。
・後半、アイアンマン陣営に敗北してラフトに収容されてしまうが、後にキャップに助け出してもらった模様。



アントマン(2代目):スコット・ラング
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・自身のソロ映画「アントマン」に引き続き登場。ファルコンと面識があることから、キャップ陣営にスカウトされる。
・本作ではコスチュームデザインが新しくなっている(ハワード・スタークを敵視しているピム博士が対アイアンマン用としてリデザインしたものか…?)。
・縮小能力を逆転させて巨大化する能力を身に付けており、“ジャイアントマン”として大暴れした。
・小さくなったら力が凝縮されるのでパワーアップするという設定だったが、大きくなってもパワーアップしているのはなぜだろうか…。

コミック設定
・コミックでもアントマンはジャイアントマンとして活動していた時期がある。巨大化能力は濫用しすぎると細胞に負荷がかかり一定期間元のサイズに戻れなくなるペナルティがあるので、能力を使いすぎると巨人状態での生活を強いられることになる。
・コミックではアントマンのコスチュームのまま巨大化することはなく、ジャイアントマン用のデザインのコスチュームが別に用意されている。



ウォーマシン:ジェームズ・ローディ・ローズ
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・トニーと考えを同じくし、そもそも軍人として政府寄りの考えを持つローディは協定に賛成する。
・ウォーマシンアーマーの型はマーク3。右胸にAoUのときに倒した量産型ウルトロンの数をマーキングしている。
・空港戦のラストでヴィジョンの放ったビームを誤って食らってしまいリアクターを損傷。そのまま行動不能になり墜落。後遺症として下半身に麻痺が残ってしまった。トニーのサポートを受け、アーマータイプの歩行補助具を付けてリハビリしていた。
・コミックでは一時期サイボーグ化していたこともある。


ヴィジョン
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・アベンジャーズAoUで誕生するも、まだ自分のアイデンティティーを上手く掴めていない様子だった。
・分子密度を変えて物体を透過する能力をさらに使いこなせるようになっており、ホークアイを圧倒したほかジャイアントマンの体勢を崩させるほどの強力な体当たりを披露した。



クロスボーンズ:ブロック・ラムロウ
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・「~ウィンターソルジャー」でSHIELDストライクチームに在籍しつつ実はヒドラの戦闘員だったラムロウだが、「~ウィンターソルジャー」のラストで倒壊するビルに飲み込まれて重傷を負っていた。
・本作では傷を隠すためか戦闘服にフルフェイスマスク姿で登場。仲間を引き連れて生物兵器を盗み出す犯行に及ぶ。
・ブラックウィドウに電撃を食らわされた際、「今の俺にそんなものは効かねぇ」と発言していたことから、なんらかの身体的強化を施されている模様。
・両腕に取り付けたガントレットを使ってキャップと交戦するが敗北、持っていた爆弾を起動させて道連れにしようとするもスカーレットウィッチの念動力で封じ込まれた。しかしスカーレットウィッチが爆風を抑えきれずラムロウごと爆弾を上空に飛ばして被害を減らそうとした結果、近くのビルのフロアが破壊されることになってしまった。ラムロウは死亡したが、周囲を巻き添えにしてしまったヒーローたちはその責任を問われることとなる。

原作設定
・コミックでは主に現代に蘇ったレッドスカルの手下であり、クロスした骨の紋章とドクロマークのマスクを身に着けている大男。
・傭兵であり、ヒドラ党員というわけではない。



ヘルムート・ジモ
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映画設定
・ソコヴィアの軍人。AoUのソコヴィア戦で家族を失い、復讐のためにかつてのウィンターソルジャー計画の情報収集を行ったうえでトニー、キャップ、バッキーを戦わせ、破滅させる陰謀を画策した。
・ラストは逮捕されるが、意味深な発言もしており単なる復讐が目的ではない可能性がある。

コミック設定
バロン・ハインリッヒ・ジーモ=バロン・ジーモとして知られる。映画版とは設定が全く異なる。元は第二次世界大戦中に活動していたナチスのメンバーであり、科学技術を使って超強力な接着剤を開発。しかしその接着剤のせいで被っていた覆面が取れなくなるというアクシデントに見舞われ、紫色の覆面が彼のトレードマークになってしまう。
主にキャップの宿敵であり、大戦中にバッキーを爆殺(知っての通り実は死んでいない)し、キャップを氷漬けにして行動不能にした張本人。戦後はやはり生き残っており、現代では息子(本名:ヘルムート)も登場するなどレッドスカル並みのしつこさでキャップと戦い続けている。



シャロン・カーター
・元SHIELDのエージェント。エージェント13。本作では共同対策本部に所属している。
・スティーブの恋人ペギーの姪だということが判明する。
・キャップたちを陰でサポートする。

エヴェレット・ロス
・対テロ共同対策本部副司令官。ウィーン爆破テロの容疑者としてバッキーを逮捕、捜査の妨害をしたとしてキャップとファルコンの装備を没収する。

サディアス・サンダーボルト・ロス
・映画「インクレディブル・ハルク」以来8年ぶりの再登場。演じているのも「~ハルク」同様ウィリアム・ハート。
・本作ではアメリカ国務長官になっている。
・ソコヴィア協定をアベンジャーズに提示する、ソーやバナー(ハルク)を“歩く核爆弾”と表現するなど、やはり超人に対する屈折した考え方を持ち続けている様子。



ブラックパンサー:ティチャラ
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映画設定
(架空の国)ワカンダの王子/王として登場。
ブラックパンサーのボディスーツはワカンダの戦士を表現したものであるらしい。代々受け継がれていくものという説明があったが、デザインは常に一定なのか受け継いだ人の体格や時代に合わせた素材を使って特注するのかは不明。ティチャラが着ているものはヴィブラニウム製。防弾仕様になっており、大口径の銃弾や爆弾を受けてももろともしない。高所からの着地も可能にするなど、振動を吸収する性質のヴィブラニウムを活かした戦闘服となっている。また、メカニズムは不明だが両手の爪は自動的に収納・展開できるようになっており、刃物としての切れ味は抜群である。戦闘方法としてはもっぱら格闘術のみであり、武器は一切使わない。名前の通りクロヒョウの動きを模した鍛え上げた肉体を駆使したものとなっている。
首から爪先までは柔軟性のあるタイツ風のボディスーツであり、運動性に富む彼のアクションに干渉しないような素材感になっている。首から上のみ硬いヘルメットで防御力を高めているが、着脱は容易。全身に民族模様というかトライバルのようなものが彫られており、よく見ると複雑で立体的な質感となっている。
父で国王のティチャカがテロに遭って死亡してからは王に就任し、一部の者から陛下と呼ばれている。

コミック設定
アフリカの架空の国、ワカンダの王。黒人。ブラックパンサーの名はワカンダ王に与えられる尊称。
漆黒のボディスーツにはワカンダでのみ産出される希少金属ヴィブラニウム製のメッシュスーツが内蔵されており、金属なのに柔軟性があるという設定になっている。機能的には映画版と同じ。コミックではブーツに仕込んだヴィブラニウムの力で足音を完全に消す・壁を登る・水面に浮くことも可能。
肉体的には常人だが、神秘的なハーブの効果によって身体能力を強化している。
武器はほぼ使うことはないが、レーザー発射装置を携帯していることがある。また、コスチュームとしてマントを着けていることもある。
首飾りなどの装飾品はコミックでは金色をしていることが多い。一時期X-MENのストームと結婚していた。
戦闘方法はもっぱら格闘術である。



スパイダーマン:ピーター・パーカー
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映画設定
すでに素人ヒーローとして活動を始めており、世間からある程度の認知を受けている存在(「アントマン」でも言及されていた)。
素人ヒーローとしてのスパイダーコスチュームは赤いパーカーのようなものを着て、黒いゴーグルを付けたもの。
暴走車を止める、ウィンターソルジャーのサイバネティックアームによるパンチを片手で止めるなど、腕力はかなりのものである。
原作コミック同様ウェブ(クモ糸)発射能力はなく、自ら開発したウェブシューターを使ってウェブアクションを行う。
トニーに作ってもらったスパイダースーツにはマスクの目の部分に“絞り”のような機能が付いており、ピーターが発言していた通りあえて視界を悪くすることで感覚を研ぎ澄ませることができるようになっている(と思われる)。もしくはなんらかの視覚的補助が付いているのかもしれない?(アイアンマンのHUD的な)。
本作ではオリジン(誕生秘話)は語られなかった。MCUの方針としてはすでによく知られたスパイダーマンのオリジンはあえて描かず、最初からスパイダーパワーを持ち、その力の責任感も備えた15歳の少年として設定している。
2017年7月には単独主演映画「スパイダーマン:ホームカミング(原題)」が全米・日本公開決定。キャストはトム・ホランドの他、引き続きロバート・ダウニーJr.がトニー役として登場するなどクロスオーバーの強みを活かした内容になりそうな予感。監督はジョン・ワッツ。

コミック設定
特殊なクモに噛まれた高校生が超人的な能力を得たことで“力の責任”を学んでいくヒーローもの。ファンの人気が高く、同時に複数のコミックシリーズを展開されるなど多忙なキャラ。大規模クロスオーバーエピソードではたいていキーマンとなる役割を与えられることが多い。30~40歳代くらいの大人のヒーローが多い中、若者で冗談好き、他のヒーロー達と絡ませやすいというキャラ性質上、登場頻度は高め。
映画「スパイダーマン」(02~07年)3部作の大ヒットによってコミックファン以外にも広く認知される存在となり、続く新シリーズ「アメイジング・スパイダーマン」(12~14年)も2作作られた。




【用語解説】

ヴィブラニウム
(架空の)希少金属で、振動を吸収する特殊な性質があるため防御性に優れる。軽重量。
主にキャプテン・アメリカの使用する盾の材質として有名。

ワカンダ
アフリカにあるという設定の国。存在自体は「アイアンマン2」のラストで地図上にそれらしきものが写っている。他にもAoUで闇の武器商人クロウがワカンダから入手したヴィブラニウムをウルトロンに売るなど、小ネタ的に示されてきた。
コミックでは希少金属ヴィブラニウムを産出するということから経済的には豊かで、テクノロジーも高度に発達している。映画でも冷凍睡眠装置を備えているなど、技術的には最先端のものを備えているらしい。

ラフト刑務所
映画設定
海中に建てられた刑務所。出入りするには建物自体を海面に露出させる必要がある。性質上、超能力やそれに匹敵する装備を持つ人物を収容するためのもの。映画後半でアイアンマンチームに破れたキャップチームメンバー(スカーレットウィッチ、ホークアイ、ファルコン、アントマン)が監禁される。
コミック設定
ロケーションは映画版と同じ。設定としては超人などを収容する刑務所という点は映画版と同じだが、コミックではもっぱらスーパーヴィランを収容している。コミック「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」ではスーパーヴィランのエレクトロが起こした強力な雷によって囚人が多数逃げ出し、ヒーローたちが事態の収拾に駆り出されることとなった。



【小ネタ】

・映画序盤の若いトニー・スタークは、現在のロバート・ダウニーJr.が演技したものをCGで加工して若返らせている。「アントマン」でピム役のマイケル・ダグラスが若返った技術と一緒。

・トニーは本作でも“常に命を狙われている”という意識を持っているためか、腕時計から変形するグローブ状のアーマーを装備している。

・クリス・エヴァンスは、バッキーの乗るヘリを素手で掴んで地上に引き戻そうとするシーンで、服を脱いで上半身裸で演じたいと提案していたが周りから止められた。

・本作には「アントマン」のエンドクレジット後の映像がそのまま使用されている。

・ピーター・パーカー初登場シーン、エンドクレジットで流れていた曲はalt-Jの“Left Hand Free”。

・ロバート・ダウニーJr.とメイ伯母さん役のマリサ・トメイはかつて付き合っていた。本作の共演シーンはその事をいじったネタでもある。

・スパイダーマンがアイアンマンに勧誘されてチーム入りするのは原作コミックと同じ。(コミックではさらに親密で、トニーはピーターにアイアンスパイダーと呼ばれる金属製ハイテクスーツをプレゼントしている。)

・スパイダーマンがジャイアントマンの脚にウェブを巻き付けながら「超古い映画見たことある?『帝国の逆襲』っての」という台詞は「スターウォーズ:帝国の逆襲」のことを指している。

・クライマックス、ウィンターソルジャーにミサイルを撃とうとしたアイアンマンが「照準器が壊れたか。目測でやる」などと言っていたが、これに似た台詞を映画「アイアンマン」の悪役オバディア・ステイン=アイアンモンガーも言っていた。

・クライマックス、キャップにボコボコにされているアイアンマンがサポートAI(フライデー)にキャップの攻撃パターンを分析させて反撃したが、原作コミック「シビルウォー」でも似たような方法でキャップを圧倒している。

・クライマックス、アイアンマンにボコボコにされたキャップが拳を構えながら「まだまだやれるさ」と言い放つシーンは映画「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」にて路地で虐められていた時にいじめっ子に言った台詞と同じ。

・マーベルキャラを多数生み出したコミック原作者のスタン・リーは、本作ではキャップがトニーに送った小包を配達する役でカメオ出演している。

・ブラックパンサー:ティチャラ役のチャドウィック・ボーズマンは、5作品のMCU映画出演契約をしている。





【オマケ映像について】

オマケ映像1
記憶を取り戻したバッキーだが、本編にもあったように一連の単語を聞かされることによって強制的に暗殺者としての人格が表に出てきてしまう後遺症を恐れ、そのマインドコントロールを除去する手段が見つかるまで冷凍睡眠に入ることを決意する。冷凍睡眠中はティチャラの協力を得てワカンダの秘密施設に匿われている。

オマケ映像2
・部屋で手首にスターク製のウェブシューターを付けているピーター。ウェブシューターから赤い光線が出て不思議に思っていたらメイ伯母さんが部屋に入ってきたため、怪我(実際にはシビルウォーで負ったものだが、喧嘩でパンチを食らったということにしている)を冷やすふりをしてシューターと光線を隠す。伯母さんが去ったあと光線を天井に映し出すと、スパイダーマンの顔を模したシグナルであることが判明する。
・これはコミックでスパイダーマンがたまに使う“スパイダーシグナル”である。悪党の目の前に投影することでスパイダーマンの存在を事前にアピールすることができるが、それ以上の機能は特にない。
・しかし映画では円形のシグナルの縁に小さなアイコンがたくさん並んでいたため、なにかしら操作することで実用的な機能があるのかもしれない。



【感想】

・原作コミックで一大クロスオーバーイベントだった「シビル・ウォー」を上手くMCUの設定に落とし込んだ点は見事だと思った。
・~ウィンターソルジャーに引き続き、難しいテーマを主軸に置きながらキャップ側、アイアンマン側双方に正しい点、間違っている点をバランスよく配置し、あえて結論を出さないことで観客達に議論の余地を与えるという作り方になっているのは作品に単なる娯楽性以上の価値を与えたと思う。
・新キャラのスパイダーマン、ブラックパンサーをデビューさせ、かつ魅力的に仕上がっていたのは見事。
・監督のルッソ兄弟は映画公開前のインタビューなどで本作を「アベンジャーズ2.5ではなくあくまでキャプテンアメリカの3作目」と説明していたが、個人的に本編を見た印象ではキャップ3というよりアベンジャーズAoUの後日譚(つまりアベンジャーズ2.5)という印象が否めなかった。今回の事件の発端となる協定名が“ソコヴィア協定”だったのもAoUの続きに感じてしまう原因のひとつだと思った。NY決戦やワシントンDCヒドラ壊滅事件もひっくるめた協定ならコミックのように“超人登録法”という名称にした方が分かりやすいし、街に被害を出すのはアベンジャーズだけでなくヴィランも含まれるので、協定の対象がアベンジャーズのみなのも変だと思った。スーパーヴィランを取り締まれば自ずとアベンジャーズの出番もなくなるわけなので、ヴィランを撲滅する方が先ではないかと思う。
・終盤はトニーVSキャップ&バッキーの個人的な感情によるバトルになってしまっていたので、協定もシビルウォーも関係なくね?と思ってしまった。




【続編】

・本作の直接的な続編は現時点では企画されていない。一応、これでキャプテン・アメリカを主人公としたシリーズは完結となる。
・今後のMCU作品はある程度の独立性を保ちつつも、よりクロスオーバー色を強めていく模様。例えば「スパイダーマン:ホームカミング」にはトニー・スタークが登場することが決まっているし、「ブラックパンサー」はシビルウォー直後から物語がスタートするらしい。
・もはやMCUは一作ずつ作品を理解、評価していくのは困難になっている“一見さんお断り状態”になっているわけなので、古くからのファンはより複雑に絡み合う世界観を楽しむことができる反面、これからMCUに興味を持つ人たちは新作を見るに当たって大量の過去作を遡って見ないといけないという問題が出てきている。今まで作品数が少なかったので特に表面化してこなかったが、最近になって客層の広がりが鈍くなっている感は否めない。



【MCU今後のラインナップ】

[2016年]
「ドクター・ストレンジ」日本公開12月予定

[2017年]
「Guardians of the Galaxy Vol. 2」全米公開5月5日
「Spider-Man: Homecoming」日本公開7月
「Thor: Ragnarok」全米公開11月3日

[2018年]
「Black Panther」全米公開2月16日
「Avengers: Infinity War – Part 1」全米公開5月4日
「Ant-Man and the Wasp」全米公開7月6日

[2019年]
「Captain Marvel」全米公開3月8日
「Avengers: Infinity War – Part 2」全米公開5月3日

[企画休止]
「Inhumans」



【原作コミック】

本作の主な元ネタコミックは、タイトルそのまんま『シビル・ウォー』。日本語翻訳版がヴィレッジブックスにより刊行されている。タイイン(サブエピソードみたいなもの)もたくさん翻訳されているので合わせて読んでみることが可能。




…今回の記事は以上です。
映画の公開からだいぶ経ってしまいましたが、BvSのときよりは早く投稿できたかと思います。
本作はフェーズ3のスタート作なわけですが、良い出だしになったのではないでしょうか。監督のルッソ兄弟はジョス・ウェドンに変わって「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」を撮る予定ですが、この「シビルウォー」で見せた多数のヒーローが入り乱れる戦闘シーンや各キャラの内面描写の上手さなどからして十分に期待できると感じました。


次回の記事は「デッドプール」です。
すでに見ましたが最高でした。





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Author:amecomimovienews
アメコミ映画や、それに関連するアメコミ情報を発信するブログです。

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